野菜には様々な種類がありますが、皆さんはひとつひとつの保存期間ってどれくらいあるかが大体予想できますか?
料理に慣れてくるとこの食材は腐りやすい、これは腐りにくい、とすぐにわかるようになるのですが一人暮らしをはじめたてのころって料理に慣れていないのでなかなか判断が難しいですよね。
そこで今回の記事では、
- 日持ちが長い野菜
- 日持ちが短い野菜
- 一人暮らしにおススメの野菜
- 日持ちが短い野菜の買い方・保存方法
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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野菜はものによって保存できる期間がさまざま!
たくさんの種類の食材を毎日使って料理を作るだけでもとても労力が要りますが、食材は使うだけでなく「保存できる期間」にも注意を払わなければなりませんよね。
とくに一人暮らしや小食の人の場合、野菜を丸ごと購入すると一回で使い切ることができないので複数回に分けて使う必要があります。せっかく自炊をして食費を浮かせようとしているのですが、食べきれずに腐らせてしまったら元も子もないですよね。
では次は野菜別にどれくらい保存できるのかについて、一覧を作ってみたので参考にしてみてくださいね。
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一目でわかる野菜の日持ち
<日持ちが長めな野菜・果物>
- じゃがいも:冷蔵で6カ月
- かぼちゃ:常温冷暗所で3カ月
- 玉ねぎ:常温冷暗所で2カ月
- さつまいも:野菜室で2カ月
- 白菜:冷蔵庫で2カ月
- ごぼう:野菜室で2カ月
- りんご:冷暗所で2カ月
<そこそこ長持ちな野菜・果物>
- ピーマン:野菜室で3週間
- にんじん:冷蔵庫で2~3週間
- キャベツ:冷凍庫で2週間
- 柑橘類:常温でギリギリ1カ月
- 柿:常温で2週間
<1週間以内に傷む野菜・果物>
- なす
- ニラ
- オクラ
- レタス
- きゅうり
- トウモロコシ
- キノコ
- さやいんげん
- ほうれんそう・小松菜などの葉物野菜
- かぶ
- だいこん
- カット野菜
- バナナ
- みかん
- いちご
- もも
- 梨
- ぶどう
- スイカ
- カットフルーツ(パイン・メロン)
<1~2日でも傷む野菜>
- もやし
- 水菜
- モロヘイヤ
- 枝からもぎ取った枝豆
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注意するべきポイント
水分の多い野菜はすぐに腐る!
いかがでしょうかこのように野菜によって日持ちがさまざまなので、使う側で慎重に選んで計画的に料理に使っていく必要があります。
例えばカレーに使うようなジャガイモ、にんじん、玉ねぎなどは2週間以上持つ野菜ばかりなのでそこまで焦る必要がありませんが、野菜炒めに使おうと思って買ってきたもやし、鍋に入れようとして買ってきた水菜などは1日でもかなり劣化するので早めに食べきらなければなりません。
これらの大きな違いは、「水分」です。水分を多く含んでいながら食材の外皮が柔らかいものは食材から水分が奪われやすく、パッケージングされている袋にあっというまに水分がついてしまいます。
食材を腐敗させる細菌は水分さえあれば繁殖することができるので、水分の出やすい野菜は細菌にとって最高に環境が良いということなのです。
一方で長持ちする野菜では水分量が他の野菜に比べて少なかったり、水分を多く含んでいても外皮が固くてなかなか水分が外に逃げ出さないような構造になっているため細菌が繁殖しにくく腐りにくいのです。
果物の保存はエチレンガスにも注意
野菜の保管の他にも果物を保管する際には「エチレンガス」というガスに注意して保存しなければなりません。エチレンガスというのは「野菜や果物の成熟・老化を早める作用があるガス」のことでリンゴやバナナから放出されます。
そのためリンゴやバナナをエチレンガスのダメージを受けやすい野菜・果物と一緒に保存してしまうとあっというまに熟して腐ってしまうのです。
ただしキウイなどの追熟が必要な果物には、エチレンガスを使って早めに熟させるというテクニックもあるので一概に悪いものとは限りません。
<エチレンガスの影響を受けやすい野菜・果物>
- きゅうり
- ブロッコリー
- トマト
- さやいんげん
- パセリ
- 柿
- キウイ
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常備する野菜、ポイントで買う野菜を決めておこう
ここまでは長持ちする野菜とすぐに腐ってしまう野菜について解説してきました。意外なものが結構長持ちするなぁという発見が多かったのではないでしょうか?
ではこのような保存期間を踏まえて、野菜をできるだけ無駄にしない選び方をおさらいしていきましょう!
一人暮らし・小食の方におススメの野菜
なかなか常に自炊できるとは限らない、いつまでも野菜を消費できないという方にお勧めな野菜はこれです!
- じゃがいも
- ニンジン
- 玉ねぎ
- かぼちゃ
- 白菜
- ピーマン
- キャベツ
どれも2週間以上は保存することができる野菜なので、焦らずに消費することができます。この中の2~3種類を常備しておき、アクセントとして日持ちの短いもやし・なす・ニラなどを購入して合わせてすぐに使えば計画的に消費することができるでしょう!
冷凍保存も活用!
日持ちが短い野菜でも「冷凍保存」することでいくらか長めに保存することができるようになります。たとえば1週間ほどで傷んでしまうキノコは冷凍することで1カ月程度も保存することができますし、繊維が壊れて味が染みやすくなります。
傷みやすい食材を購入したけれど使い切れない場合は「冷凍保存」という手段があることを思い出してくださいね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 野菜や果物はものによって日持ちがまったく異なる
- 日持ちが長い野菜はじゃがいも・かぼちゃ・にんじん・玉ねぎなど
- 日持ちが短い野菜はもやし・水菜・モロヘイヤ・えだまめなど
- 果物が放出するエチレンガスにも注意
- 冷凍保存をうまく活用しよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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