アセロラに似た果物のピタンガは何科?気になる疑問を徹底解説

ピタンガという果物をご存知でしょうか?南米原産の果物だそうで、小さいカボチャのような形の、真っ赤な実をしています。初めて耳にした、という方も多いのではないでしょうか。かくいう筆者も、聞いたことも見たこともありませんでした。もちろん、食べたことも。かわいい見た目が興味をそそるピタンガ。どんな果物なのでしょうか。そこで今回は、

  • ピタンガって何?
  • ピタンガの栄養と効能
  • ピタンガ、家庭で栽培できる?
についてご紹介させていただきます。

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ピタンガって何?


何はさておき、ピタンガとは、いったいどういう果物なのでしょうか。

アセロラのような真っ赤な見た目が特徴

ツヤっとしてぷっくり、アセロラと似た、透けるような赤色はまさにビタミンカラー!カボチャアデクという和名を持ち、その名の通り、小さなカボチャのような形をしています。こんなにかわいくて印象的な見た目なら、もうちょっと話題になっても良さそうな気もしますよね。

ピタンガは果皮が非常に柔らかく、傷みやすい果物だそうです。なるほど、流通が難しいから中々店頭に並ばないんですね。さらに味もちょっと独特なのだそう。

食べたことのある方々の口コミによると、「酸っぱくて、後味が苦くて、松ヤニのような樹脂のにおいがする」とのことで・・・一般に浸透していないのは、流通の難しさだけが理由でも無さそうです。しっかりと熟せば甘味も出てきて食べやすくなるそうですが、そうなるとちょっと爪が当たっただけでも潰れてしまうのだとか。出会えたらラッキーかもしれません。

ブラジル原産の果実

元々はブラジルを原産とするフトモモ科の果実で、ピタンガという名前はブラジル先住民族の言葉で「赤い」という意味を持つそうです。ブラジルに隣接するスリラムという国にも多く分布しており、ブラジリアン・チェリー、スリラム・チェリーとも呼ばれています。

主に沖縄で栽培されている

日本では主に沖縄で栽培されているそうです。繁殖力が強く、沖縄の気候に非常に適しているため、庭に投げた種から成長して実をつけた例もあるとか。北大西洋のバミューダ諸島では、手に負えないほど繁殖したそうで、日本でも本州の温暖な地域での普及が予想されているとのことです。

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ピタンガの効能


どうやら味は微妙そうですが、このピタンガ、実は体にうれしい栄養がたくさん含まれているそうです。

アセロラよりビタミンCが豊富

ピタンガはアセロラよりビタミンCが多く含まれるそうです。ちなみにアセロラのビタミンC含量は100gあたり800mg、これはなんとレモンの約8倍!それよりさらにビタミンCが豊富だなんて驚きですよね。

ビタミンCは言わずと知れた美肌ビタミン、他にもストレスに対する抵抗力を増してくれたり、免疫力を高めて風邪を予防してくれたりといった効果が期待できます。

動脈硬化や心臓病の予防にも効果的

ピタンガは、ビタミンCの他にもビタミンA、リン、カルシウムが豊富で、女性ホルモンの働きを整えてくれる効果もあるのだとか。加えて、食品でもトップクラスのビタミンC含量を誇るピタンガは、血管を修復してくれる作用が非常に強く、動脈硬化や心臓病の予防にも役立ってくれるそうです。その効果は、「血の鎮静剤」という異名をとるほど。健康やアンチエイジングにもうれしい果物なんですね。

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ピタンガの育て方


小さい実にうれしい効果が詰まっているピタンガ、繁殖能力が強いと書きましたが、育てるのも難しくないそうです。

沖縄のような環境で育てると実をつけやすい

元が南米産の果物であるピタンガ、日光と適度な水分を好むので、日本では沖縄のような環境で育てると結実しやすいそう。常緑性の低木で、赤みを帯びた葉にも艶があり、白い色のかわいい、良い香りのする花をつけます成長は遅く、実をつけるまで数年かかることもあるとか。ですが、丈夫でよく育つので、原産国に近い熱帯では庭木や生垣としても人気があります。沖縄でも、庭先に植えてらっしゃるご家庭が多いそうですよ。

肥料も害虫対策もいらない

ピタンガの繁殖能力の強さは、病気や害虫による被害を受けにくい、丈夫な性質にあります。つけた実の種からも育つので、増やすのも容易だそうですよ。寒さには少し弱いものの、株を室内に移してやれば、簡単に越冬してくれます。

実を食用とする場合は、結実している間は水切れさせないように注意してあげる必要があります。ですが、冬場はむしろ乾燥気味の環境を好むので、こまめな水やりもいりません。手のかからなさも魅力の1つと言えそうです。

熟成したらすぐに収穫

最初にご紹介したように、味がちょっと独特なピタンガ、木につけたまま、しっかりと色づくまで熟成させたほうがおいしく食べられるそうです。ですが、熟成した実の皮は非常に柔らかく、雨や風にあたるだけで劣化してしまうこともあるのだとか。熟成したらすぐ収穫するようにしましょう。また、味は多少落ちますが、早めに収穫して追熟させるという方法も。ジャムやジュースに加工する際は、この方法が安心かもしれませんね。

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まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ピタンガは真っ赤な色とカボチャのような見た目が特徴の南米原産フルーツ
  • レモンの8倍のビタミンC含量を誇るピタンガ!美肌にも効果的、さらに「血の鎮静剤」と呼ばれるほどの血管修復作用を持つ健康フルーツ!
  • 病気や害虫に強く育てやすいピタンガ、日本でも温暖な地方にいずれ普及するかも!?

食べたことがある方の感想を聞くと、ちょっと勇気がいりますが、健康や美容にも良いとなるとちょっと食べてみたいですよね。もし、カボチャのようなかわいらしい赤い実を見かけることがあったら、ぜひ挑戦してみてください!

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