スパムは焼かないでそのまま食べられるお肉?生は危険?レンジはOK?

よく、スーパーなどの缶詰コーナーで見かける「SPAM」という文字。手にとって食べたことはあるでしょうか。

スパムはもともと、ハワイ州で広まり、その優れた保存性からアメリカ軍の配給品として使われて、世界的に知られるようになりました。

日本では特に、沖縄県のソウルフードと言われるほど親しみのある食品となっています。そんな、 スパムの調理法 について疑問に感じたことはないでしょうか。

  • スパムとは?
  • 原料や味、栄養はどうなの?
  • スパムは生のまま食べられる?
  • そのまま食べるデメリット
  • スパムの加熱調理方法
今回は、スパムの加熱についてご紹介します。

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スパムってどんな食べ物?

まず、スパムがどのような食品かご存知でしょうか。浸透しているといっても、まだ手にとったことがない方も少なくないと思います。

スパムとは、ひき肉に香辛料や調味料を加え型に詰めて加熱した、要は《ソーセージの中身》を、腸詰ではなく型に詰めた「ランチョンミート」と呼ばれる食品の一種です。

1937年にアメリカのホーメル食品によって誕生しました。スパムはホーメル食品の商標登録で、加工肉を表す総称ではなくランチョンミートの1つの固有名詞です。

スパムは、 ひき肉・砂糖・塩・ジャガイモでんぷん などを原材料にしていて、スパムクラシックというスタンダードな味をはじめ、タバスコ味や塩分やカロリーを抑えたものなど沢山の種類が販売されています。

何の肉?

原材料にひき肉とご紹介しましたが、使うお肉は豚ウデ肉です。豚のウデ肉は、 豚の前足の部分 を言います。

実際に、お店でウデ肉と記載して販売している所はほとんどなく、「豚の小間切れ」として、他の部位と混ぜて販売されています。

どんな味?まずい?

豚ウデ肉自体は、よく動かす部分なので繊維が多く固めですが、旨味成分が豊富です。味付けは、保存を効かせるために塩気が多く、濃いめの味でジューシーさがあります。

カロリー

種類によって変わりますが、スパム100gに対して、320kcal とカロリーは高めです。缶詰食品はカロリーが高くなりがちです。

カロリーが高いことで、 腹持ちがよく満足感が得られる というメリットもあります。

また、塩分に関しては、100g中3.4gとなっておりウインナーやハムよりもかなり多めです。

栄養

その他の栄養分はこのようになっています。

  スパム100g
カロリー 320kcal
タンパク質 12g
脂質 29g
糖質 2g
ナトリウム 880mg

カロリーや塩分は固めですが、 糖分にいたっては低い数値 です。

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スパムは焼かないで食べられる?

スパムは、保存性に優れていて、缶詰を開けたらそのまま 加熱せずに食べることができます 。賞味期限も3年と長く、実際に震災などでも活躍した保存食です。

サラダにしたり、スパムおにぎりや手巻き寿司の材料、サンドイッチなど、非加熱のレシピも沢山あります。

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スパムをそのまま食べるデメリット

ですが、生のままでは食べられないという声もちらほら。その原因は、スパム独特の匂いや食感にあるようです。

生臭い

スパムの匂いが苦手の方は結構いらっしゃるかと思います。例えるなら、猫の缶詰のような生臭さがあり、匂いのおかげで美味しくないと感じる方もいらっしゃるほどです。

油っぽい

前の表にあるように、スパムは高脂質の食品です。特に、温度が下がっている状態で保存していると、豚肉の脂肪分が白く、ゼラチンのように固まってしまいます。

そのため、そのまま食べると 固まった脂肪が気持ち悪く感じられる ことがあります。

熱を加えることにより、脂肪分が馴染み食べやすくなったり、びっしり詰まった缶詰から取り出しやすくなったりというメリットがあります。

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スパムを加熱する食べ方

最後に、スパムの加熱調理方法をご紹介します。もともと、生でも食べられるのでどんな加熱法でも大丈夫です。それぞれのメリットを考えて使い分けましょう。

そのままレンジ

すぐに料理が完成するレンジは、忙しい時のありがたい存在です。

野菜や溶き卵と一緒に耐熱皿に入れ、ふんわりラップをかけてチンすれば、ご飯にとても合う一品が出来上がります。スパムの塩気が多いので、 味付けはなしかちょっと足す程度 で大丈夫です。

トースターは何分?

もちろんトースターで焼いても美味しく召し上がれます。

ご飯の上にスパムを乗せて5分程度加熱するだけで、スパム丼ができますし、スライスしたアボカドとスパムを交互に並べ、マヨネーズをかけてトースターで15分焼けば、簡単におかずが完成。

ジワーッとスパムの油が溶けた ジューシーさ を味わうことができます。

オーブンは何分?

外側はこんがり、中はジューシーに焼くことができるオーブンは、せっかくなのでオープンオムレツなんてどうでしょうか。

スパムとお好きなお野菜、溶き卵とミルク、味付けを調節して200度に予熱したオーブンで15分加熱すれば出来上がりです。

 ハムやソーセージの代わり と思えば、料理の幅が広がりそうです。

フライパンでカリカリに焼く

フライパンで調理するなら、カリカリになるまで焼き付けるのがオススメです。

スパムからどんどん油が出てくるので、 事前のオイルは不要 です。スパムの油を吸い取りながら、ジュージューと焼き色がつくで焼き、取り出したらペーパーでまた油を吸い取れば完成。

おつまみに最適です。

茹でる

そのまま煮込み料理やお鍋料理に入れるのも有りですが、スパムの匂いや味の濃さが気になる方は、調理する前に茹でてみてください。

 臭みや塩気が取れる ので、減塩にもなります。

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まとめ

この記事をまとめると

  • スパムは、ソーセージの中身を缶詰にしたランチョンミート。
  • 原料は、豚ひき肉と砂糖・塩・ジャガイモでんぷんなど。
  • 塩気の多い味付けで、高カロリー・高脂質・低糖質
  • スパムは保存食として優れ、そのままでも食べられる
  • 生のままは、独特の匂いと油っぽさがある。
  • レンジ・トースター・オーブン・フライパンで調理できる。
  • 茹でると匂いや塩気を軽減させることができる。

今回はスパムについてご紹介しました。まだ試したことがない方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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