スキムミルクは、手軽にカルシウムやタンパク質が取れる脱脂粉乳です。しかし、スキムミルクは飲みすぎると下痢や腹痛になる場合があります。
また、スキムミルクや牛乳などの乳製品が苦手な方は実は乳糖不耐症の可能性がありますよ。この記事では、
- スキムミルクで下痢・腹痛に!
- 乳糖不耐症とは
- 乳糖不耐症は改善できる?
以上について詳しくご紹介していきます。なぜ、スキムミルクで下痢や腹痛になるのかまた乳糖不耐症の症状についても合わせて知りたい方は、ぜひこの記事を参考にして下さい。
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目次
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スキムミルクで下痢・腹痛に!
スキムミルクを飲むことで下痢や腹痛を引き起こすことがありますが、なぜでしょうか。まずは、スキムミルクとはどのような食品なのかご紹介しますね。
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スキムミルクとは
スキムミルクとは、加工した脱脂粉乳のことをいい、牛乳から脂肪分を取り除いて乾燥して作られたものです。また、保存もしやすいだけでなく水に溶けやすく風味も良いのが特徴ですよ。
さらに、牛乳から脂肪分を取り除いたものなので、タンパク質やカルシウムも含まれています。ですが、本来体に良い栄養素も入っているスキムミルクですが、下痢や腹痛が起こる人もいます。
なぜ、スキムミルクを飲んで下痢の症状が出るのでしょうか。
原因は?
スキムミルクを飲んで下痢や腹痛になる原因は、乳糖が合わなかった場合に起こりやすいです。そもそも乳糖とは、ブドウ糖とガラクトースが合わさった二糖類です。
本来、乳糖は小腸で消化酵素により単糖に分解されたあと吸収されるという流れになります。しかし、スキムミルクなどの乳製品にはこの乳糖が入っていますが、上手く消化されなかった場合に下痢や腹痛を引き起こします。
そして、乳糖が合わなかった場合に起きる可能性があるのが乳糖不耐症です。では、乳糖不耐症とはどのようなものでしょうか。
どうしてもスキムミルクを摂りたい!だけど腹痛にならないか心配という人は、赤ちゃん用の粉ミルクがおすすめですよ。
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乳糖不耐症とは
乳糖不耐症は、腸内のラクターゼが不十分なために起こる消化器系の疾患です。では、乳糖不耐症はどのような症状を引き起こすのでしょうか。
症状
乳糖不耐症では、このような症状が起こります。
- 下痢
- 腹痛
- お腹のゴロゴロ音
- 吐き気
- 消化不良
このような症状は、乳糖が入っている飲食物を食べた数時間後に起こります。では、症状が出るような飲食物はなにが当てはまるのでしょうか。
下痢や腹痛が起きているのは、実は牛乳アレルギーが原因だった・・・といった乳糖不耐症ではない場合もあります。気になる方は、一度病院にいくこともおすすめです。
症状が出る飲食物は?
乳糖不耐症の症状が出る飲食物は乳糖を含む食品です。乳糖が入っている食品はこのようなものです。
- スキムミルク
- 牛乳
- チーズ
以上のように、乳糖は乳製品に多く含まれています。ですが、牛乳などの乳製品にはカルシウムといった体を作るのに欠かせない栄養素がたっぷりです。
そのため、日常生活のなかで乳製品を避けた食事は健康にもよくありませんよ。では、乳糖不耐症は改善する方法はあるのでしょうか。
ヨーグルトやナチュラルチーズは、含まれている乳酸菌によって一部が分解されています。そのため、下痢や腹痛を引き起こしにくいです。
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乳糖不耐症は改善できる?
乳糖不耐症は、改善ができる可能性のある症状なのでご安心ください。乳糖不耐症の改善する方法はこちらです。
- 少しづつ乳製品を摂り続ける
- 腸内環境の改善
下痢や腹痛になりやすい人は、ご紹介する方法を試してみてくださいね。
少しづつ乳製品を摂り続ける
乳糖不耐症は、少しづつ乳製品を摂り続けることで改善される可能性があります。
国内で実施された臨床試験では、乳糖不耐症の人が牛乳を少量から飲み始めて徐々に増やしていったところ、腹痛や下痢がなく飲めるようになったという結果があります。
スキムミルクを飲んで、下痢や腹痛を引き起こした場合は、一気に飲むのではなく少しずつ乳製品を摂る続けることから始めましょう。
腸内環境の改善
続いて、腸内環境の改善により乳糖不耐症を解消できる可能性があります。そもそも乳糖不耐症は、乳糖が上手く消化されずにそのまま大腸にいくことにより、下痢の症状を引き起こすと考えられています。
そのため、腸内環境を改善することにより乳糖不耐症が改善される可能性があるとされていますよ。乳製品を飲んで、下痢や腹痛の症状が出る人は一度腸内環境の改善をしてみてください。
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まとめ
スキムミルクには乳糖が入っており、上手く消化されないと下痢や腹痛を引き起こします。この記事でご紹介したことをまとめますね。
この記事をまとめると
- スキムミルクなどの乳製品に入っている乳糖は、消化されずに大腸にいくと下痢などの症状を引き起こす
- このように乳糖が合わない場合は、乳糖不耐症という消化系の疾患の可能性がある
- しかし、乳糖不耐症は少しずつ乳製品を摂り続けたり腸内環境を良くしたりすることで症状が改善される可能性がある
乳製品をとって下痢などが起きた婆は、ご紹介した方法をお試しください。また、なかなか治らない時は一度病院へ行ってくださいね。
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