夏の風物詩としても、思い浮かべられることの多いスイカ。しかし、スイカを食べて蕁麻疹や口のかゆみが出てくる!という人はいませんか。もしかしたら、そのような場合はアレルギーの可能性があります。
では、スイカアレルギーはどのような症状が起きるのでしょうか。この記事では、
- スイカアレルギーとは
- 症状について
- 対処方法について
以上のテーマについて解説していきます。スイカにはどのようなアレルギー症状が出るのか、治療法も含めて知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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目次
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スイカアレルギーとは
甘くてみずみずしい味が特徴のスイカ。夏の暑い時期にスイカ割りをして食べるという人も多いほど、風物詩としても知られていますよね。実は、スイカにもアレルギーがあるのをご存知でしたか。では、スイカアレルギーとはどのようなアレルギーでしょうか。
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花粉症の人は注意
スイカアレルギーは、花粉症の人は注意する必要があります。実は、花粉症と合併しやすい疾患でもあります。イネ科のブタクサ・ヨモギ花粉症が原因で起きるスイカアレルギー。
花粉症を持っている人の全体から、10%から20%もの割合で合併症状がありますよ。また、同時にウリ科のメロンやスイカでアレルギーが起きやすいです。
スイカ以外にもこのような関連性があります。
- スギ・ヒノキ・・・トマト
- シラカバ・・・リンゴやさくらんぼ・モモなど
- ヨモギ・・・マンゴーなど
花粉症を持っている人は、関連の果物を食べる時はくれぐれも気をつけてください。
果物アレルギー
スイカは、果物アレルギーに分類されます。先ほど解説した通り、花粉症も関係がありますが果物アレルギー自体が、関連性を持っています。原因は、タンパク質です。
花粉のタンパク質と似通ったものを食べたときに、アレルギー症状が引き起こされます。しかし、タンパク質は熱や消化で分解されやすく、加熱すれば食べられることもありますよ。
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スイカアレルギーの症状は?
では、スイカアレルギーに起きる症状は、どのようなものでしょうか。症状は、軽症から重症まで、人によって発生するものは違います。そのため、どうしても不安に感じる時は、病院へ行くと良いでしょう。
症状
スイカアレルギーの症状はこちらです。
- 口の中・喉にかゆみ
- しびれ
- むくみ
- アナフィラキシーなど
症状は、食べて数分で発症する場合もあります。特に重症の場合は、アナフィラキシーショックがおきます。では、アナフィラキシーとはどのような症状でしょうか。
アナフィラキシーとは
アナフィラキシーとは、複数の症状が同時に発症し生命の危機を与える反応を指します。意識障害を引き起こす時は、アナフィラキシーショックと言いますよ。このような場合は、病院へ行き薬を処方してもらい、今後の日常生活を対応する必要があります。
メロンにも注意
また、スイカアレルギーの場合は、スイカだけでなくメロンにも注意する必要があります。スイカとメロンは、同じウリ科で似た果物です。そのため、スイカを食べずにメロンを食べたら良いと思っても、アレルギー症状が起きる可能性があるため気をつけましょう。
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果物アレルギーは治る?
ですが、果物アレルギーは発症しても治るのでしょうか。実は、アレルギーは大人になって発症した場合は、残念ながら完全に治りません。ですが、対処法はあります。
対処法
スイカアレルギーなどの果物が原因となる場合は、加熱すると症状が発症しない場合がほとんどです。また、ジャムや缶詰も症状が出ない場合があります。
症状がひどい場合は、スイカやメロンなどの該当する果物を、なるべく食べないようにする方法もあります。ですが、完全に除去する対処法はまずは、専門家に相談をしてからにしましょう。
また、そのまま切ったスイカを食べたり、ミキサーなどで100%果汁ジュースにしたりせずにしましょう。
ひどければ病院へ
しかし、どうしても症状が治らずに反対に悪化してきた時は、病院へいってください。専門家に相談することで、対処法もわかるだけでなく薬で症状の緩和も可能です。
処方される薬には、反応を抑えるものや症状が発症した時に、少しでも緩和できるようなものまで多くあります。また、病院へいくことで少しでも心の不安も解消されますよね。
特にアナフィラキシーなどの重度の症状の時は、必ず病院へ行く必要があります。ですが、少しでも不安を感じる場合も専門家に相談するのもおすすめですよ。
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まとめ
スイカアレルギーは、口のかゆみなどの症状が食べてすぐに出る場合があります。 今回の記事で紹介した内容をまとめますね。
この記事をまとめると
- 甘くて瑞々しい夏の風物詩でもあるスイカは、ブタクサ・ヨモギ花粉症と関連がある
- また、果物アレルギーに分類され、タンパク質が症状の原因である
- 軽度であれば、口のなかや喉のかゆみがあるが、重度になるとアナフィラキシーなどの症状を起こす
- スイカ以外にも、同じウリ科に分類されるメロンも注意が必要
- 果物アレルギーは、大人になって発症すれば完全に治ることはないため、病院へ行って症状を緩和する薬で治療するのがおすすめ
万が一、スイカを食べてかゆみが出た時はアレルギーを疑い、症状が落ち着かなければ専門家に相談しましょう。
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