妊娠中(妊婦)でも太らない・太りにくいおやつ|栄養豊富なのは?

妊娠中は体重管理も必要になりますが、『息をするだけで太る』と言われるほど体重が一気に増えてしまうこともあります。

ですが、妊婦さんでも甘いものが食べたくなりますよね。特に妊娠後期では、甘いものがより一層食べたくなると言われています。

妊娠中でも太りにくいおすすめのおやつには、どのようなものがあるのでしょうか?今回は、

  • 妊娠中に甘いものが食べたくなる理由
  • 妊婦さんにおすすめ太らないおやつ
  • 太りやすいお菓子には何がある?

これらのテーマについて紹介いたします。

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妊娠中、甘いものが食べたい!

食生活が変化する妊娠中に、『どうしても甘いものが食べたい…!』と思った経験はありませんか? 特に妊娠後期に現れやすい症状で、胎児により多くのブドウ糖を栄養素として届けていることが原因 と言われています。

胎盤を通じ赤ちゃんにブドウ糖を沢山届けている分、ママの体の糖分が少なくなっています。それを補うために、”無性に甘いものが食べたくなる現象”が起きるのです。

MEMO

妊娠中に甘いものが食べたくなるのは、胎児にブドウ糖を届けているため!

→特に妊娠後期にみられやすい症状

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妊娠中でも太らないおやつは?

妊娠中のおやつにおすすめの、太りにくいおやつをいくつかご紹介します。妊婦さんでも罪悪感なく食べられるおやつには、このようなものがあります。

果物

各果物には、ビタミンCや葉酸・βカロテンなど、妊婦さんの体に嬉しい栄養素が含まれています。フルーツによって含まれている栄養素は異なりますが、妊娠中の体に特に効果的なフルーツの栄養素には下記のようなものがあります。

果物が含む妊娠中に摂りたい主な栄養素
  • 葉酸
  • ビタミンC
  • βカロテン(ビタミンA)
  • 食物繊維
  • カリウム
  • 鉄分

各栄養素と、それを多く含んでいる果物の種類を下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

ナッツ類

ナッツには、“鉄分”“食物繊維”“ビタミンE”が豊富に含まれており、健康や美容に効果的です。ナッツといってもアーモンドやピーナッツ、マカダミアナッツなど色々な種類があるので、飽きずに食べることができます◎

和菓子

和菓子は洋菓子よりも低カロリーでヘルシーなので、小腹が空いた時や甘いものが食べたい時にオススメなのです。

また、和菓子によく使用される「あんこ」の原料である小豆に含まれる“ビタミンB群”“タンパク質”“食物繊維”“鉄分”には、妊娠中に嬉しい効果もあります。

  • ビタミンB群…様々な栄養の吸収をサポート&つわりの吐き気軽減効果
  • タンパク質……エネルギー作りには欠かせない栄養素
  • 食物繊維………妊娠中に起こりやすい便秘解消に

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干し芋

干し芋の原料さつまいもには、食物繊維やビタミンC、妊娠初期から必要な葉酸が含まれているので、積極的に摂りたい食材です。

アーモンド小魚

アーモンド小魚に使われている魚はカタクチイワシの煮干しで、甘めの味付けが特徴的です。小魚に含まれる“DHA・EPA”“たカルシウム”、アーモンドに含まれる鉄分”“食物繊維”“ビタミンE”などが注目したい栄養成分です。



プルーン

プルーンに豊富に含まれる“鉄分”は貧血予防に、“食物繊維”は便秘解消に、体内でビタミンAに変換される“βカロテン”は皮膚や臓器の形成を助ける働きがあります。

太りやすいおやつはどんなもの?

太りにくいおすすめおやつについて紹介しましたが、それとは逆に太りやすいおやつ・お菓子を確認してみましょう。太りにくいおやつからもわかるように、太りやすいものは脂肪分が多いもの、糖分が多いものなどです。

太りやすいおやつ
  • ケーキ
  • ドーナツ
  • ポテトチップス
  • パイ
  • チョコレート(※カカオ含有量が多いものは別)

太りやすいおやつには様々なものがありますが、人気のお菓子の中でも代表的なものはこちらです。ドーナツやチップスに関しては揚げ物なので脂分が多く、ケーキやパイ・ドーナツは糖分が多いのが特徴です。

また、チョコレートはカカオ含有量によって太りやすい・太りにくいに差があります。『高カカオチョコレート』のように苦味が強いものは太りにくいので、どうしてもチョコが食べたい時はカカオ含有量の多いものを選んでみましょう。

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甘いものの食べ過ぎは妊娠糖尿病に

妊婦さんの甘いものの食べ過ぎには注意が必要です。その理由には、『妊娠糖尿病』『過度な肥満』となる可能性があるためです。

甘いものには、たくさんの砂糖が使用されています。砂糖による甘さを妊婦さんは求めて胃いるわけですが、妊娠中の糖分の摂り過ぎには注意が必要です。

その理由は、糖分を過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあるからです。これは『妊娠糖尿病』と呼ばれており、より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、 妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性 があります。

妊娠糖尿病による胎児の合併症
  • 新生児低血糖
  • 新生児高ビリルビン血症
  • 低カルシウム血症
  • 呼吸窮迫症候群

体質によっては妊娠中に甘いものを食べ続けても、妊娠糖尿病にかからない人もいます。上記のような影響が出ることは少ないものの、妊婦さん全員がかかる可能性はあるということを覚えておきましょう。

また、甘いものを食べ過ぎると胎盤内のコレステロールが増えることもあります。胎盤内の血液がドロドロした状態になり、エコーでは胎盤が白っぽく写るのが特徴です。こちらも妊娠後期に現れやすい症状の一つです。

まとめ

この記事をまとめると

  • 妊娠中のおやつには、ナッツ・プルーン・和菓子・干し芋・果物などがおすすめ
  • 高カロリーのお菓子は妊娠糖尿病や太る原因に
  • 妊娠中に甘いものが食べたくなるのは胎児に糖分を送っているから

妊娠中でもおやつは食べたいものですよね…!カロリーや栄養面に注意したい方は、今回紹介したおすすめおやつを取り入れてみてください。

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