スチューベンは食べにくい?種なしぶどうよりも種ありのぶどうがおすすめな理由

秋になると無性にぶどうを食べたくなりませんか?最近では種が入っていない種無しぶどうや、皮ごと食べることができる品種がとても人気がありますが、昔ながらの育て方で作る種があるタイプのぶどうもとっても美味しいんですよ。むしろぶどう農家の方からすると、種なしのぶどうは変わり種なので一番美味しいのは種があるぶどうだと言われることが多いです。

今回紹介するのは歴史あるブドウの品種「スチューベン」です。スチューベンとは一体どのような品種で、どんな特徴を持っているのでしょうか? 

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スチューベンとはどんな果物? 

スチューベンは黒ブドウの品種である「ウェイン」と「シェリダン」を組み合わせて作られた品種のぶどうのことを言います。1952年に日本に輸入されたスチューベンは、非常に歴史が長く当時日本にはあまり甘いぶどうがなかったため、糖度が20度以上にもなるぶどうのスチューベンはとても人気がありました。 

スチューベンは甘さが強めであるものの、香りや酸味はそこまで強くないという特徴を持ちます。

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スチューベンの旬は?

スチューベンはとても貯蔵性に優れた品種です。収穫時期は9月~10月がメインなのですが、保存が利きますので10月~翌年の2月までスチューベンは出回っています。

スチューベンは特に東北地方などの寒冷地での栽培に適しています。スチューベンが生まれたニューヨークと同じくらいの緯度である「青森県」で主に栽培されています。

スチューベンの価格はどれくらい?

スチューベンはだいたい、一房500円程度から購入することができます。地元青森の直売所だと一房100円台で販売されているなども見られるほど、青森県ではかなりメジャーなブドウなのです。

他のブドウに比べてもかなりリーズナブルな値段で手に入れることができるので、レストランやカフェなどでぶどうのトッピングがあるときは、スチューベンが使われている場合が多いでしょう。

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スチューベンの食べ方は?食べづらいって本当?

スチューベンは「種あり」のぶどうです。なので食べる時は種を出さなければなりません。最近では種なしぶどうが主流になりつつありますので、いちいち種を取り出して食べなければならないスチューベンは「食べづらい」と感じる人も多いようです。

ですが種なしのぶどうは「糖度が高くなりにくい」といったデメリットもあります。スチューベンは種ありな分、糖度も高いとっても甘いぶどうなのです!

スチューベンの味わい

スチューベンは皮ごと食べることができますが、実に比べて皮は若干硬いので取り除いて食べる人も多いといいます。ですが一番美味しく甘味が強い部分は「皮と身の間」ともいわれていますので、できるなら皮ごと食べていただきたいですね!皮を食べることによってスチューベンに含まれるポリフェノールもしっかり摂取することができます。

種は飲み込んでもいいの?

スチューベンの種は果実ごと飲み込んでしまうという人もいます。もちろんそれでもよいのですが、種は非常に食感が硬く酸味を持つため、気になるようでしたら種を取り除いて食べるのが良いでしょう。

加熱して食べてもOK

スチューベンはとても甘いので、加熱してもその甘さを失うことはありません。なのでジャムやお菓子作りに使ってもOKです。ジャムを作る時は皮ごと加熱することで、皮の鮮やかな紫色がジャムに移り、見た目もとても綺麗なジャムが完成します。

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美味しいスチューベンを選ぼう!

様々な使い方ができるスチューベンはとても優秀な品種のブドウだということがわかりましたね!では次は美味しいスチューベンの選び方について解説していきたいと思います。

美味しいスチューベンの特徴とは?

スチューベンを選ぶときは以下の状態にあるかをチェックして選ぶと良いでしょう。

<美味しいスチューベンの選び方>

  • 果実一つ一つに張りがある、ブヨブヨしていない
  • 白い粉がついている
  • 軸が綺麗な緑色をしている
  • 果皮の紫色が濃い

ぶどうに白い粉がついているものを見たことはありませんか?白い粉と言うと、残留農薬!?と思ってしまうかたもいらっしゃるかもしれませんが、実はこの白い粉は「ブルーム」というもので、熟した新鮮な果実が外敵から身を守るために内部から作り出す粉なのです。

ブルームがしっかりついている果実は、とても新鮮な食べ頃な物であることがほとんどなので、一番おいしい時期を教えてくれるとても良いサインだと言えますね!ちなみに保存する時はブルームがついた状態で保存しましょう。ブルームを洗い落としてしまうと保存性能が落ちますので注意してください。

その他にはスチューベンを実際に持った時に、つぶが落ちてきたり、軸が取れてしまうようなものであればだいぶ日が経ってしまっているサインなので選ばないようにしましょう。

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スチューベンの活用レシピ!

スチューベンはもちろん生で食べることができますが、加工することでたくさんの料理に使うことができます。オススメの使い方をいくつかピックアップして紹介しますね!

スチューベンを使ったぶどうジュース

スチューベンはとても甘いぶどうなので、スチューベンの実を搾ってジュースにしてそのまま飲むこともできます。スチューベンだけのあまさだと飲みづらい方は、砂糖を加えてもOKです。炭酸水でまったりレモン汁を加えて酸味を足しても美味しいですね!

スチューベンの皮に含まれる赤紫色の色素にはたくさんの抗酸化成分を含みますので、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果も期待することが出来ます!

スチューベンを使ったぶどうジャム

スチューベンは他のぶどうに比べてもかなり色素が強いので、ジャムにするととっても色鮮やかなぶどうジャムが完成します。スチューベンを砂糖と一緒に煮込んで、とろみが出てきたら荒めのザルで濾すように種と皮を取り除けば、とても簡単にぶどうジャムが作れます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?種ありぶどうのスチューベンは、種無しぶどうに比べてとても甘くとろけるような味わいを楽しむことができる品種です。旬の時期になるとスーパーにたくさん並ぶので是非手にとってみて、そのまま食べても良いですし加工して食べてみてくださいね!

この記事をまとめると

  • スチューベンは歴史が古いブドウの一種!
  • ニューヨークから輸入されたもの
  • 種無しぶどうよりも糖度が高い!
  • そのまま食べてもGOOD、加工しても美味しい!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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