ほうれん草のキシキシやえぐみをとる方法は?原因はシュウ酸!対策も

ほうれん草を食べると、キシキシしたりえぐみを感じたりすることがあると思います。

このキシキシ感やえぐみの原因は何なのでしょうか?

また、サラダなどでほうれん草を食べる時は生食が多くなると思いますが、ほうれん草は加熱せずに食べれるものなのでしょうか?そこで今回は、

  • ほうれん草って生で食べられる?
  • ほうれん草のキシキシやえぐみをとる方法は?
  • ほうれん草のおすすめレシピ

についてご紹介します。

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ほうれん草って生で食べられる?

ほうれん草は、おひたしにするのが一番シンプルで馴染み深い調理法だと思います。

しかし、葉物野菜は加熱せずに食べられるものも多いですよね。

ほうれん草も、キャベツやレタスのように生で食べられるのでしょうか?

下茹でが必要

 ほうれん草はあく抜きをする必要がある野菜です 

あく抜きをすることでシュウ酸が減り、えぐみやキシキシ感が低減されます。

生食用も流通している

 生食用に、えぐみが少ないほうれん草も販売されています。 

「サラダほうれん草」や「低シュウ酸ほうれん草」で探すと見つかりやすいと思います。

シュウ酸が従来のほうれん草の2~4割と、かなり少なくなっているため、生で食べてもえぐみが感じにくくまろやかなほうれん草の味が楽しめます。

茹でると栄養は減る?

 ほうれん草にはビタミンCなどの水に溶けやすい栄養素が含まれています。 

そのため、茹でると水溶性の栄養素は流れ出てしまうため、栄養が減るとも言われています。

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ほうれん草のキシキシやえぐみをとる方法は?

ほうれん草のキシキシ感やえぐみを取るには、どうすればいいのでしょうか?

原因や対策方法についてご紹介します。

原因はシュウ酸

 ほうれん草のキシキシ感やえぐみは「シュウ酸」が原因です。 

シュウ酸は、大量に摂取するとカルシウムと結合し、「シュウ酸カルシウム」となります。

シュウ酸カルシウムは結石の原因になりますので、摂取しすぎないようにできるだけアク抜きはした方がいいでしょう。

アク抜きで対策可能

アク抜きをすることで、キシキシ感やえぐみは低減されます。

 シュウ酸は水に溶けやすい性質があるため、茹でこぼしや水に浸すことでアク抜きができます。 

アク抜きの方法

アク抜きの方法は、茹でる方法と水に浸す方法の2通りあります。

どちらでもしっかりあく抜きできますので、使う料理によって使い分けてもいいと思います。

茹でる方法
  1. たっぷりのお湯に塩を入れる

  2. ボウルに水を張って準備しておく

  3. 洗ったほうれん草を茎部分から入れる

  4. 30秒から1分ほど茹でたら葉部分も茹でる

  5. さらに1分30秒から2分30秒ほど茹でたら火を止めて水に浸す

ほうれん草は 長い時間茹でていると栄養がどんどん流れてしまいますし、食感が悪くなります。 

火の通りすぎを防ぐため、すぐに冷やせるようにボウルに水を張ってあらかじめ準備しておきましょう。

塩は0.25~0.5%の濃度が望ましいです。

2ℓのお湯に大さじ1/2杯の塩を入れるとそれぐらいの濃度になります。

水に浸す方法①
  1. ボウルにたっぷり水を入れる
  2. 洗ったほうれん草を入れる
  3. 2~3回水を替えながら20分ほど置く
水に浸す方法⓶
  1. ほうれん草を1本ずつばらす
  2. 根本を水に浸して10~20分ほど置く
  3. 途中で水を替えるとなお良い

切り口があるとシュウ酸が抜けやすいので、食べやすい大きさに切った状態で浸すとより早くアク抜きができますよ。

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ほうれん草のおすすめレシピ

ほうれん草の栄養や効能、保存方法と一緒に、おすすめレシピをご紹介します。

いつもお浸しか炒め物にしか使っていないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

栄養や効能

  • ビタミンA(βカロテン):皮膚や髪の健康維持
  • ビタミンE:抗酸化作用、血行促進
  • ビタミンK:骨の形成、止血効果
  • ビタミンC:抗酸化作用、肌の健康維持
  • カリウム:高血圧予防、むくみ改善

保存方法

 買ってきたら野菜袋などに入れ、野菜室で立てて保存 します。

冷凍する場合は、

  1. 洗ってから水をしっかり切ってフリーザーバッグなどに入れる
  2. アク抜きをしてから、食べやすい大きさに切って水気を切り、小分けにラップしてからフリーザーバッグなどに入れる

などの方法があります。

冷蔵保存なら3~4日、冷凍なら1カ月が日持ちの目安です。

ただ、一度加熱したほうれん草は傷むのも早くなるので、1~2日以内に食べきるようにしてください。

おすすめレシピ

①サラダ

水に浸してアク抜きをした後、サラダにするのがおすすめです。

生食に抵抗があるなら、にんにくと鷹の爪をオリーブオイルなどの油で炒めて、ドレッシング替わりにすると、葉に火が通ってしんなりします。

⓶ギョウザ

キャベツやニラの代わりにほうれん草を使う「ほうれん草餃子」もおいしいのでおすすめです。

ほうれん草が苦手なお子さんでも食べやすいのでぜひ試してみてください。

③蒸しパン

ホットケーキミックスとプロセスチーズとほうれん草で作る蒸しパンは、おやつにもピッタリです。

ほうれん草が余りそうなときにもおすすめです。

まとめ

今回は、ほうれん草がキシキシしない方法やえぐみの原因、アク抜きの方法、栄養と効能などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • キシキシ・えぐみはシュウ酸が原因
  • 茹でるか水に浸してアク抜きを!
  • ほうれん草にはお肌やアンチエイジングにぴったりの栄養が豊富

普通のほうれん草でも、水に浸してアク抜きをすれば、生で食べてもキシキシ感やえぐみが少なくて済みそうですね。

ほうれん草が苦手な方は、生食用を選ぶのもいいと思います。

この記事を参考に、いろんな食べ方でほうれん草を献立に取り入れてみてくださいね。

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