ホワイトチョコはなぜ白い?原因はココアバター!チョコとの違いも

『ホワイトチョコレートって本当にチョコレートなの?』と疑問に思ったことはありませんか?チョコレートと言う名前ではあるけれど、茶色いチョコレートとは別物のように思えてしまいます。でも、ホワイトチョコレートもれっきとしたチョコレートなんです。普通のチョコレートとは原材料で違いがあるため色が白くなります。また、ホワイトチョコレートは体に悪いという噂を聞いたことがある人もいでしょう。そのような噂を聞くと食べるのが怖くなってしまいますよね。そこで、今回は

  •  チョコができるまで
  •  ホワイトチョコはなぜ白い?
  •  ホワイトチョコは体に悪い?
についてご紹介いたします。

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チョコができるまで  

チョコレートはカカオ豆から作られていることはよく知られています。でもカカオ豆からどのような工程を経てチョコレートになるかは知らない人が多いでしょう。チョコレートの主原料やチョコレートになるまでの過程、チョコレートの色についてまとめました。

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主な原料はカカオ豆  

チョコレートの原料はカカオ豆です。カカオ豆を発酵・乾燥させローストしてすりつぶしたものを『カカオマス』と言います。そして、カカオマスから搾り取った油脂成分を『ココアバター(カカオバター)』と言います。

チョコレートはカカオマスとカカオバターが主原料です。

多くの工程を経てチョコレートに  

カカオ豆からカカオマスになるまでにはさまざまな工程があります。

輸入・選別

カカオは高温多湿の熱帯気候でしか生育しないためほとんどがアフリカや中南米で生産されています。日本では発酵、乾燥させたカカオ豆を輸入して、工場で傷んだものや虫食いがあるもの、異物などを取り除き良いカカオだけを選別します。

ロースト

ローストすることでカカオ豆独特の香りや風味を引き出します。ローストの仕方で味わいが変わるためとても重要な工程です。

分離

ローストしたカカオ豆を砕いて皮を取り除き、胚乳部分のカカオニブを取り出します。

すりつぶす

カカオニブをすりつぶすことでココアバターがにじみ出てドロドロのペースト状になります。カカオニブをすりつぶしたもののことをカカオマスと言います。

混合

カカオマスに砂糖、ココアバター、粉乳などを混ぜ合わせてチョコレートを作ります。

色はカカオのカカオマスに由来する

チョコレートの茶色い色はカカオマスに由来します。カカオマスの量が多いほど色が濃く、苦味が増します。明確な決まりはありませんが、カカオマスの配合量によってミルクチョコレート、スイートチョコレート、ビターチョコレートなど呼び方が変わることがあります。一般的にミルクチョコレートはカカオマスは20〜40%で、粉乳などの乳成分を使うことでミルクの風味がして甘く食べやすいのが特徴です。スイートチョコレートはカカオマスは50%程度で粉乳などの乳成分を使用せずに作られます。ビターチョコレートもスイートチョコレートと同じく乳成分を使いません。カカオマス60%以上でカカオの苦味が感じられるものがビターチョコレートやブラックチョコレートと呼ばれます。

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ホワイトチョコはなぜ白い?  

ホワイトチョコレートは茶色いチョコレートとは別物のように思えますが、れっきとしたチョコレートです。チョコレート類の表示に関する公正競争規約によると、チョコレートと表示できるのはチョコレート生地の組成が『カカオ分が全重量の35%以上(ココアバターが18%以上)で、水分は3%以下』という決まりがあります。 ホワイトチョコレートにはカカオマスが含まれませんがココアバターが含まれるため、チョコレートなのです。 

カカオのココアバターが原因  

カカオマスは茶色い色をしていますが、カカオマスから搾り取られたココアバターは黄白色をしています。そのため、カカオマスを使用せずにココアバターを原材料として作られたチョコレートは白くなります。

カカオマスは含まれない  

ホワイトチョコレートにはカカオマスは含まれていません。ホワイトチョコレートの原材料はココアバター、粉乳、砂糖などです。

チョコとホワイトチョコの違い

チョコレートとホワイトチョコレートの違いはカカオマスが入っているかどうかです。チョコレートの独特の苦味や渋みはカカオマス由来のものなので、カカオマスが含まれていないホワイトチョコレートは苦味がなくクリーミーです。

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ホワイトチョコは体に悪い?  

ホワイトチョコレートは体に悪いという噂を聞いたことがある人もいると思います。ホワイトチョコレートが体に悪いと言われる理由や食べるときの注意点を調べてみました。

ポリフェノールが含まれない  

チョコレートの栄養素といえば『ポリフェノール』が思い付くと思います。ポリフェノールは血圧の低下や動脈硬化の予防など生活習慣病に効果が期待できると言われています。しかし、ホワイトチョコはカカオマスを使用していないので、ポリフェノールがほとんど含まれていません。チョコレートは体に良くて、ホワイトチョコレートは体に悪いと言われる理由はポリフェノールが含まれていないことが原因と考えられます。

甘い  

ホワイトチョコレートは糖分が多く高カロリーなので食べすぎると肥満、糖尿病などの原因になってしまう可能性があります。

食べ過ぎには注意

チョコレートの原料のカカオにはカフェインが多く含まれています。カフェインはカカオマスに多く含まれているため、カカオバターのみを使用しているホワイトチョコレートはチョコレートに比べるとカフェインの含有量は少ないですが、食べすぎると胃腸を刺激して胃もたれ、腹痛、下痢などを引き起こしてしまう可能性があります。

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まとめ

『ホワイトチョコはなぜ白い?原材料やチョコとの違い』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • ホワイトチョコレートはれっきとしたチョコレート
  • ホワイトチョコレートが白いのはカカオマスを使用していないから
  • ホワイトチョコレートは糖分が多いので食べすぎには注意

ホワイトチョコレートとチョコレートの違いはカカオマスを使用しているかどうかということがわかりました。ホワイトチョコレートが体に悪いというわけではないこともわかりこれから安心して食べられすですね。でも糖分が多いので食べすぎには注意しましょう。

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