大豆ミートを食べたことはありますか?近年、肉の代替品として大豆を主原料とした大豆ミートが注目を集めています。ヴィーガンや動物愛護の観点からだけでなく、健康食としても人気の大豆ミート。そんな大豆ミートですが、気になる点が。なんと消化が悪いという話があるのです。本当なのでしょうか?そこで今回は
- 大豆ミートとは
- 大豆ミートを食べるメリット
- 大豆ミートを食べるデメリット
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目次
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大豆ミートとは
まずは大豆ミートの基本情報から。商品概要、食べ方についてご紹介します。
概要
大豆ミートとは、大豆を主原料とした植物性の代替肉のこと。
大豆の油分を搾油して加熱加圧・高温乾燥させてできた、お肉の代用品として使える大豆のお肉です。
本来大豆ミートはヴィーガンの人向けに開発された商品ですが、最近ではその栄養価の高さに注目が集まり、健康食材として人気が高まっています。
湯戻しや水切りなしでそのまま使えるレトルトタイプ、水分でもどす乾燥タイプ、冷凍肉と同じように調理ができる冷凍タイプがあります。
食べ方
レトルトタイプなら、加熱せずそのまま食べることができます。
また乾燥タイプもサラダやスープのトッピングなどとして、そのまま食べることが可能です。
ただしそのままではとてもかたいので、水分で戻すのが一般的な食べ方です。
冷凍タイプは、通常の冷凍肉と同じように加熱調理をしてからいただきましょう。
生肉ではないので、一緒に調理する野菜などに火が通れば食べられます。
中心を切ってみたりして火の通り具合を気にする必要がないのは便利ですね。
大豆ミートはそのままだとどうしても大豆の風味がします。
それはそれでおいしいのですが、どうしても気になるという場合には濃いめの味付けの調理法がおすすめ。
カレーや中華料理などは味付けの印象が強いので、肉の風味はあまり気にせず食べることができます。
また煮込み料理などとも相性がいいので、シチューにしてもいいかもしれません。
大豆ミートは普通の肉と同じように、形状も3タイプにわかれています。
- ミンチ
- フィレ
- ブロック
ミンチはひき肉のように細かくなっているので、ハンバーグなどに成形することができます。
フィレはばら肉に近い、カットされた肉のイメージ。
ブロックはからあげや酢豚、カレーなど、かたまりの肉を使う料理によく合いますよ。
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大豆ミートを食べるメリット
大豆ミートを食べることで得られるメリットについてご紹介していきます。
植物性たんぱく質
大豆ミートの主原料は大豆なので、タンパク質が豊富に含まれているという特徴があります。
肉と大豆は同じアミノ酸スコア100のタンパク質で、どちらも良質であるのは同じ。
ですが、現代人は昔に比べて植物性タンパク質が不足しがちという問題があります。
植物性たんぱく質を摂取できる主な食材は、豆類。
植物性と動物性、2種類のタンパク質をバランスよく摂取する必要があるのです。
タンパク質は血液や皮膚、髪、筋肉を作る源です。
健康な体作りには欠かせないタンパク質を、大豆ミートから摂取することができるのです。
食物繊維
大豆ミートの主原料である大豆には、多くの栄養素が含まれています。
たとえば、腸内環境の改善などへの効果が期待できる食物繊維。
食物繊維はとても重要な栄養素ですが、肉中心の食生活では不足しがちな栄養素と言われています。
食物繊維はおなかの中でふくらみ、時間をかけて消化します。
そのため、食べ過ぎや間食を防ぐ効果も。
腸内環境が悪化するとさまざまな病気の原因となり、生活習慣病のリスクも高まります。
生活習慣病、つまりガンです。
食物繊維を意識的に摂取することで、ガンのリスクを減少させることができるのです。
食物繊維は、本来肉には含まれていないもの。
そういった栄養素まで一緒に摂取できるのが、大豆ミートの一番の魅力であるといえますね。
ダイエット効果
大豆ミートは一般的に、通常の肉に比べて低カロリー・低脂質であることが多いです。
その理由は、主原料が大豆だから。
大豆にはもともと油分が肉と比べて少ないため、カロリーや脂質が少なくなるのです。
脂質は健康な体作りには欠かせないものですが、摂り過ぎもよくありません。
日常的に油分を摂りすぎていると感じるなら、大豆ミートで調整するのも手ですね。
コレステロールの排出
大豆に含まれている大豆サポニンが、コレステロールの吸収を抑えて代謝を促すはたらきをします。
食事から摂取した余分なコレステロールを体外に排出し、正常値に近付けるという効果を発揮してくれるのです。
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大豆ミートを食べるデメリット
大豆ミート製品を食べることによるデメリットについてもご紹介しておきます。
添加物も多い場合が
大豆ミート製品は本来加工度が高いものです。
そうなると、今度は食品添加物が気になってきます。
大豆ミートは保存性やおいしさ、見た目の美しさなどを安定させるために食品添加物が使われています。
食品添加物はひとつひとつの安全性は確認されていても、複数組み合わせたときの危険性についてはいまだ解明されていません。
そもそも日本は食品添加物に対してあまりに寛容で、海外では危険度の高さから禁止されているものも堂々と使われています。
そのうえであえて食品添加物がたっぷり使われた大豆ミート製品を食べることが、果たして本当に健康につながるのかという疑問はあります。
むしろ食べない方が体にいい、という可能性も無視できません。
入手コストが高い
大豆ミート製品は肉と比べてやや高めの値段設定になっています。
理由は単純で、流通量が少ないことと、大豆価格の高騰があります。
大豆は最近どんどんと価格が高騰していて、それを使った製品は軒並み値上がりしているのが現状です。
またどんなに注目されているといってもまだまだほんの一部。
流通量を増やして価格を抑えるところまではきていません。
塩分やカロリーが高い
大豆ミート製品の中には、食品添加物だけでなく塩分やカロリーが高いものもあります。
肉よりも大豆の方がやまりうまみやコクは弱いため、余計なものを添加する必要があるのです。
それをさらに調理するとなると、塩分過多やカロリーオーバーになってしまう可能性も。
大豆ミート製品だからと飛びつくのではなく、どんなものでも原材料などの表記をきちんと確認することが大切ですよ。
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まとめ
この記事をまとめると
- 大豆ミートは大豆の栄養素をそのまま受け継いでいるので、非常に栄養価が高い
- 大豆ミート製品には食品添加物が大量に使われている危険性や、塩分過多のリスクも
食べるものを選ぶのは自分の選択です。そして食べ物が自分の体を作っています。
生活習慣病の原因はその名の通り生活習慣。自分の健康は自分で守るという意識が大切ですね。
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