そばは日本を代表する麺料理の一つですが、使われている材料のそばは食物アレルギーの中でも危険性が強いと言われています。食物アレルギーというのは特に子供がなりやすく、子供が初めて食事をする時には具合が悪くならないだろうか、アレルギーが出ないだろうかなどたくさんの心配をしてしまいますよね。
今回の記事では「赤ちゃんはそばをいつから食べても良いのか」について解説していきます。そばアレルギーが出た時の対処法なども紹介していきますね!
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目次
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そばはいつから食べても良いの?
蕎麦を与えても良い時期というのは実は明確には定められていません。ですが大体の目安として「一歳を過ぎた頃」から、食べさせても良いとされています。
これは他の食品にも言えることですが初めて食べる時というのは、万が一アレルギー症状が出ても医療機関をすぐに受診できるように「平日の日中」に与えるのが理想です。またお子さんの体調の良い日に与えるようにしてください。
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与える時期が遅くなったからといってアレルギーのリスクが落ちるとは限らない
実は与える時期遅くしたからといってアレルギーが発症しにくくなるという科学的根拠はまだありません。どうしても一度試してみてアレルギー反応が出るかどうかを見てみないと、どちらにせよわからないのです。
全て親の自己判断で食べられるはずの食材を過剰に除去してしまうのは良くないことなので、ほんの少しから始めてみて症状が出ないことが分かり次第少しずつ量を増やしていくのが良いでしょう。
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そもそも子供にそばを食べさせるメリットってあるの?
ここで皆さんの中には「アレルギーの危険があるそばを食べさせるメリットはあるの?」と思った人がいるかもしれません。その答えとしてはメリットがあると言えるでしょう。
子供に蕎麦を与えるメリット
確かにそばアレルギーはとても症状が重くなりやすく危険が伴うのですが、蕎麦はうどんや米とは異なり精製せずにそば粉を作ります。なので栄養素が豊富に含まれていて非常に栄養価が高いというのが特徴です。
特にそばのタンパク質はとても優秀で体内で作ることができない必須アミノ酸を豊富に含んでいます。良質なタンパク質は筋肉や臓器、骨、髪、爪などの健やかな成長をサポートしてくれますので成長期の子供に与えるにはもってこいの食材なのです。
さらにルチンという蕎麦に含まれている成分が、血液循環を良くしてくれるので栄養素を体の隅々に届けてくれる作用があります。
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そばアレルギーの症状
そばアレルギーは比較的反応が早く、「数時間以内」に症状が現れると言われています。出てくる症状は皮膚が赤くなる、蕁麻疹が出るなどが多いのですが、一度にたくさんの量のそばを食べさせてしまうと強く症状が現れ、呼吸困難や嘔吐、消化器や呼吸器の異常が見られる場合がありますので注意しましょう。
症状が軽いものだとしてもその後に悪化する場合がありますので少しでも症状が出たら早めに医療機関を受診するようにしてください。
自宅でできる対処法
自宅でできる対処法は、
<必ず行う事>
- 口の中にそばが残っていないかどうかを確認する。
- 残っていた場合は取り出してうがいをさせる。
- 目や手にそばがついている可能性があるので流水で洗い流すようにする。
<症状が重い場合>
- 寝かせる(寝て苦しそうなら座らせる)
- 意識がもうろう→仰向けで足を高くする
- 吐き気や嘔吐→体ごと横向きにする
- 呼吸が苦しい→上半身を起こし、寄りかからせる
このように対処すれば被害が大きくなる危険性が低くなります。重い症状が出てきた場合は周りの人に助けを求めるのも一つの対策です。
そばアレルギーと診断がついたら
そばアレルギーは一度発症すると食べられるようになりにくいとも言われているアレルギーです。鶏卵や牛乳などの食品は乳幼児期をピークにして徐々に減少する傾向にありますが、そばの場合は成人や高齢者などでも持っている人がいます。
もしそばアレルギーと診断がついた場合はそば粉を含む加工食品を食べてしまうと症状が出てしまうので、そば粉を使った饅頭、そば粉を使ったかりんとうなどは絶対に食べないようにしましょう。そばが含まれているかどうかは原材料表示を確認すれば必ず表示されていますので、絶対に確認するようにしてください。
ちなみに見落としがちなのが「こしょう」です。こしょうには増量剤としてそば粉が使用されていることもあります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- そばはだいたい一歳を超えたくらいから赤ちゃんに与えてもOK
- 最初に蕎麦を与えるときは1本ずつから与えていくようにしよう
- 最初に食べさせる場合は平日の日中に食べさせるのが理想
- 少しでも症状が出たら医療機関に相談するようにしよう
- 蕎麦が入っていないように見えるが、使用している食品もあるので注意して原材料名を確認しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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