サラミは妊娠中に食べると危険?加熱処理すれば大丈夫?他のハムは?

妊娠中というのはお母さんの口に入れたものがおなかの中の赤ちゃんにダイレクトに伝わってしまうので、食べるものひとつひとつに気を使いながら食事をしなければなりません。私たちが普段口にしている食事でも、妊娠中のお母さんには合わないものがあります。

今回の記事では妊娠中に「サラミ」は食べても良いのか、気を付けるべきポイント、避けた方が良い食品について解説していきたいと思います。

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妊娠中はサラミを食べてはいけないの？

サラミってそもそもどんな食べ物 

サラミとは、豚や牛のひき肉と、スパイスや調味料と混ぜ腸詰し、加熱せずに60〜90日間に渡って低温で乾燥させ、水分含有量が35％以下にしたドライソーセージの一種です。

熟成させることで、旨味をギュッと凝縮させることができ、お酒との相性がいいです。昔から加工肉の技術が進んでいたイタリアが発祥地です。もともと保存がきくように作られたドライソーセージは、塩気が多い味付けです。

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乾燥させるだけで加熱していないことが多い

サラミは水分量を少なくして保存性能を高めているのですが、一方で加熱していないという側面もあります。食肉の中には細菌が含まれていることが多く、一般的には加熱しないと食べることができませんよね。

サラミにも同じように細菌が潜んでいる可能性があり、乾燥させただけでは中にいる細菌を殺菌することができないと言われています。なので妊娠中サラミを食べるのは「避けた方が良い」と言われているのです。

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生ハムやサラミに潜んでいる可能性のある細菌

サラミのように加熱せずに食べる食肉製品は他にもあり、生ハムなどがその一例ですね。サラミや生ハムは妊娠中に「避けるべき食品」と言われています。

これはなぜかと言うとサラミや生ハムの中には「リステリア菌」という、細菌が付着している可能性があるからです。 健常な成人だとリステリア菌が体内に入っても基本的には症状を起こす心配はありません。

しかし免疫力が低下している妊娠中のお母さんや、小さい子供、高齢者などはリステリア菌が体内に入ってしまうと様々な症状をきたしてしまう「リステリア症」にかかる場合があります。

リステリア症って？

妊娠した女性がリステリア症にかかると、軽いインフルエンザのような症状をきたす場合があります。関節痛や頭痛、背部痛を伴った発熱、悪寒、頭痛、軽いめまい、胃腸炎の症状が出る可能性があります。人によっては何の症状も見られないこともあります。

ですが母親に症状が出なくてもおなかの中の赤ちゃんは大きな影響を受け、感染すると新生児の髄膜脳炎や敗血症、胎児の死産を引き起こす可能性があるのです。リステリア菌は健常な人にとっては全く怖くない細菌なのですが、妊娠中の方にとっては赤ちゃんの生死に関わる問題になってしまうので非常に怖い細菌です。

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現在ではリステリア菌の検査が厳重になっている

現在は過去のリステリア症による胎児への影響がきっかけで、生ハムやサラミにリステリア菌が付着しているかどうかを検査する基準がかなり厳しくなっています。出荷された生ハム・サラミからリステリア菌が検出されるケースは年に1件あるかないかくらいになっています。

ただしこれは日本国内の基準です。生ハムやサラミは外国産を輸入しているものも非常に多いので、実際にリステリア菌が含まれている生ハムはもっと多いことが考えられます。

サラミは加熱すれば食べても良い？

生ハムは生の状態で食べるのがほとんどですが、サラミはピザに乗せて焼く調理法もあり、加熱することで食べることもありますよね。加熱した場合サラミにに関しては妊娠中も食べることができるようになります。

ただしサラミに関しては塩分量が少し高めなので、塩分の摂りすぎによるむくみは血圧上昇の原因になり得ることもあります。少し食べる程度なら問題ありませんが食べ過ぎには注意した方が良いでしょう。

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他のハムやソーセージは食べてもいいの？

加熱してない生ハムやサラミはリステリア菌が潜んでいる可能性があるということを紹介しましたが、他のハムに関しては食べても良いのか気になりますよね。

結論から言うと加熱処理がされていないもの以外のハムは妊娠中に食べても問題ありません。食べてのも問題のないハムと食べるのを避けた方が良いハムを以下にまとめてみたので参考にしてみてください。 

＜食べても問題がない加熱済みの加工食品＞

＜食べるのは避けたい加熱していない加工食品＞

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まとめ

いかがでしたでしょうか？今回の記事をまとめると、

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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