しその実は生でたべても大丈夫?しその花も食べることができるって本当?使い方は?

皆さんは「しその実」を食べたことはありますか?しそといえば、独特な香りを持つ葉っぱを食べる食品のイメージがあるかと思いますが、実はしそは葉っぱだけではなく実や花まで食べることができるとても優秀な食材なんです。

今回の記事ではシソの実やしその花はどのようにして食べることができるのか、しそを食べることで期待できる健康効果について解説していきたいと思います。

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しその実とは?

しその実は「穂紫蘇(ほじそ)」といいます。穂紫蘇は主に塩漬けにして様々な料理にトッピングとして入れられるのが一般的です。塩漬けにすれば保存もききますし風味もいいので、ご飯のお供としても重宝します。

ちなみに、しそは実だけでなく花も食べることができます。淡い紫色の花で、クセもなく食べやすい部分です。

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しその実はアクが強い

生のしその実はアクが強いので、アクを抜いてからでないと食べることができませんし、塩漬けにすることができません。アク抜きのパターンは大きく分けて二つのパターンがあり、さっと茹でる方法と水に一晩つけておく方法があります。

茹でてから塩漬けにしたほうが、鮮やかな緑色が出やすいのでオススメです。一方で水に一晩浸けておく方法だと、風味が飛ばないのでよりしその爽やかな風味を感じやすくなります。

しその実のアク抜き方法

〇茹でる方法

先ほども説明しましたが、さっと茹でてアク抜きをする方法だと、しその実を鮮やかな緑色にすることができます。

<茹でてアク抜きする手順>

  • フライパンにたっぷりの水を入れる
  • 水1Lに対して小さじ1の塩を加え、沸騰させる
  • 沸騰したらしその実を入れて30秒ほど茹でる
  • すぐに取り出す

〇水に浸してアクを抜く方法

水に一晩つけておく方法の場合は、見た目が鮮やかな緑というよりは「茶色」になります。あまり綺麗ではないのですが、熱を加えないのでしそらしい香りや味が残りやすいのが特徴的です。味を優先したいなら一晩水に漬ける方法が良いでしょう。

<水につけてアクを抜く手順>

  • ボウルにたっぷりの水を入れる
  • しその実を入れる
  • ラップをかぶせて冷蔵庫に丸1日置く

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しその実の塩漬けの作り方

アク抜きが終わったらしその実の塩漬けを作ってみましょう。

<しその実の塩漬けの材料>

  • しその実: 好みの量
  • 塩:しその実の約10%

<塩漬けを作る手順>

  • アク抜きが終わったしその実の水気をしっかりキッチンペーパーなどで拭き取る
  • しその実の重量を測り、その10%の塩を加える
  • (少し多めに塩を加えることで、日持ちが長くなります)
  • しその実と塩が馴染むように混ぜる
  • 空気を遮断できるジップロックのような保存袋に入れる
  • 中の空気をしっかり抜く
  • 2日程度冷蔵庫に保管すれば完成

これでしその実の塩漬けが完成します。しその実の塩漬けは冷蔵保存で約1ヶ月ほど保存することができます。もし一か月以内に食べきれないのであれば、冷凍保存も可能です。冷凍保存だと約2か月ほど保存することができます。

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しその実の塩漬けの食べ方

出来上がったしその実の塩漬けはご飯にのせて食べると、ほのかなしその香りと塩味がとても美味しくご飯を彩ってくれますおにぎりにしてお弁当に詰めるのがおすすめです!

保存方法は?

しその実の塩漬けは冷蔵保存で約1ヶ月ほど保存することができます。もし一か月以内に食べきれないのであれば、冷凍保存も可能です。冷凍保存だと約2か月ほど保存することができます。

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しその花ってどんな食材なの?

しその花が食べられる状態なのは、穂の下から花が3割ほど開きかけた状態で収穫したものです。これを花穂紫蘇(はなほじそ)と言います。花穂紫蘇を食べることができるのは主に紫色の赤紫蘇の花穂だけといわれています。

花が3割ほど開きかけた状態というのは、茎の部分がとても柔らかく生でも食べることができるのです。もちろん、私たちがよく知っているようなしその爽やかな香りも感じることができるのでとてもおいしく食べることができます。

花穂紫蘇の食べ方とは?

花穂紫蘇は基本的には「刺身のつま」や「料理のあしらい」などに使用されることが一般的です。 

料理のあしらいとは?
あしらいというのは料理を盛り付ける際に、料理に敷いたり、乗せたり、添たりする物の総称です。 あしらいを盛り付けの際に活用する事で、料理の味や香り、見た目を引き立てる役目を果たしてくれます。

刺身のつまに使う時

刺身のつまに使われている花穂紫蘇は、しその軸を持って、お箸で上から下にしごくようにして花を軸から外し、刺身醤油に入れておきます。このようにすることで醤油にひたされた花穂紫蘇が、醤油にしその香りをうつしてくれ、刺身にほのかなしその香りを持たせることができます。

花穂紫蘇は、一般的なしその葉よりも香りが穏やかなので、料理の味を引き立てるのに特化しています。

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しその花、しその実、しその葉は栄養満点!

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しそは本当にどこを食べても美味しく食べることができる素晴らしい食材ですね。そんなしそですが、実は栄養価も非常に優秀な食材なんですよ!しそを食べる事によって期待できる効果効能について以下にまとめてみました。

<しそを食べる事によって得られる効果>

  • 抗菌作用
  • 食欲増進・消化吸収の促進
  • アンチエイジング効果
  • がん予防・生活習慣予防
  • 免疫力を高める効果
  • アレルギーを抑制する効果
  • 解毒効果
  • 貧血予防効果
  • リラックス効果・ストレス軽減効果

ここに挙げただけでもたくさんありますが、しそは単体で食べるわけではなく、他の食品と合わせて食べますよね。なので他の食品の栄養価も取り入れながらしその素晴らしい栄養を摂取することができるので、毎日の食卓に取り入れたいくらい優秀な食材なんです。

保存方法は?

しその実の塩漬けは冷蔵保存で約1ヶ月ほど保存することができます。もし一か月以内に食べきれないのであれば、冷凍保存も可能です。冷凍保存だと約2か月ほど保存することができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?しそは葉っぱだけではなく、実や花穂までおいしく食べることができる素晴らしい食材です。なかなか手に入らないかもしれませんが、もし興味がありましたら、自宅でしそを栽培してみて、しその実やしその花を食べてみても面白いかもしれませんね!

この記事をまとめると

  • しその実やしその花穂は食べることができる!
  • しその実はアクが強いので生で食べることができない!
  • しその実は塩漬けに、しその花穂は料理のあしらいや、刺身のつまにするのがおすすめ!
  • 非常に健康効果が高いので毎日取り入れたい食材である!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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