なすは炒め物はもちろん、和え物や煮物など、和洋中様々な料理の材料となりうる野菜です。油との相性がとても良く、加熱するとトロトロの食感となり、とても美味しいですよね。
今回は、なすの種類の中でも珍しい「白ナス」について解説していきます。近年野菜も様々な品種が開発されていますが、ナスでも同様に色々な品種が登場しています。
なすの中でも特にインパクトの強い白ナスは、どのような味なのでしょうか?今回紹介していくテーマは、
- 白ナスとはどんなナス?
- 白ナスはまるでフォアグラ?
- 白ナスの美味しい食べ方
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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白ナスとはどんなナス?
白ナスとはどのようなナスなのでしょうか?どうして白いのか、どんな種類なのか、「白ナスを見たことも食べたこともない!」という方へ向けて、白ナスについて詳しく解説していきます。
普通のナスとは何が違うの?
通常の紫色のナスと白ナス、違いは皮の厚さにあります。皮が厚いため、紫外線から身を守っているため、白色になります。
皮が厚いと美味しくないのでは?と思うかもしれませんが、白ナスは炒め物に使用するとトロトロの食感になり、とても美味しいのです。「加熱用ナス」というイメージで使われると良いかもしれません。
白ナスにも種類がある?
白ナスと一言で言っても、様々な品種の白ナスがあります。
ヨーロッパ系の品種である「ホワイトベル」は、形が「米ナス」にそっくりの白ナスで、「たまごナス」は鶏卵のように小ぶりの形をしています。他にも、長なすのような見た目の「味しらかわ」といった品種もあります。
白ナスが白い理由は?
そもそもナスがどうして紫色になるのか、これは光合成により「ポリフェノール」が生成されるためです。通常のナスにはポリフェノールが多く含まれるため、紫色の見た目になります。通常のナスには紫外線が必要なのです
しかし白ナスは、通常のナスとは違う皮の構造により、紫外線の対策がされています。そのためポリフェノールが生成されず、白色の見た目になるということなのです。
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白ナスはまるでフォアグラ?
白ナスの代表的な食べ方としては、シンプルに「ステーキ」がおススメと言われています。白ナスは加熱することで、まるで「フォアグラ」のような食感になると言われています。一体どういうことなのでしょうか?
白ナスの生産地と旬の時期は?
白ナスの主な生産地は千葉県や新潟県、埼玉県などです。筆者はこれら以外の県に在住ですが、スーパーや直売所などで白ナスを見たことがありますよ。なすは多くの県で生産されていますから、直売所などをあたってみると見かけることもあるかもしれませんね。
果肉がとろけるように柔らかい?
白ナスの一番の特徴は、皮が厚いため加熱しても水分が逃げにくいという点です。その為、油を敷いたフライパンなどでじっくりと加熱すると、果肉部分がトロトロの食感となり、まるで「フォアグラ」のようになります。
甘みがあり食べやすい
白ナスは灰汁が少ないため、通常のナスよりも食べやすく、甘味なども感じやすいと言えます。通常の紫色のナスは、灰汁が少し強いため、水にさらさないと多少えぐみを感じます。
しかし一方で、灰汁が少なく食べやすい白ナスなのですが、通常のナスよりもビタミンなどの栄養素は少ないという傾向があります。クロロゲン酸などのポリフェノール成分があまり含まれていないため、栄養価は紫色のナスの方が高いと言えるでしょう。
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白ナスの美味しい食べ方
白ナスは珍しい食材ですから、購入できたとしてもどのように食べればよいのかわかりませんよね。白ナスを美味しく食べるためにはどのような調理方法が良いのでしょうか?
白ナスの下ごしらえ
白ナスの下ごしらえは、変色を防ぐために軽く水にさらす程度で大丈夫です。浅漬けなどで召し上がる際は、皮が厚いため縞模様に皮をむくと良いでしょう。全部剥いてしまうと勿体ないので、少し残す程度がおススメです。
変色を防ぐには?
通常のナス同様、白ナスにも「クロロゲン酸」と呼ばれる灰汁成分が含まれているため、切ってからそのまま調理すると、色が黒っぽくなってしまいます。そのため、調理前には灰汁抜きを行いましょう。
おススメの灰汁抜きの方法は、3%程度の食塩水に浸けることです。大体5分ほど塩水につけると灰汁が抜けると言われています。長時間浸けすぎると風味が悪くなってしまいます。
オススメのレシピはコレ
白ナスのおすすめレシピは加熱調理ですが、中でもバター炒めはおすすめです。味付けは塩やお醤油のみのシンプルな味付けでも良いですが、味噌なども混ぜるととても美味しいですよ。
まとめ
今回は、なすの中でも珍しい品種である「白ナス」について解説していきました。
この記事をまとめると
- 白ナスの色が白い理由、皮が厚く紫外線から守られているから
- 白ナスは加熱調理するとトロトロの食感になり、「フォアグラ」と呼ばれるほど
- 白ナスも多少灰汁成分が含まれているため、調理前には水にさらすと変色を防げる
いかがでしたか?白ナスについて、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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