塩サバでしめ鯖は危険なの?冷凍のサバフィレで〆サバを作るメリットや作り方を解説

皆さんはサバはお好きですか?サバと言いましても色々な食べ方があると思いますが、皆様はどんな食べ方がお好きですか?私の場合は「しめ鯖」にして食べるのが一番美味しいですね!ただしめ鯖となると、自宅ではあまり簡単に作れるイメージがないのでどうしてもお店やお寿司屋さんに行って食べるしかない印象があります。

色々調べてみると実はしめ鯖は家でも作ることができることがわかりました!今回の記事では、スーパーで販売されている塩サバでしめ鯖が作れるのか?について解説していきたいと思います。

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しめ鯖ってそもそもなに?

しめ鯖とはそもそもどのような調理法か分かりますか?しめ鯖は鯖の酢の物で、元々身が崩れやすく、腐りやすいサバをより長く保存し美味しく食べるために使用する調理法です。サバは魚の中でも生臭さが強く独特の癖があるので、酢でしめることによって食べやすくなるといったメリットもあります。

しめ鯖は三枚におろし小骨を丁寧によく抜いた後に、塩漬けにして30分ほど放置し、そこから酢につけて半日ぐらい放置したものがしめ鯖になります。姿のまま押し寿司にしたのが姿寿司、半身を棒状に落ちたのが棒寿司、身を削いで箱型に落ちたのがバッテラという名前になります。

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冷凍の塩サバでしめ鯖が作れるって本当?

生の魚と言うとかなり高価なイメージがありますよね。その一方で冷凍の魚介類はかなり安価で購入することができます。今回材料として使う冷凍の塩サバフィレも半身が大体150円前後で購入できるので、とても手に入れやすい食品です。

冷凍のものをお刺身として食べるのはかなり強いイメージがありますが、むしろ冷凍された魚介類は寄生虫などが死滅した状態で販売されていますので安全だと言えます。そしてすでに塩で味付けされているサバはしめ鯖を作るのにとても適している食材なんです。

それでもやっぱり冷凍サバは怖い人へ

それでもただでさえ腐りやすいサバを刺身として家で食べるのはちょっと怖いという方もいると思います。確かに鯖は「生き腐り」という言葉があるように品質が落ちるスピードが非常に早く、食中毒に悩まされてしまう人が多い食材なのは事実です。またサバはアニサキスなどの寄生虫が多いことでも有名です。

ですが冷凍の塩サバは水揚げ後すぐに専門の衛生管理がしっかりした工場で、一気瞬間冷凍されるので普通の生のサバよりも衛生的で新鮮だと言えます。

またアニサキスなどの寄生虫は水や塩でしめても死滅することがないのですが、冷凍することで死滅させることができます。つまり冷凍の塩サバは「自分で釣った生鯖を半日クーラーボックスに入れながら帰宅してすぐにしめ鯖を作る」などの、一般的な家でしめ鯖を作る方法よりもより衛生的で安全だと言えます。

そもそも寿司屋のしめ鯖はほとんどが冷凍塩サバから作られている

その証拠として、そもそもスーパーや低価格な寿司屋で提供されるしめ鯖はそのほとんどが冷凍塩サバから作られています。これはむしろそちらの方が安全面や衛生面で適しているからです。冷凍塩サバは通常のしめ鯖の手間を省いてくれる素晴らしい存在なので、これを活用しない手はありませんね!

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冷凍の塩サバからしめ鯖を作ろう!

では早速冷凍の塩サバでしめ鯖を作る方法を解説していきます。材料は以下の通りになります。

<しめ鯖の材料>

  • 塩サバフィレ:1枚(甘辛がベスト。辛口のままでもOKだが、塩分が強いので2時間ほど水につけて塩抜きすることがオススメ)
  • 酢:50㎖
  • 砂糖:大さじ一杯
  • 昆布:数切れ
  • 鯖が入る大きなタッパーかジップロック

まずは漬け込む〆酢を作る

まずは冷凍鯖を漬け込む〆酢を作ります。砂糖を軽めに一杯コップに入れます。大体初めは小さじ2杯程度入れればOKです。大さじなら1/3くらい入れれば小さじ2杯程度になります。

そこにお酢50㎖を加え、混ぜて砂糖を溶かします。砂糖が溶けたら今度は昆布を切ったものを数枚入れておきます。風味付けのための昆布ですがなくてもOKです。 

冷凍鯖フィレに漬け込む

冷凍鯖フィレを冷凍のままジップロックに入れて、先ほど作った〆酢を注ぎ、全体に回るように入れます。入れ終わったらジップロックの口を閉めるのですが、この時にできるだけ空気は抜いておくようにしましょう。

これができたら冷蔵庫に入れて3時間~1日程度漬け込めばOKです。冷凍させた状態で漬け込んだ場合は、解凍する過程で酢を吸い込んでくれるので長くつけこめば漬け込むほど出来上がりが良くなるというわけでもなく、3時間~1日程度漬け込めばOKです。

最後の下処理

では漬け込み終わった塩サバを取り出して、しっかりクッキングペーパーなどで両面に付いた水分を丁寧に取って行きます。身が締まっているのをこの時感じることができるでしょう。不要な部分を取って刺身にできる部位を残していきます。

ヒレの部分や、裏返して骨の多い腹を削ぎ切りにしていきます。この時に小さい骨もたくさんありますので毛抜きで中骨を取りましょう。酢で骨も柔らかくなっているので骨取りが簡単に行えます。

最後に皮を剥きます。酢でしめているので尻尾部分に浅く切り込みを入れれば皮を手で掴んでそのままペロリとむけちゃいます!

あとはお好みの大きさに切ってお刺身で食べるだけです!冷凍の鯖フィレ1枚150円で、お店で食べるようなしめ鯖が簡単に作れちゃいます!画期的ですよね!是非チャレンジしてみてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?塩サバの原料であるノルウェー産のサバは脂のりが良いことで有名です。しめ鯖にしてもその油をしっかり感じることができて、お寿司屋さんで食べるしめ鯖よりも美味しく感じることができるかもしれませんね!皮目を炙って焼きしめ鯖にしても美味しく食べれますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。

この記事をまとめると

  • 冷凍の塩サバはしめ鯖に適した食材!
  • 冷凍されたサバは寄生虫が死滅しているのでより安全である
  • お酢と昆布と砂糖があれば簡単に家でもしめ鯖が作れる
  • 骨取りが若干面倒ではあるが、丁寧に行おう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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