塩昆布や佃煮に使う昆布には違いがあるの?昆布ってどんな食材?

皆さんは昆布をご存知ですか?昆布といえばだし取りに使ったり、塩昆布などにして調味料として使ったり、佃煮にして直接食べたりなど様々な使い方ができるとても便利な食材ですよね。

便利なだけでなく様々な栄養素を持つとても優秀な食材なんですよ!

今回の記事では、

  • 昆布の栄養価
  • 塩昆布とは
  • 塩昆布の使い方
  • 昆布の佃煮とは
  • どんな昆布を使えば良いの?

これらについて解説していきたいと思います。 

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昆布はとても栄養価の高い食材

昆布には、体の組織を構成するミネラルが豊富に含まれており、牛乳と比較するとカルシウムは7倍、鉄分は39倍にもなります。また、昆布の魅力である旨味成分はグルタミン酸というアミノ酸の一種です。この成分により、昆布が美味しく感じるのです。

  • グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
  • ヨウ素:ヨウ素は、甲状腺ホルモンの材料であり、人間の体の生体維持に欠かせないホルモンの材料です。交感神経を優位にさせて、代謝をメインにエネルギー生成を活性化させます。特に自律神経の働きを良くし、呼吸や心臓の機能を向上させます。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
  • アルギニン:アルギニンは、代謝、ホルモン分泌、組織の修復や成長に関わるアミノ酸です。代謝面では、老廃物のアンモニアの除去に関わっています。ホルモン分泌では成長ホルモンの分泌を促進させるため、筋肉を増やし、骨を太くする効果があります。血流も改善するため体を若くするアンチエイジング効果が高いアミノ酸です。

ではこのような栄養価がとても高い昆布を使った料理や調味料にはどんな物があるのかを見て行きましょう。

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昆布といえば塩昆布

塩昆布と聞くと、”フジッコ”や”くらこん”などが有名ですね。有名メーカーであるフジッコのホームページで調べたところ、以下のように書いてありました。

昆布のうま味、しょうゆの風味、砂糖の甘味、塩味がバランスよく合わさり、ふっくらやわらかでまろやかな味わい。おにぎり、お茶漬けはもちろん、炒め物やサラダなどの味付けに使えば、さっと手軽に美味しいお料理が出来上がる!※出典元;フジッコ株式会社/塩こんぶ

大手企業さんの情報からも万能調味料に近い使い方が出来る食材なのがお判りいただけたと思います。まとめると「塩昆布はひとつでカンタンにお料理の味付けが完成する“スーパー調味料”」なんですね。

ちなみに昆布の種類までは特定できませんでしたが、全て「国産昆布」使っていることはわかりました。

おにぎりの具として使う

出汁の味が効いていてしょっぱい塩昆布はお米との相性が抜群!おにぎりの具として使えばお弁当で大活躍です。もちろんおにぎりの具としてだけでなく、炊き立てのご飯をお茶碗によそって塩昆布をのせて食べるだけでもとってもおいしいです。

野菜の味付けに使う

キャベツと塩昆布を混ぜて揉み込めば、塩昆布の和風出汁の旨味と塩気がキャベツにほどよい味付けをしてくれます。これだけでおかずが一品出来上がりです。

和菓子に合わせる

この食べ方は意外に思うかもしれませんが、実はおしるこやぜんざいの合間に塩昆布を食べると、塩味や旨味が良いアクセントになり、おしるこやぜんざいの甘味をより一層引き立ててくれるんです。和菓子の甘味をより味わいたい方は、合間に塩昆布を食べることをおすすめします。

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昆布といえば佃煮!

佃煮とは醤油と砂糖で甘く煮付けた日本の食べ物です。昆布の他にも小魚やあさりなどの貝類、海苔、イナゴなどの昆虫類を煮詰めたものもあります。牛肉を佃煮にしてシソやゴマなどを加えて作るものもあります。主にご飯のお供として食べるように作られていますので味は濃い目なります。

出汁に使った昆布は佃煮にするのがおすすめ

皆さんは昆布出汁をとったあとの昆布、捨てていませんか?出汁を取ったら全ての旨味がなくなるから後は捨てるだけ・・・ではかなりもったいない!むしろ出汁をとったあとの昆布というのは味がとても染み込みやすい状態で佃煮にするのにとても良いとされています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 昆布はとても栄養価の高い食材
  • 昆布の使い道として有名なのが塩昆布と佃煮
  • 塩昆布の昆布の種類は国産昆布
  • 昆布の佃煮に合う昆布はだしがらの昆布がおすすめ

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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