白子の食べ過ぎは危険?痛風や動脈硬化を引き起こす?気になる栄養や効能について!

皆さんは白子をご存知ですか?お魚料理に強い居酒屋や天ぷら専門店などに行くと必ずと言っていいほどメニューに存在する白子。少し見た目が気になりますが食べてみるとものすごく美味しくて、一度食べたらやみつきになってしまう食材ですよね!今回はそんな白子についての栄養素や食べ過ぎてしまうとどのような影響を及ぼしてしまうのかについて紹介していきたいと思います。

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白子とは?

魚の精巣のこと!

白子とは魚の精巣のことを言います。一般的に白子と言うとタラの白子を指すことが多く、その他にはアンコウの白子やフグの白子などが市場に出回っていますよね。新鮮なものだと生で食べることのできる部位で、見た目の通りとてもクリーミーで甘みがたっぷり含まれてとても美味しいのです。

一匹辺りで取れる量がとても少ないと言われており、貴重な食材なので少し値段は高めです。私のオススメは白子の天ぷらです!あまりメジャーな食べ方ではないかもしれませんが、一度食べたらそのふわふわな口当たりと、濃厚な美味しさに 癖になってしまいますよ! 

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魚の種類によって味わいが変わる?

一般的に白子はたらの精巣という話をお伝えしましたが、魚の種類によっても味わいが異なります。

  • たら:比較的安価で手に入る。他の魚の白子に比べて軽い口当たり。
  • ふぐ:ふぐには毒があるので扱いが難しく比較的高価になる。クリーミーさが引き立つ濃厚さを持つ。
  • あんこう:オスのアンコウは小さいうちに雌に食べられてしまうので、アンコウの白子は非常に希少価値が高い。コクがある味わいを持つ。
  • ニシン:ニシンは青魚のため白子も若干臭みが出やすい。さっぱりした美味しさで、他の魚の白子に比べると淡白な味わい。

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白子の栄養

たらの白子の栄養価

真鱈の白子100gあたりの含有量

  • カロリー 62kcal
  • タンパク質 13.4g
  • 糖質 0.1g
  • 食物繊維 0g
  • 脂質 0.8g

白子はタンパク質が豊富に含まれているわりにカロリーが抑え目なヘルシーな食材です。タンパク質の他にも、これから紹介するビタミンがとても豊富に含まれていますので健康的な食材といえるでしょう。 

ビタミンDが豊富

白子には100gあたり2.0㎍のビタミンBが含まれています。このビタミンDの含有量は食材の中でもかなり多い方です。ビタミンDは主にタンパク質の働きを活性化させてくれるので、筋肉や体の傷ついた臓器を治す働きを活性化してくれます。

またカルシウムの吸収を促進させてくれる効果も期待できます。

ビタミンEが豊富

白子には100gあたり1.8㎎のビタミンEが含まれています。ビタミンEは、ビタミンAとビタミンC と一緒に摂ると非常に効果が高いといわれており、強い抗酸化作用を持ちます。 

抗酸化ってどういうこと?
私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作りだしています。酸素を利用すると同時に「活性酸素」というものが常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。

 

活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことです。

 

一般的に活性酸素は体内の酵素によって分解されていきますが、分解できる量が決まっており大抵は分解できずに体に残ってしまいます。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです。

ビタミンB1が豊富

白子には100g あたり0.24㎎のビタミンB1が含まれています。ビタミン B 1は特にエネルギー産生に関わっており主に糖質の代謝を促す作用があります。

糖質の代謝は私達のエネルギーを作るために必要不可欠なもので、糖質の代謝がうまくいかないと疲労感を感じたり、疲れがたまりやすくなってしまうなどの影響があります。

こういったことでストレスが溜まり、うつを引き起こしてしまうなど影響もみられるのでメンタルヘルスの業界でも大事になっている栄養素なのです。白子以外には豚肉に多く含まれており、ニンニクやニラと一緒に食べることでビタミン B 1をさらに活性化してくれます。

スタミナ丼というものがありますが、大抵のスタミナ丼には豚肉とニンニクが含まれていますよね。実はスタミナ丼はビタミン B 1を補給する為に非常に有効な手段であり体力やエネルギーを回復してくれる料理なのです。

カリウムもたっぷり!

白子にはカリウムもたくさん含まれています。カリウムは体の中の水分と塩分の量を調節してくれる非常に重要なミネラルです。カリウムは心臓や筋肉の機能を調節したり、むくみを排出したりなど様々な働きを持ちます。

カリウムって?
カリウムは、ナトリウムとともに、細胞の浸透圧(水分調節)を維持しているほか、酸素と二酸化炭素のバランスを整えたり、神経伝達の調節を行っています。そのほかにも心臓機能や筋肉の収縮をサポートしたり、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進して、血圧を下げる働きがあります。

 

尿の排出を促して体温を下げる効果もあるので、夏バテ防止にも一役かってくれる成分なのです。ただし過剰摂取にも注意が必要で、カリウムは大部分が尿中に排泄されますが、腎不全などで腎機能が低下するとカリウムがうまく排泄されなくなり、高カリウム血症になります。高カリウム血症になると、筋収縮が調節できなくなり、四肢のしびれ、心電図異常などの症状が現れ、重篤な場合は心停止を起こすこともあります。

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白子の食べ過ぎは良くないの?

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白子にはプリン体がたくさん含まれている!

白子にはたくさんの素晴らしい要素が含まれていますが、食べ過ぎは注意した方が良い食材でもあります。なぜなら白子には100gあたり559.8㎎のプリン体が含まれているのです。これは食材の中でもかなり多くのプリン体を含んでいると言えます。

プリン体の摂り過ぎは皆さんもご存知の通り「痛風」を引き起こします。白子の他にも魚の干物や煮干しなどにプリン体は多く含まれているので注意しましょう。

白子はお酒のつまみで食べることが多いと思いますが、ビールなどにもプリン体が多く含まれますのでお酒好きの方で白子をしょっちゅう食べている人は痛風に気をつけたほうが良さそうです。

コレステロールも少し高め!

白子には100gあたり360㎎のコレステロールが含まれていると言います。コレステロールの中で動物性の脂質に含まれることが多い LDL と呼ばれるコレステロールは、食べ過ぎると血管を硬くさせてしまう効果があります。適量であれば問題ありませんが、食べ過ぎてしまうと動脈硬化を引き起こしてしまい、様々な疾患に繋がってしまうこともあります。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 白子は魚の精巣のこと!
  • 白子にはビタミン群がとても多く含まれている!
  • 白子を食べ過ぎるとプリン体はコレステロール値が高くなってしまう可能性があるので注意しよう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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