ウニというと皆さんはどのようなイメージがあるでしょうか?殻付き?桐箱入りや板ウニなどの高級ウニをイメージする人もいるかもしれません。ウニには塩水ウニというものがあり、味も食感も他のウニとは異なるといわれています。
- ウニの種類について
- 塩水ウニとは
- 塩水ウニと板ウニの違いは
ウニにも種類があり、保存方法の違いによって味も違ってくるといわれています。塩水ウニと他のウニについて紹介します。
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目次
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うにの種類は大きく2つ
ウニは皆同じ種類と思っている人もいますが、実際には種類があり、味なども異なります。そのように違うのか詳しく紹介します。
バフンウニ
日本で食用にできるウニの種類は、バフンウニやムラサキウニなどが中心です。バフンウニは、とげが短いのが特徴です。小型のウニであるバフンウニは、全体的に緑色っぽく、直径4cmほどの大きさになります。
北海道を除く日本全土から韓国あたりまで生息しており、その実はオレンジ色が強く、独特の香ばしさがあります。北海道・東北地方ではエゾバフンウニが取れますが、同じようで種類が異なり、エゾバフンウニの方が最大10cmになることもある大きなウニです。
練りウニなどの原材料に使用されているのが、バフンウニです。
ムラサキウニ
ムラサキウニは、殻は円形ですがトゲが長いのが特徴であり、その色は黒とも紫ともいえる色合いをしています。大きさは直径5~6cmになり、生息地域は本州中部から九州に生息し、国内で最も見られるウニの種類です。
北海道から東北地方ではキタムラサキウニが生息していますが、ムラサキウニとキタムラサキウニは別の種類です。
実の特徴は実が小さく風味は磯の香りが強い独特の味です。
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塩水うにについて
塩水ウニという名前は聞いたことがありますか?ウニの種類ではなく、保存方法であり、塩水ウニとして販売されています。塩水ウニとはどのようなウニなのでしょうか?
海水と同じ濃度の塩水で保存
塩水ウニとは、名前からイメージできるかと思いますが、ウニを海水と同じ濃度の塩水に浸した状態で販売されている加工品です。プラスチック容器に入って販売されていることが多く、少量で販売されている場合には牛乳瓶のような瓶に入っています。
生ウニのおいしさをそのまま食べることができるのが、塩水ウニの一番の特徴です。
旬の季節
ウニは種類によってその旬も異なります。
バフンウニの旬は3~4月とされ、温かい九州の方がその旬も早く迎えることになります。ムラサキウニは、6~8月頃が旬とされ、太平洋側と日本海側では時期が異なるので、長く旬を楽しむことが可能です。他のウニも春先から秋にかけて旬のものが多いのが特徴です。
賞味期限が短い
塩水ウニは生ウニを使用したものを販売しているため、その賞味期限はとても短いです。一般的な賞味期限は3~4日、美味しく食べてほしい推奨は出荷日を含めて4日になります。
生ウニなので、購入した当日に食べ切るのが一番おいしい方法になります。
食感も甘みも絶妙!
塩生うには、生で食べるように美味しくなるという人もいるほど、クセになる味わいです。その食感は採れたてのままに近く、甘みのある味が特徴です。
ウニが苦手だと思う人も、塩水ウニは食べられるという人もとても多いです。ウニは日持ちを良くするために「ミョウバン」を使うことがあります。
塩水ウニは生ウニなのでほとんど使用されていませんが、苦味を感じる場合はミョウバンが使用されている可能性があります。ミョウバンが未使用であることを確認して購入してください。
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塩水うにと板うにの違い
塩ウニと同様に、ウニを殻から外した状態で販売しているものに「板ウニ」があります。塩水ウニと板ウニは何が違うのでしょうか?
保存方法が違う
塩水ウニの保存方法は、冷蔵保存が基本で、賞味期限は4日となります。生ウニなので、出来るだけ早く食べることをおすすめです。板ウニは日持ち・形を整えるためにミョウバンを使用するため、賞味期限が5~6日と延びます。
商品によっても賞味期限は異なりますが、塩水ウニよりも賞味期限が長いです。
臭いや味が違う
塩水ウニは先ほどご紹介した通り、海水と同様の濃度に生ウニを浸したものです。板ウニとは形を整えたウニを、板の上にキレイに並べて販売されているウニです。板ウニの場合は形を整えるためにミョウバンが使用されています。
大きさが揃い、見た目が良いのが板ウニです。
板ウニは形を整えるためにミョウバンが使われていますが、味にわずかですが苦味が加わり、ウニ本来の甘みなどが感じられにくくなってしまいます。高級な板ウニであれば、ミョウバンの使用も少ないです。
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まとめ
ウニの種類と賞味期限、塩水ウニと板ウニの違いなどについて紹介しました。
この記事をまとめると
- ウニの種類はバフンウニやムラサキウニなどがあり日本周辺で取れる
- 塩水ウニとは採れたてのウニを海水と同じ濃度に浸したウニ
- 塩水ウニは甘味もあり生ウニの味と変わらないが、板ウニは保存のためなどにミョウバンが使われているので、苦味がある
ウニを新鮮なまま食べることは難しいと思っている人もいますが、塩水ウニのように生ウニと同じようにウニを食べることも可能です。美味しいウニを食べたい人は、ぜひ塩水ウニを食べてみてはいかがでしょうか?