フルーツの中でも食べる頻度が多いであろうバナナ。朝ごはんにバナナを食べているという方も多いのではないでしょうか。
そんなバナナ、実はたくさんの種類があるのをご存知ですか?この記事では、島バナナ・モンキーバナナ・三尺バナナのそれぞれの特徴や味を紹介していきます。
3つのバナナの違いを知って、自分にぴったりなバナナを見つけましょう。
スポンサードリンク
目次
|
|
島バナナとは
美味しいとよく言われる島バナナですが、ほかのバナナといったいどういった違いがあるのでしょう。
島バナナは一般的なバナナと同じ亜熱帯気候で育つフルーツです。しかし大きさや食感・味は異なります。
ここでは、島バナナの特徴や味・栄養価について紹介していきます。
特徴
島バナナは、一般的な輸入バナナの約10倍の価格で販売されている、高級フルーツです。普通のバナナは苦手でも、島バナナは食べられるという方がいるほど。
一般的なバナナは黄色い色のものを販売していますが、島バナナは緑色の状態で販売されています。
黄色くなった島バナナは傷みやすく流通が難しいため、購入後に自宅で熟成させて食べることを推奨しているためです。
島バナナの旬は9~10月頃。シュガースポットが出てきた島バナナが食べごろです。一般的なバナナよりもサイズが小さめ。デザートやおやつにぴったりです。
島バナナは、病気に弱く管理が大変難しいため希少なフルーツです。また、主な生産地である沖縄では、収穫時期になると台風の被害が多くなることも。
収穫が安定しないため、高価格で販売されています。
味
島バナナは甘さだけでなく、程よい酸味が感じられるのが特徴。濃厚な甘さだけでなく、柑橘類のようなフルーティーさも楽しめます。
爽やかさを兼ね備えている島バナナは、甘ったるいバナナが苦手!という方にもおすすめです。
もちもちとして食べ応えがあり、クリーミーな食感も特徴。皮が薄く、実がパンパンにつまっています。
栄養価
島バナナに含まれている主な栄養素はこちらです。
- カリウム
- 食物繊維
- ビタミンB6
- ビタミンC
- ナイアシン
- マグネシウム
- 葉酸
- 鉄分
- フラクオリゴ糖
- ポリフェノール
- トリプトファン
さまざまな栄養素が含まれていますが、特に注目したいのが食物繊維。バナナは甘みがある分糖質が気になります。しかし食物繊維の力で糖質の吸収スピードを遅くすることが可能です。
また、フラクオリゴ糖との相乗効果でおなかの調子を整える効果も期待できます。
抗酸化作用のあるポリフェノールは、摂取するとアンチエイジング効果が期待できます。ビタミンCと一緒に摂取するとより効果が高くなるため、若々しくいたい方にも島バナナはおすすめです。
トリプトファンは幸せホルモンであるセロトニンの材料となる成分。体内で合成されない成分なので、積極的に摂取した方がいいでしょう。
自律神経を整えたい・質のいい睡眠がとりたい・リラックスしたいという方におすすめです。
スポンサードリンク
モンキーバナナとは
コロンとしたフォルムがかわいらしいモンキーバナナ。一般的なバナナよりも糖度が高いといわれています。
ここでは、モンキーバナナの特徴や味・栄養価を紹介していきます。
特徴
モンキーバナナの原産地はフィリピンです。大きさは島バナナとさほど変わりはありません。一般的なバナナよりも小さく、長さは7~9cmほどです。
食感はもっちりとして柔らかいのが特徴。別名「ベイビースイート」「セニョリータ」などとも呼ばれています。
島バナナとはとても似ている品種ではありますが、全くの別物。酸味の有無が大きな違いでしょう。
島バナナより安価で手に入りますが、取り扱っているお店が少なく手に入りにくい傾向があります。
味
島バナナと違い酸味がほとんどありません。寒暖差が激しい場所で栽培されるので、糖度が高く酸味が少ないバナナになるのです。
熟成が進むと皮が薄くなり、シュガースポットが出てきます。島バナナと同じで、熟成させて食べる品種です。
栄養価
モンキーバナナは一般のバナナよりもサイズが小さい分カロリーは控えめ。しかしバナナ自体の糖質が高いため、食べすぎには気をつけましょう。
モンキーバナナに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
- 炭水化物
- 食物繊維
- カリウム
- ビタミンC
- ビタミンB6
- マグネシウム
- 葉酸
- パントテン酸
モンキーバナナは島バナナ同様食物繊維が豊富に含まれています。腸内環境が整うことで、便秘解消の効果が期待できます。
また、カリウムは余分な塩分を排出する作用があります。むくみ予防や血圧を下げる効果が期待でき、生活習慣病の予防にも繋がります。
モンキーバナナはビタミンB群が豊富に含まれており、エネルギー代謝のアップにも効果が期待できるでしょう。
スポンサードリンク
三尺バナナとは
次に三尺バナナの特徴や味・栄養価について紹介していきます。
特徴
三尺バナナの生産地は、島バナナと同じ沖縄県で、島バナナの次に注目されています。島バナナと同じく小ぶり。ねっとりとした食感が特徴です。
バナナの木が三尺ほどでも実がなることから、三尺バナナと名づけられました。沖縄で栽培されていることから、沖縄バナナと呼ぶこともあります。
島バナナよりも台風に強く、流通が多いため、安い価格で販売されています。
スポンサードリンク
味
島バナナと同じくやや酸味が感じられます。島バナナとは違い、やや青みがかった見た目のときが食べごろです。
栄養価
三尺バナナの栄養価に関する具体的な情報は見つかりませんでしたが、そもそもバナナは栄養豊富な食べ物です。
食物繊維はもちろん、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。そのため美肌・貧血・熱中症・便秘などさまざまな嬉しい効果が期待できるフルーツです。
また、バナナには複数の糖が含まれています。それぞれ体に吸収される速度が違うため、エネルギーの持続力が高いとされています。
バナナを朝ごはんや運動前に食べるといいと言われているのはそれが理由です。吸収スピードが違うことで血糖値の急上昇も抑えられます。
スポンサードリンク
3つのバナナの違い
とにかく甘いバナナが食べたい方はモンキーバナナがおすすめ。酸味のあるバナナが好きで、コスパの良さを求めるなら三尺バナナ。
三尺バナナよりも質が良く、高級感を感じたい場合は島バナナをチョイスしましょう。
まとめ
島バナナ・モンキーバナナ・三尺バナナの違いを紹介しました。自身の好みに合ったバナナを選んで、楽しんでみてください。
スポンサードリンク