乾燥食品を食べる害虫と言えば「シバンムシ」
実はこのシバンムシにも天敵がいます。それがシバンムシアリガタバチです。
名前からするとシバンムシの仲間かなーとも思えてますが、全く違います。
しかも、このシバンムシアリガタバチは人を刺します。
このページではシバンムシアリガタバチについて、特徴や刺された時の症状、駆除方法をまとめておきます。
小さいお子さんが刺されるとまだ免疫も少ない頃だと、長期的な体調不良につながります。
しっかりと対策を打っておきましょう。
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目次
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シバンムシアリガタバチってどんな虫?
引用:http://www.osakapco.com/pcosight/kensaku-h230309/detail/k32.html
「死番虫」と書くシバンムシは乾燥植物に集まります。
単体でも噛みつくなど害がありますが、シバンムシアリガタバチが関与してくると更に害が大きくなります。
特徴
シバンムシアリガタバチの特徴は、シバンムシに寄生すること。シバンムシの幼虫に寄生し産卵から22日~25日で羽化します。
体長は2mm~2.5mm程度の光沢のある赤褐色の虫です。
シバンムシアリガタバチに刺されると痛痺感が続き発心を伴います。
幼虫には「シバンムシアリガタバチ」が寄生している
シバンムシアリガタバチの幼虫には飛んでもないものが寄生しています。それがシバンムシアリガタバチです。
孵化から3週間ほどで羽化し成虫となります。
成虫はアリっぽい形
成虫は翅がない蟻のような形です。蟻との違いは腹部の節がないところです。
シバンムシの種類は?
シバンムシアリガタバチが寄生をするシバンムシにはいくつかの種類があります。シバンムシ
引用:https://matome.naver.jp/
シバンムシの特徴は、乾燥しているものに何でも集まります。
適性の温度は22度~30度の乾燥環境を好んで生息します。
乾燥しているものなのでお菓子や粉などに集まりますが、驚きはたばこにも集まります。
体長は1.7mm~3.0mm程度の小さな虫です。
発生は年に1回~3回、主に4月~6月、9月までに発生します。
タバコシバンムシ
引用:http://www.mushi-chisiki.com/pest/deathwatch.html
成虫は体長約2.5mmの小型の甲虫で、体は円くゴマのような形、茶色の虫です。
タバコシバンムシは、一般住宅・店舗・食品倉庫などどこでも発生が見られる食品害虫です。
保管してあるパンや小麦粉、そうめん、ココア(粉)、コーヒー、種、ゴマ、香辛料、乾燥しいたけ、乾麺、ソバ、ドライフラワー、ペットフードなどあらゆる乾燥した植物質のものから発生します。
その他、畳のワラ床からも発生することがあり、この場合、常に餌(畳)があることなどから、長期間にわたって発生をみる場合があります。
タバコシバンムシは年に2~3回発生し、成虫は屋内を活発に飛びまわります。冬は主に幼虫で越冬するので、被害は目立ちません。
ジンサンシバンムシ
引用:http://www.mushi-chisiki.com/pest/deathwatch.html
雑食性の強い種で、あらゆる乾燥した植物体を加害します。
名前の「ジンサン」とは人参のことで、高価な乾燥朝鮮人参を食害していたことに由来します。
成虫は体長2.5mm前後で、形はタバコシバンムシと酷似し、食性もタバコシバンムシと同じように多くの乾燥植物質のものを加害します。 年1~3回発生し、成虫は5月~10月頃まで見られます。
一般家庭では、本種よりタバコシバンムシの方が発生率は高いです。
シバンアリガタバチの発生場所
シバンアリガタバチはシバンムシのいるところに生息します。生息場所をいくつか挙げます。
畳
畳はシバンムシからすると絶好の生息場所です。湿気もそこまで多くなく、もともと井草を乾燥させて作るのでシバンムシとしては好物といえるでしょう。
畳に住み着いてしまうと2mm~3mmの穴をあけて生息します。
いたるところに住み着いてしまうと発生し続けてしまうので畳にはつかないように日ごろかメンテナンスをしておく必要があります。
乾燥植物
乾燥した植物が好きなシバンムシ、小麦粉などはもちろんたばこにも集まります。カーテン
カーテンも綿のものはシバンムシが集まるので注意です。エアコン
エアコンは基本的に乾燥しているためシバンムシが付かないように気を付けましょう。特に危険なところはフィルター部分です。
網戸
網戸も乾燥をしているためシバンムシが集まります。集まっているところに窓を開けておいたりすると室内に入ってしますので注意しましょう。
観葉植物
観葉植物の枯れた葉っぱなどにもシバンムシは集まります。枯葉はしっかり処分しましょう。
駆除方法は?
駆除の方法としてはいくつかあげられます。殺虫剤
シバンムシは殺虫剤などに弱いので見つけたらすぐに吹きかけましょう。発生源がわかるようであればそこにも噴射をしておく必要があります。
バルサン
畳など広範囲に発生してしまっている可能性がある場合は、バルサンを焚きましょう。広い範囲に効果があるため駆除には最適です。
専門の業者さんへ
たくさん発生してしまい、もうどうしようもない場合は専門の業者にお願いするのが一番です。駆除方法などでお悩みの場合は一度相談をしてみてもよいかもしれません。
まとめ
発生してみたらげんなりしてしまうシバンムシ、さらにシバンムシアリガタバチもいたら嫌ですよね。日ごろのメンテナンスが大切なため綺麗を維持して発生、繁殖をしないように心がけましょう。
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