“シーアスパラガス”という食べ物を知っていますか?日本ではあまり馴染みのないものですが、栄養豊富でスーパーフードとも言われています。そんなシーアスパラガスの栄養や保存方法について着目しました。今回は、
- シーアスパラガスの栄養・効果
- 食べ過ぎは体に悪い?
- 保存方法・日持ち
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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シーアスパラガスとは?
“シーアスパラガス”は野菜に分類される食材ですが、海の中で育つのが特徴です。北アメリカからヨーロッパ・アジアにかけて広く分布しており、日本では1891年に初めて北海道です。厚岸湖で発見されたことから、『厚岸草(アッケシソウ)』とも呼ばれています。
かつては北海道や瀬戸内海など、日本でも広い地域で生息していましたが、徐々に収穫量は減り、2000年には絶滅危惧種に認定されるほど少なくなっています。ヨーロッパなど海外では、ごく一般的に食べられています。
シーアスパラガスは基本的に緑色ですが、秋になると赤く変化するのが特徴です。
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生で食べられる?どんな味?
シーアスパラガスは、生でそのまま食べることができます。海の中で成長するため、元々塩気があるのが特徴です。塩気はあるもののクセがなく、サラダや天ぷらとして食べるのが主流です。
塩抜きは必要?
シーアスパラガスには塩気が強いため、場合によっては塩抜きが必要です。塩抜きなしでも食べることはできますが、塩分の摂りすぎになることもあるので注意しましょう。
洗ってから30分〜1時間ほど水に浸けておく!
どこで売ってる?
日本ではほとんど収穫されていないシーアスパラガスですが、イスラエルやオランダ産の輸入品であれば購入することが可能です。コストコや百貨店・ネットなどで購入することができます。
値段の相場ですが、コストコでは1パック800円で販売されています。輸入品ということもあり、あまりリーズナブルではありません。
シーアスパラガスの栄養と効果
シーアスパラガスには、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?
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栄養素
シーアスパラガスは海の中で成長するため、マグネシウムや鉄分などのミネラル類が豊富に含まれています。他にも、アミノ酸や食物繊維・ビタミンA・B2・B6・B9などのビタミン類も多く含んでいます。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
効果・効能
シーアスパラガスに含まれるビタミンB9は、アンチエイジングに効果のあるビタミンとして知られています。食物繊維による便秘解消・整腸作用や、アミノ酸による疲労回復効果なども期待できます。
- 美肌効果
- アンチエイジング効果
- 便秘解消
- 疲労回復
- 大腸ガン予防
シーアスパラガスの食べ過ぎは体に悪い?
“シーアスパラガスの食べ過ぎは体に悪い?”という疑問についてですが、食べ過ぎはあまり良くないこともあります。その理由は、『塩分』と『ヨウ素』にあります。
シーアスパラガスは海の中で育つため、海水に含まれる塩分を吸収しています。塩抜きすることである程度塩気を抜くことはできますが、食べ過ぎると塩分の摂りすぎになるので注意しましょう。
塩分の摂り過ぎは、むくみや高血圧の原因となります。また、高血圧状態が続くと、動脈硬化を起こして脳梗塞や心筋梗塞といった生活習慣病の原因になるので注意しましょう。
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妊娠中はヨウ素に注意
シーアスパラガスや海藻類には『ヨウ素』という成分が含まれていますが、ヨウ素は妊娠中あまり摂らない方が良い成分となっています。ヨウ素が体内に短期間で大量に入った場合、このような影響が出ると言われています。
- 発熱
- 下痢
- 嘔吐
- 興奮
- 脱毛
シーアスパラガスの保存方法
シーアスパラガスは、冷蔵で2〜3日・冷凍で約1ヶ月となっています。
冷蔵保存
常温ではなく冷蔵保存が必須で、乾燥しないようビニール袋などに入れて保存します。
冷凍保存
冷凍する場合は、茹でてからがおすすめです。茹でて水気を切ったら、ラップに包み密閉袋に入れて保存します。解凍方法ですが、凍ったまま調理してOKです。解凍すると水が出て栄養成分が抜けてしまうので、そのまま使用した方が栄養を残すことができます。
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まとめ
この記事をまとめると
- シーアスパラガスは海で育つ野菜の一つ
- 塩分が多いので、塩抜きとして30分水につけると良い◎
- 食べ過ぎは塩分過多により高血圧やむくみの原因となるので注意
- 冷蔵保存期限:2〜3日 / 冷凍保存期限:約1ヶ月
シーアスパラガスはあまり見かけない野菜ですが、コストコでは販売されているようです。栄養価が高くアンチエイジング効果があるので、機会があれば是非試してみてください♩
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