スコーンの生地の冷蔵・冷凍保存|作り置きの日持ち・寝かせる時間

イギリスの伝統菓子の1つ「スコーン」、みなさんは好きですか?実はとてもシンプルな材料で、自宅でも作ることができます。作り置きしていつでも気軽に食べられたら嬉しいですよね。

そこで今回は、

  • スコーンの生地の日持ちはどれくらい?
  • スコーンの生地は作り置きにも!
  • スコーンの生地を寝かせる意味は?
  • スコーンの生地がまとまらないのは失敗?

コチラについて紹介していきます。

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スコーンの生地の日持ちはどれくらい?


小さな子どもとも一緒に楽めるスコーン作りですが、毎回生地からこねて焼くというのは、時間も労力もかかってしまい大変ですよね。まずは、スコーンの生地の日持ちについて解説していきます。

冷蔵保存

スコーンは、焼く前の生地の状態でも保存しておけます。ただし、 冷蔵の場合は、持って1〜2日程度です。 

3日以上の保存は徐々に生地が傷んでいき、カビが生えて食べられない状態になってしまいます。また、冷蔵庫内は生地が乾燥してしまったり、他の食品の匂いが移る可能性もありますので、必ず密閉しておくようにしましょう。

冷凍保存

スコーンの生地は冷凍保存もOKです。冷凍しておくことで、スコーンの生地が傷むスピードを緩やかすることができます。

 保存期間はレシピによっても変わりますが、だいたい2〜4週間が目安になります。  ですが、保存期間が長ければその分風味は当然落ちていきますので、出来るだけ早めに食べるにこしたことはありません。

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スコーンの生地は作り置きにも!


既述のようにスコーンは冷蔵・冷凍保存できるため、作り置きが可能です。ですが、安全においしく食べるためには、正しい手順を取ることが大切です。次は、スコーンの生地の冷凍・解凍方法を紹介します。

冷凍方法

材料をこね生地が出来上がったら、冷凍する準備をしていきます。次の手順に従って丁寧に保存してください。

  1. 生地を好みの大きさにカットする
  2. 1つずつラップに包む
  3. ジップ付きの冷凍用保存袋に入れる
  4. 金属バットに乗せて急速冷凍する

スコーンの生地の冷凍保存で大切なのは空気の侵入を防ぐことです。ラップに包む際や保存用袋に入れる際は、隙間を作らず密閉するようにしましょう。

解凍方法

冷凍したスコーンの生地の解凍方法はシンプルです。わざわざ自然解凍する必要はなく、袋から出しラップを剥がしたら、そのままオーブンで焼けばOKです。

ただし、一度冷凍したスコーンの生地は水分が出てしまう可能性があります。

 食感が落ちるのを防ぐためにも、通常よりも温度はやや高めにし、時間をかけてしっかり芯まで焼き上げることが大切です。 

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スコーンの生地は寝かせる必要がある?


スコーンに限らず、焼く前の生地が重要となるお菓子には「生地を寝かせる時間」が存在しますよね。この時間が無ければもっと早く作れるのに……と思うかもしれませんが、この手順にはとても大きな意味があるんです。

スコーンの生地を寝かせる意味

焼く前や成形前に生地を寝かせるのは、水分を全体に行き渡らせムラをなくすためです。また、冷蔵庫に入れることで、生地のだれを防ぐことができ、焼き上がり時の出来栄えに大きな差を出します。

  • 生地が横に広がるのを防ぎ垂直に伸びて高さが出る
  • 焼き上がりがかたくなりにくい

休ませる時間

 材料・レシピによっても異なりますが、スコーンの生地を休ませる時間は、だいたい1時間程度です。 

待っていると長く感じてしまいますが、この1時間が、スコーン特有のサクッとした食感と味わいを作ってくれます。

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スコーンの生地がまとまらないのは失敗?


スコーンは自宅で作れる一方、失敗例が多いお菓子でもあります。ですが、その原因と対処法を事前にチェックしておけば困ることはありません。生地がまとまらなかった経験がある人は、ぜひ参考にしてください。

原因

スコーンの生地が膨らまない又はまとまらない大きな原因は、「水分量」が関係しています。

もしかしたら、何かを入れすぎてしまっているかもしれません。どの材料も、多くても少なくても理想的な出来にすることはできません。

またその後の工程でも「焼成時の焼きが甘い」・「そもそもオーブンの温度が低かった」という可能性もあります。

初めての人は特に、アレンジ抜きでレシピを守ることが大切です。

対処法

スコーンの生地が出来たあとでまとまらないことに気づいても、そこから材料を調節することはできませんよね。

そんな時は、一度生地をラップに包んで冷蔵庫で冷やすか表面に薄力粉をまぶしてみてください。

  • 冷蔵庫で冷やす→バターが固くなりまとまりやすい(15分程度でOK)
  • 薄力粉をまぶす→多すぎる水分量を抑えまとまりやすい

また、既述のようにお菓子作りには、やりすぎ入れすぎは厳禁です。新たな失敗を生んでしまいますので、薄力粉の入れすぎには注意してください。

まとめ

「スコーンの生地の冷蔵・冷凍保存|作り置きの日持ち・寝かせる時間」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • スコーンの生地の日持ちは冷蔵で1〜2日
  • スコーンの生地の日持ちは冷凍で2〜4週間
  • スコーンの生地を寝かせるのは水分量のムラを防ぐため
  • スコーンの生地を寝かせるのは1時間程度でOK
  • スコーンの生地がまとまらない原因は水分量

多少分量を間違えても修正がしやすい料理に比べ、お菓子作りは1gの差で出来が左右されます。初めての人も、失敗経験がある人も、ぜひこの記事を参考にしスコーン作りに挑戦してみてくださいね。

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