さつまいもの食べ過ぎは腹痛・便秘になる?ダイエット効果・毎日食べると?

さつまいもは秋を旬とするホクホクの野菜ですが、食べ過ぎると腹痛や便秘・胃痛が起こると言われています。みなさんは同じ経験がありますか?スイートポテトや揚げ物・天ぷらなどアレンジ料理が豊富なさつまいもですが、何が原因で体にこのような影響が出るのでしょうか?今回は、

  • さつまいもの食べ過ぎで腹痛・便秘になる?
  • さつまいもの栄養・効能
  • さつまいもを毎日食べるとどうなる?

これらのテーマについて紹介いたします。

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さつまいもの食べ過ぎは腹痛・便秘になる?

さつまいもを食べ過ぎると、体質や体調によって腹痛・胃痛・便秘・下痢を起こすことがあります。さつまいもは本来体に良い野菜ですが、このような影響が出るのは“食物繊維の摂りすぎ”によるものです。

さつまいもの食べ過ぎで腹痛や便秘など消化器系に症状が出る原因は、さつまいもに含まれる水溶性食物繊維の過剰摂取により消化不良を起こすためです。

水溶性食物繊維とは?

食物繊維の中で水に溶けやすい分類のもので、主な働きは腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすと同時に酪酸や酢酸と言ったエネルギーの材料になる。腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力や肌も綺麗にする栄養

水溶性食物繊維は適量であれば腸内環境を整え、便秘や下痢などの症状を改善する働きがあるのですが、過剰摂取すると消化することができず、逆に便秘や下痢を引き起こしてしまいます。特に腸内の水分量が足りていない人は、食物繊維によって便のカサが増えても排出することができず、腸内の便が固まって便秘となりやすい傾向にあります。

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さつまいもの栄養成分・効果

栄養

さつまいもには食物繊維の他、日常生活で不足しがちなビタミンA・ビタミンB群・カルシウム・鉄といった栄養素が充実しています。冬の緑黄色野菜のお手本で、上手に取り入れたい食材です。

  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

効果効能

さつまいもが持つカルシウムの含有量はなんと牛乳以上。ビタミンKと一緒になり骨の健康維持に働きかけます。

効果効能
  • 骨粗しょう症予防
  • 貧血予防・改善
  • 老化の抑制
  • 美肌効果

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さつまいもの食べ過ぎで気持ち悪い?

さつまいもを食べ過ぎると腹痛や便秘・下痢を起こすことがありますが、消化不良による症状には“気持ち悪くなる”こともあります。元々胃が弱い方は消化するのが負担となり、胃がムカムカしたり吐き気がしたりすることもあります。

さつまいもを毎日食べるとどうなる?

さつまいもにはビタミン類や鉄・カルシウムが含まれているので、適量であれば健康にも美容にも効果的なものですが、毎日食べ続けると体にどのような影響が出ると考えられるのでしょうか?さつまいもを継続的に食べた場合どうなるかについて、いくつか症状や効果を見ていきましょう。

お腹が張る

さつまいもには水溶性食物繊維が多く含まれているため、腹痛・便秘・下痢となではいかなくても“お腹が張る”ことがあります。食物繊維が腸内で膨れていることが原因で、ガスが発生しおならが増えることもあります。じゃがいもなどの芋類を食べるとおならが出やすくなりますが、さつまいもの場合も同じです。

便の色が変わる

さつまいもを食べると便の色が変化することがありますが、これも食物繊維が腸内で作用したこと原因となっています。

ダイエット効果

さつまいもをお米やパンなどの主食に置き換える“さつまいもダイエット”があります。さつまいもダイエットは美容大国である韓国発祥のダイエット法で、お米やパン・パスタなどの麺類を食べるよりも食物繊維を始めとする栄養素を摂ることができます。

また、おやつに高カロリーの洋菓子を食べる代わりにさつまいもを食べることで、ヘルシーに小腹を抑えることができます◎さつまいもには、むくみを改善する”カリウム”が含まれているので、むくみが気になる時にもオススメの食材です。

  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

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糖質で太る?

さつまいもは芋類なので他の野菜と比べて糖質量が多く、太りやすくなるのでは?と思うかもしれません。100gあたりに含まれる糖質量は約30gですが、さつまいもは低IG食品なので血糖値が上昇しにくく、太りにくい食材と言えます。

低IG食品とは?

食後の血糖値の上昇を示す指標のこと。IG値が低いほど上昇が緩やかな食品で、太りにくさに繋がる

まとめ

この記事をまとめると

  • さつまいもが持つ水溶性食物繊維は摂りすぎると腹痛・便秘・下痢を起こす
  • 他に胃痛・吐き気・気持ち悪さが出ることもある
  • 主食に置き換えることでダイエット効果が期待できる

さつまいもには食物繊維をはじめ、ビタミン類や鉄・カルシウムなど体に必要な栄養成分が多く含まれています。食べ過ぎなければ体に良いものなので、上手く食事に取り入れてみましょう。主食やおやつに置き換えるさつまいもダイエットもオススメですよ!

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