皆さんは里芋はお好きですか?里芋は煮物や鍋などに出るとコロコロほくほくとした食感がとても美味しい食材ですよね。特に秋や冬になると無性に里芋を使った料理が食べたくなってしまいます。
そんな里芋ですが意外と保存方法に困る方が多い食材でもあるようです。里芋は適切な方法を行えばどのタイミングでも「冷凍保存」することができます。
今回の記事では里芋の保存方法について紹介していきたいと思います。
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目次
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里芋を正しく保存するときのポイント
里芋は意外とデリケートな食材です。原産地は熱帯気候の東南アジアですので、寒さと乾燥に強くありません。さらに多湿になるとカビが生えやすくなります。
里芋を皮付きのまま保存するなら「土がついたまま」保存するのがおすすめです!里芋に限らず芋類を保存する場合、長期保存になる可能性があるなら土はつけておいた方が良いです。土にはたくさんの栄養素が含まれており、収穫した後も里芋はその栄養素を吸収しながら成長します。土がついたままで保存した方が栄養価が高いままで保存が行われるのです。
里芋の保存に適切な温度とは?
里芋を常温保存するなら適切な温度は15~20℃と言われています。里芋は5℃以下だと低温障害を起こし、25℃以上で腐敗が進んでしまいます。日持ちさせるには暑すぎず寒すぎない温度管理が非常に大切になってきます。
里芋は冷凍保存するのがおすすめ!
このように里芋はかなりデリケートな食材ですので、常温で保存する場合気を使わなければなりません。ですが、そこまで里芋ばかりに気を使ってはいられませんよね。そこでオススメな方法が冷凍保存です!
里芋は冷凍してもあまり食感が変わらない食品ですので、冷凍保存することができます。冷凍した里芋の食感落とさないコツは「すばやく冷凍させる」事と「凍ったまま使うか電子レンジで解凍する」事です。
このような対策をとることでより里芋の繊維が壊れにくくなり、食感が変わるのを防いでくれます。里芋を冷凍する場合は「茹でてから」「調理してから」の2パターンがあります。
皮を剥いて茹でた里芋を冷凍する場合
あらかじめ冷凍する前に皮を剥いて茹でた里芋の状態にしておくと、使う時にとても簡単です。煮物だけでなく汁物にも「凍ったまま」いれることで、簡単に里芋使うことができます。
<剥いた里芋を冷凍する場合>
- ①里芋をよく洗って皮にぐるりと一周切り込みを入れておく
- ②皮がついたまま鍋に里芋入れて、里芋がかぶるくらいの水を入れて火をつける
- ③沸騰するまでは強火で、沸騰してからは中火にして10~15分茹でる(里芋はアクが強いので、一度にたくさん入れてしまうと吹きこぼれる場合があるので注意しよう)
- ④茹でた里芋を冷静に探し粗熱が取れたら、手で切り込みを入れたところから中身を押し出すようにするとツルリと皮が剥ける
- ⑤皮を剥いた里芋はしっかりキッチンペーパーで水気を切ってから冷凍用保存袋に入れて冷凍する
このようにすれば皮を剥いた里芋を冷凍することが可能です。凍ったまま里芋お料理に入れた方が里芋の繊維が壊れにくく、食感が保たれるのでおすすめです。
この方法で冷凍した場合は「約一か月」保存できます。
煮物などで調理した里芋を冷凍する方法
あまりイメージがないかもしれませんが、里芋の煮物は冷凍保存が可能なんです!冷凍することで多少は食感が変わってしまいますが、解凍するだけで簡単に一品料理ができるのでおすすめです。
<調理した里芋を冷凍する方法>
- ①まず料理を十分に冷ます
- ②一食分ずつ小分けにしてラップに包む
- ③冷凍用保存袋に平らにして凍らせる
これらの工程は調理後、料理が冷めたらすぐ行いましょう。なぜかというと調理後に時間が経ったものは雑菌が増える可能性があるため衛生的によくないからです。
調理済みの里芋は冷凍保存すると「約2週間程度」を目安に食べ切るようにしましょう。ちなみに調理済みの里芋は600wで3~4分あたためるとおいしく食べることができます。
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里芋が傷むとどうなるの?
ではここまで冷凍保存方法について紹介してきました。里芋は、だいたい一か月ほど保存することができますが、それ以上保存してしまうと里芋は腐ってしまいます。次は里芋が腐るとどのような状態になるのかについて紹介していきたいと思います。
こんな状態になったら食べないで!
里芋は腐敗すると以下のような状態になります。
<里芋が腐った時の状態>
- 明らかに変な臭いがする
- カビは表面だけではなく内部まで広がっている
- 茶色や黒色に変色している
- 触った時にやわらかく崩れてしまう
- 食べた時に舌が痺れるような感覚がする
このような状態になっている里芋は収穫からかなり日がたっている状態ですので、食べない方が良いと言えます。
ひとつだけ例外として「表面にだけ」カビが生えているなら食べることができます。そもそも里芋の表面には土がついているのでカビが生えやすい状態です。ですが里芋の皮は他の芋類に比べて厚みがありカビが生えてもなかなか内部に侵入することができませんので、中の可食部分は特に品質に問題がない場合があります。
少しでも内部にカビが侵食しているなら食べない方が良いですが、皮をむくだけでカビが取れてしまう状態ならしっかり加熱することで問題なく食べることができますよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?里芋は適切な保存方法で保存すれば、ほくほくとした里芋特有の美味しさを長い間維持することができます。
この記事をまとめると
- 里芋は冷凍しても食感が変わりにくい食品なので冷凍保存に向いている
- 里芋は茹でてから冷凍保存しよう!
- 里芋の煮物は実は冷凍保存ができる!
- 明らかに変な臭いがしたり変色していたら食べるのをやめよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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