里芋の保存方法!土付きのままの方が良いって本当?おすすめの長期保存方法とは?

皆さんは里芋を購入したことありますか?里芋は旬がはっきりしている食材で新鮮なものはとてもねっとりほくほくした食感が特徴的でとても美味しいですよね。新鮮なものを手に入れたいと思いたくさん購入しても、なかなか消費しきれなかったりします。

そんな時に里芋をどのように保存していますか?今回の記事では里芋の正しい保存方法について紹介していきたいと思います。

スポンサードリンク

そもそも里芋ってどんな食材?

里芋の保存方法を知る前に里芋がどのような食材かおさらいしていきましょう。里芋はサトイモ科サトイモ属の野菜です。冬が低温気になる日本では一年草です。里芋の産地は千葉県、宮崎県、鹿児島県、福井県、新潟県です。

里芋の主成分はデンプンで、多くの食物繊維を含んでいる食材です。里芋は生で食べるにはえぐ味や渋味が強く、煮物に調理して食べるのが一般的です。各地の芋煮会やいもたきの主材料になっています。おすすめのレシピは煮っころがしやコロッケ、筑前煮などです。

里芋に含まれる素晴らしい成分

里芋には様々な健康効果をもつ成分が含まれています。そこでいくつか代表的な成分を紹介していきますね。

里芋のネバネバ成分がすごい! 

里芋の特徴的なネバネバ成分は粘液糖タンパク質混合物と呼ばれる成分でできています。この粘液糖タンパク混合物というのは、いわゆる食物繊維のことを言います。

実は里芋は便秘を改善するエキスパートと言っても過言ではない食品です。里芋のネバネバ成分は水溶性食物繊維といい、便秘改善の効果が非常に高い成分なのです。さらに里芋に含まれるネバネバ成分は腸内に入ると、腸内細菌のエサになってくれます。そうすると身体に良い効果をもたらしてくれる善玉菌という腸内細菌が増えるのをサポートしてくれるのです。

善玉菌が増えると腸内の環境が良くなり、便秘が治ったり、免疫抵抗力を上げたり、ストレスに強くなったり、痩せやすい体にしてくれたりなど様々な嬉しい効果を持ちます。

ガラクタンという成分がすごい!

里芋にはネバネバ成分だけでなく、他にも優秀な栄養素が含まれています。それが「ガラクタン」という成分です。ガラクタンは炭水化物とたんぱく質が結合したものを指します。このガラクタンはコレステロール値を正常値に近づけてくれたり、血圧や血糖値を正常化してくれたり、食べても分解されず脂肪に変化しにくいといった特徴を持ちます。肥満対策や生活習慣病の予防によく用いられている成分です。

そんなガラクタンが里芋には豊富に含まれています。

里芋の保存方法

では里芋の基本情報が知ったところで、今回のメイントピックである里芋の保存方法について紹介していきたいと思います。 

土は取っちゃいけないの?

里芋は外についている土を落としてはいけないということをご存知ですか?里芋に限らず長芋やじゃがいもなどを常温で保存する場合は、なるべく土付きの状態で保存しておく方が鮮度を保つことができます。

土には様々な栄養素が含まれており、植物は収穫してもその栄養素を吸収して育つことができるのでなるべく土は取らない方が良いのです。

里芋を常温保存する場合

里芋は常温保存するには温度や湿度に気をつけましょう。大体10~25℃くらいの温度の場所であれば常温保存することができます里芋はカビが生えやすい食材ですので風通しの良い冷暗所に保存しておく必要があります。保存期間は「約一か月ほど」です。

ちなみに里芋は日光に当ててしまうと葉緑体ができて緑色に変化してしまい、アクが強くなってエグみが増えてしまうので注意しましょう。

冷蔵庫で保存する場合

里芋を冷蔵庫で保存する場合は土をつけたままかもしくは軽く表面だけを払った状態の里芋を、新聞紙やキッチンペーパーなどで包んで保存してください。包んだ里芋はビニール袋に入れて口を結んでおくと良いでしょう。

なるべく湿気から守るように工夫することが重要になってきます。ちなみに冷蔵保存してしまうと保存期間は「2週間ほど」と常温保存よりも短くなるので注意しましょう。

冷凍保存を行う場合

里芋は冷凍保存することもできます。冷凍で里芋保存する場合はそのままではなく火を入れた状態で行います。

土をしっかり落として洗い流した後、里芋の皮にぐるっと一周軽い切れ込みを入れます。鍋に里芋が浸かるくらいの水を入れ沸騰するまで強火で、沸騰したら10分~15分中火で茹でるとOKです。茹で上がったら取り出して、冷水で粗熱を取ると皮が簡単につるんと剥けてくれます。

しっかり冷ましたら密閉できる保存用袋に入れて冷凍庫に保存するだけです。冷凍保存することで「約一か月」ほど保存することができます。ちなみに料理に使う時は凍ったまま使うようにすると里芋の繊維が壊れにくく美味しい状態をキープできます 。

煮物にした里芋の冷凍保存できる!

あまり良いイメージがないかもしれませんが里芋の煮物は冷凍保存が可能なんです!冷凍することで多少は食感が変わってしまいますが、解凍するだけで簡単に一品料理ができるのでおすすめです。

調理した里芋を冷凍する方法

  • ①まず料理を十分に冷ます
  • ②一食分ずつ小分けにしてラップに包む
  • ③冷凍用保存袋に平らにして凍らせる

これらの工程は調理後、料理が冷めたらすぐ行いましょう。なぜかというと調理後に時間が経ったものは雑菌が増える可能性があるため衛生的によくないからです。

調理済みの里芋は冷凍保存すると「約2週間程度」を目安に食べ切るようにしましょう。ちなみに調理済みの里芋は600wで3~4分あたためるとおいしく食べることができますよ。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?里芋は適切に保存すれば長期の保存が可能な食品です。料理後の里芋冷凍保存すれば保存期間が延長できるということもわかりましたね!しっかり適切な方法で保存して、ころころホクホクの里芋を長く楽しめるようにしましょう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク