煮物料理としてよく使われる「さといも」ですが、野菜の中でも栄養素が豊富に含まれており、子どもにも栄養のため与えたい食材のひとつです。
今回は「さといもはいつ頃から離乳食で食べてもいいの?」という疑問にお答えする記事です。食物繊維も豊富なのでお通じにも効果的ですよ。それでは、さといもの栄養素・離乳食としてのさといもについて詳しくご紹介します。
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目次
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離乳食で里芋はいつから食べていい?
さといもを離乳食として与える適齢時期ですが、だいたい生後7〜8ヶ月の離乳食中期から可能となっています。
その他の芋類である「じゃがいも」や「さつまいも」は離乳食初期である5〜6ヶ月に開始可能なのですが、さといもはそれよりも少し遅めのデビューがオススメです。
離乳食で里芋を食べる際の注意点は?
離乳食でさといもを食べるのには少し危険があります。原因は「さといもに含まれるぬめり成分」です。このぬめりが赤ちゃんにとっては食べづらく、上手く飲み込むことができないのです。
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また、そのぬめりにより、口の中や周りがピリピリと痒くなることがあります。さといもや山芋を素手で切っていると手が痒くなることがありますよね。これと同じで、デリケートな赤ちゃんの口はさといもの痒み成分に反応していまうことがあるのです。
そして、さといもはアレルギー反応を起こしやすい食材でもあります。アセチルコリンというさといもに含まれる成分が原因となり、目の粘膜の腫れ・咳・背中の発疹・口内や口周りの赤みが現れることもあります。
アク抜きをしっかりしておけば可能性は低くなりますので、下処理をきちんと行うことが大切です。
さといもの栄養
では、さといもに含まれる主な栄養素を4つピックアップしてご紹介します。
タンパク質
1つめは「タンパク質」です。タンパク質は、体の血や肉などを構成する大切な栄養成分です。鶏肉などを中心とするお肉類に含まれているイメージがありますが、さといもにも含まれています。
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カリウム
2つめは「カリウム」です。カリウムは主に腎臓関連の病気に強い成分です。カリウムは体内にある余分な塩分を水分と一緒に排出してくれる働きがあるので、むくみにも効果のある栄養素なのです。
また、コレステロールの低下や高脂血症にも効果があり、積極的に摂取したい大事な栄養素となっています。利尿作用もあるため、体内の水分の循環を促してくれる効果もあります。
ビタミンB
3つめは「ビタミンB」です。ビタミンB1は水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。
B2は主に皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きがあります。糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにするなどの代謝を支える重要な栄養素で、エネルギーをたくさん消費する人ほどビタミンB2が必要になります。
また、ビタミンB群は糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しています。穀類や芋類に含まれる栄養素で、不足すると糖質が上手くエネルギーにならないため、食欲がなくなったり疲れやすくなったりします。
ビタミンC
4つめは「ビタミンC」です。ビタミンCは体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというタンパク質をつくるのに不可欠で、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
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どんな形状で食べさせる?
続いて、離乳食として与えるときの形状についてです。初期・中期・後期の3つに分けてご紹介します。
離乳食初期
記事の冒頭でもお伝えしたように、さといもの離乳食デビューは離乳食中期である7〜8ヶ月にした方が安全です。初期デある5〜6ヶ月には、じゃがいもやかぼちゃ、さつまいもなどの他の芋類を与えるようにしましょう。
離乳食中期
離乳食中期である7〜8ヶ月からさといもを与えることが可能です。食べやすいように柔らかく加熱してから、すり潰して与えてください。
離乳食後期
離乳食後期は9〜11ヶ月にあたります。食べやすい大きさに細かく刻み、成長に合わせて徐々にそのサイズを大きくしてみましょう。
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冷凍保存もOK
冷蔵保存では1週間ほどの日持ちですが、冷凍すれば約1ヶ月日持ちさせることができます。下処理してからでも良いですし、柔らかくすり潰した状態で冷凍してもOKです。忙しい育児には冷凍保存が非常に便利ですね。
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まとめ
さといもの離乳食について、その栄養や適齢期などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?離乳食初期には食べづらい可能性がありますので、慣れてきた7〜8ヶ月頃の中期に与えるようにしてみてください。栄養満点なので離乳食からさといもに慣らしてみてくださいね。
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