砂糖が下痢の原因?慢性の下痢症は砂糖に原因があった!?下痢しにくい食べ方は?

皆さんは突然の下痢に困った経験はありますか?下痢しやすい人やしにくい人などの体質がある中で、様々な原因が下痢を引き起こしていることが研究によってわかってきています。今回は食品(砂糖)と下痢の関係について紹介していきたいと思います。

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砂糖による下痢?

吸収されにくい糖が下痢を引き起こす

糖の仲間は一般的に小腸で分解と吸収がされます。ですが糖の中には小腸で分解吸収しにくいタイプもあるのです。糖質をもともとお腹がゆるい消化能力の低い人が摂取してしまうと、吸収されずに大腸まで到達してしまうリスクがあります。吸収されずに体調に到達してしまうと、本来いるはずのない成分が大腸に現れることになります。すると大腸がびっくりしてしまい下痢にして早めに外に出そう!という働きが強まってしまうのです。これが糖による下痢のメカニズムです。 

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吸収されにくい糖って?

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比較的吸収されにくい糖を以下にまとめてみました。

乳糖

乳糖を多く含んだ食品は牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品など

果糖

多く含んでいるのはマンゴー・梨・洋梨・りんご・ぶどう・さくらんぼ・人工甘味料を含んだ飲み物やお菓子など

フルクタン

小麦などの麦製品、ネギ、玉ねぎ、ニンニク、ブロッコリー、マッシュルーム、アスパラガス、大豆など

フルクタンって?
フルクタンは簡単にいうと砂糖に果糖(砂糖やはちみつに含まれる糖)が3つ以上結合した糖の総称です。なので一言でフルクタンといっても、その中にはたくさんの糖が属していることになります。最近、健康効果が高い甘味料としていろんなところでよく目にする「オリゴ糖」というものをみたことがありませんか?実はオリゴ糖もフルクタンの一種です。フルクタンは微生物や植物に存在するといわれています。私たちがよく食べる食品では「玉ねぎ、ネギ、ニンニク、アスパラガス、レタス、大麦、小麦、らい麦、オーツ麦」などに多く含まれています。フルクタンの一種であるオリゴ糖は、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエサとなり、腸内フローラを整える働きがあります。

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腸を刺激しにくい食事の方法とは?

糖による下痢を起こさない食事の方法

様々な下痢を引き起こしてしまう糖を含む食品をあげてみましたが、これらは人間の体に必要な栄養源をたくさん持っている食品です。なので摂取を完全に止めるというのは推奨されていません。

これらの食品は食べ方の工夫をすることで下痢のリスクを大幅に軽減することができます。

腸を刺激しにくい食べ方

〇消化の良い食品と合わせて食べる

消化の良い食品と合わせて食べることで小腸の中に滞在する期間を長くしてくれます。そうすると大腸に糖が一気に流れ込むのを防いでくれるのです

〇少量の食事に分けて食べる

一度に大量の糖を食べてしまうと小腸が分解できるキャパシティを超えてしまいます。なので上記のような腸を刺激しやすい食べ物を食べる時は少しずつ分けて食べるようにしましょう。

〇白米や大豆加工製品と一緒に食べる

白米や醤油、豆腐などの大豆を加工した食品は、下痢を誘発しにくい食品として有名です。これらの食品と一緒に上記の糖を含む食品を食べると下痢を防いでくれます。

ちなみに、お腹に良いとされる「食物繊維」も実は下痢や便秘を誘発させることがあります。成分の特性を知って、体調の悪いときはその成分がたくさん入った食品を食べるのを抑えたり、上記のような食べ合わせを変えてみるということは非常に大切なことなのです。

食物繊維はお腹に良いんじゃないの?
食物繊維には大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。水溶性食物繊維は糖やコレステロールの吸収を抑える効果や、便を柔らかくする効果が知られていますが、水溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、腸にある水分を集めすぎてしまい便を柔らかくし過ぎて下痢の原因になってしまうことがあるのです。一方で不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激することで排便を促進する効果があります。しかし、もともと便秘状態で腸の動きが低下している人が不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、大きくかさが増した便をうまく排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります。

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お腹が痛い!今すぐ痛みを消す方法とは?!

下痢をした時のお腹の痛みって、「もう神様、何でもしますからお願いします!!」といいたくなるような気持ちになりますよね。もし急におなかが痛くなったときに、少しでも痛みを緩和できる方法をいくつか紹介しますね。

〇横になれるなら、横になる

激しい腹痛時は立っていることもきついですよね。座っていることもキツイ時もあります。まずは脳の緊張や体の緊張を取ってあげることが痛みを鎮めるために一番簡単にできることです。横になれる環境なら、横になりましょう。難しければ楽な姿勢で座りましょう。

〇深呼吸する

横になれる環境にない人もいますよね。例えば通勤中に急におなかが痛くなる時なんかは、満員電車の中なら身動きが取れません。そんな時は静かに深呼吸してみましょう。深呼吸すると全身の緊張がほぐれてリラックスに移行するように脳がシフトチェンジします。

〇優しくマッサージする

痛むお腹に手を優しく当てて、ゆっくりと回すようにマッサージしてみてください。お腹をゆっくりとさすることで、腸の動きを和らげる効果があります。マッサージをする時は、力を入れすぎてお腹を圧迫してしまうと逆効果になりますので、注意してください。

〇タオルを当てる

お腹を温めることも腹痛緩和に効果があります。お腹を温めると、自然にリラックスの効果が現れます。ホッカイロなどがあれば服の上から優しくおなかに当てるのもOKです。一番簡単なのは「タオル」を当てる方法です。お腹にタオルを当ててあげて、腹巻代わりに利用すると良いです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 吸収されにくい糖を摂取するとお腹を壊してしまう可能性がある!
  • 牛乳や果物、小麦などには腸が吸収しにくい糖を含んでいる!
  • 消化の良い食品と合わせて食べたり、少量の食事に分けて食べることで下痢を防ぐことができる!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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