皆さんはサラミが好きですか?おつまみとして非常にポピュラーな食材ですよね。塩気が多く、独特の風味がしっかりしていてついつい食べ過ぎてしまいます。そんなサラミですが、やはり食べすぎは体に良くありません、今回の記事ではサラミを食べ過ぎるとどんな影響が出てしまうのかについて紹介していきたいと思います。
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目次
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サラミとは?
サラミってどんな食材?
サラミとは、豚か牛の挽肉、または豚肉と牛肉の合挽肉を主原料とするイタリア発祥のドライソーセージの事をいいます。ひき肉に香辛料、調味料を混ぜて加熱せずに60~90日間乾燥熟成させたものが一般的です。水分量が35%以下のものをドライソーセージと言います。
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サラミの種類はこんなにたくさん!
日本に多く輸入されているのは主に「イタリアとスペイン」のサラミです。イタリア産のサラミには「ニンニク」、一方でスペイン産は「パプリカ」を用いるなど地域ごとに様々な特徴があり大きさも形もバラバラです。
- サルミ・ミラノ:北イタリアを代表するミラノ産の大型サラミ。牛の腸に肉類を詰め、塩、胡椒、ニンニク、ワインで調味したもので、マイルドな風味が特徴的です。
- サルミ・ナポレターナ:南イタリアを代表するカンパーニ地方で作られる特徴的なサラミです。肉類に塩、黒胡椒、唐辛子、ニンニクで調味したもので、「スパイシーな風味」が特徴的です。
- スピアナータ・ロマーナ:スピアナータとは「平らな」という意味があり、偏平な容器に入れて、プレスしながら乾燥して仕上げるのが特徴です。
- サルミ・フェリーノ:エミリア・ロマーナ州フェリーノで作られた、選び抜かれた豚肉と脂を豚の腸に詰めて熟成させたものです。食感はソフトで、味は甘めといわれています。
- チョリソー:細長いタイプのスペイン産サラミで、塩とパプリカ、ニンニクなどを混ぜて作られます。イベリコ豚を使用したものはイベリコチョリソーといわれ、高級品です。
- モルコン:大きく刻んだ豚の赤身肉が特徴的です。薄切りでワインのつまみに食べると絶品です。
- ロモ・エンブティード:スペイン独特のものでヒレ肉を使う。薄く切って生ハムのように食べるのが特徴的です。
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おつまみのほかにどんな使い方をするの?
サラミはおつまみとしてそのまま食べるのが一般的ですが、炒め物、パスタ料理、ピザ、サンドイッチ、サラダの具材などにも多く用いられます。
サラミとカルパスって違いがあるの?
サラミと似ている食材に「カルパス」というものがありますよね。カルパスとサラミの違いは発祥の国と、水分量です。カルパスはロシア発祥のセミドライソーセージです。セミドライソーセージは水分が55%以下のものという決まりがあり、サラミのようなドライソーセージよりも柔らかく作られています。
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サラミを食べ過ぎるとどうなるの?
サラミに含まれている成分
<サラミ100gの成分(メーカーによって内訳が異なるので注意)>
- 熱量 342kcal
- たん白質 15.3g
- 脂質 29.1g
- 炭水化物 4.8g
- 食塩相当量 2.0g
サラミには以下のような栄養素が豊富に含まれています。
- ナトリウム
- ナイアシン
これらは体を健康に保つにはなくてはならない成分ですが、摂取し過ぎると健康被害を及ぼすこともあります。
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栄養素の過剰摂取に注意!
先ほど伝えたサラミに多く含まれている成分のナトリウムやナイアシンは過剰摂取してしまうと様々な健康被害をもたらす危険性があります。
ナトリウム
ナトリウムとはつまり塩分のこと。血圧を調節したり、栄養素の吸収をよくする働きがありますが摂取し過ぎると高血圧を引き起こし、血管に由来する様々な病気の原因になってしまいます。
ナイアシン
過剰摂取により、血管拡張、下痢や嘔吐、消化管の疾患が起きる可能性があります。特に注意が必要なのは1型糖尿病の人や脂質異常症の治療をしている人。この疾患の薬にはナイアシンが使われているケースがあり、そういった人たちがサラミを食べ過ぎるとナイアシンの過剰摂取に繋がる場合があるのです。
塩分過多になると?
塩分過多になると以下のような症状が生じます。
①喉がとても乾く
ナトリウム(塩分)は体の水分量を調節するのにとても重要な役割を持っています。体内の水分量をバランスよく保つために調整してくれるので、塩分は毎日摂取しないといけない栄養素です。しかし、喉が渇くという体からのサインは脳が「塩分量を調節するのに必要な水分量がないからもっと水をくれー!」という伝達がされているということです。
②むくみや膨満感を感じる
塩辛い料理を食べすぎると、細胞から水分がなくなることでむくみを起こします。そうすると体の端々から膨れているような感覚を感じるようになります。塩気が強い料理を食べた後から手足がむくむ感覚があれば、実はそれは体が教えてくれる塩分過多のサインかもしれません。
③頭痛がする
原因がイマイチわからないのに頭痛が止まらないときはありませんか?ストレスによるものや過度の緊張によるものなども考えられますが、実は「食事による塩分過多」の影響かもしれません。塩分が体内に増えすぎると脳内血管の拡張を引き起こすので脈打つような頭痛が生じる場合があります。塩分を抑えた食事に切り替えたところ、頭痛が改善したとの声も多いのです。
④食べ物が味気なく感じる
塩分を取りすぎると「塩気に舌が慣れてしまう」といった状態になります。そうなると次第に食べ物があまりおいしく感じられなくなり、塩分が多いものを求めるようになってしまいます。塩分過多は悪循環の始まりなので、早めに通常の舌の感覚に戻すようにしたいですね。
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サラミはどのくらい食べてもいいの?
サラミの一日摂取量は「薄くスライスしたものを5枚まで」にしたほうが良いとされています。これは塩分量やカロリー量、脂質の量を加味して定められたものです。あの美味しいサラミを5枚しか食べてはいけないの?とびっくりしてしまう方も多いと思いますが、サラミにはそれくらい栄養素が詰まっているということなのです。
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まとめ
この記事をまとめると
- サラミはナトリウム(塩分)とナイアシンが豊富!
- ナトリウムとナイアシンは過剰摂取すると体に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要!
- 食べ過ぎを防ぐために、サラミは一日5枚までにしよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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