サラダ油で賞味期限が切れたものの捨て方は?古い油は危険って本当?

皆さんは食用油であるサラダ油をよく使うと思いますが、きちんと期限を確認していますか?なぜこんなことを言うかと言うと期限が過ぎたサラダ油は体に悪影響を与える可能性があるからです。

またサラダ油を捨てる時に排水溝にそのまま捨てていませんか?排水溝に捨てると様々な事故が起きてしまうのでNGなんですよ!

今回の記事では、

  • 油の酸化について
  • 酸化した油はなぜ危険なの?
  • 賞味期限切れのサラダ油はなぜ危険?
  • 賞味期限切れの油の捨て方

これらについて解説していきたいと思います。

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油が疲れるってどういうこと?

皆さんは油が疲れる、という表現を聞いたことありますか?油は生きものじゃないんだし、疲れることも何もないでしょ!という意見がありそうですが、もちろん油は生き物ではないので実際に疲れたりはしません。ですが、油が「酸化」してしまったことを「疲れる」という表現で言ったりすることがあるのです。

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油の酸化とは?

油の酸化とは、空気中の酸素や光、熱、水、金属、微生物などが油に作用することによって油の成分が変化することを言います。この酸素や光などは完全に防ぐことはできないので、油は開封したときから徐々に酸化を始めます。そして一番怖いのは、油が参加すると「有毒な成分」が生まれる場合があるのです。

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酸化した油は超危険

酸化コレステロール

コレステロールは脂肪の一種です。よく善玉コレステロール、悪玉コレステロールという言葉を耳にしますよね。酸化してしまった油は酸化コレステロールという脂肪を含むようになり、血管にダメージを与えることで動脈硬化を引き起こすといわれています。

肝臓への負担が大きくなる

酸化した油は肝臓への負担を強めます。高温調理に使用した油は過酸化物質という肝臓でしか分解できない成分を含みます。そうなると肝臓が疲弊してしまい、徐々に肝機能が落ちていって脂肪肝や肝機能障害を引き起こしてしまうのです。

トランス脂肪酸が生じる

油の酸化が進むとトランス脂肪酸といわれる脂肪酸が生成されます。このトランス脂肪酸は動脈硬化を促進させたり、心疾患を引き起こすといわれており、アメリカでは食品にトランス脂肪酸が含まれているものを販売禁止にしているほどです。 

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酸化した油の特徴

これまで酸化した油の危険性を紹介してきましたが、酸化した油を見分ける方法はどのようなものがあるのかを紹介していきますね。

<酸化した油の特徴>

  • 変な臭いがする
  • 色が濃くて鍋の底が見えない
  • 粘り気がある
  • 揚げ物の風味が悪い

上記の4つの特徴を持つ油を使用しているなら、それは酸化した油を使っているということです。危険なので古い油は破棄して、新鮮な油を調理に使用するようにしてください。

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賞味期限切れのサラダ油も注意

油の酸化と言うと保存環境が悪い油や何度も使い回ししている油だけに生じるものというイメージがあるかもしれませんが、賞味期限が切れてしまったサラダ油なども酸化している可能性がありますので注意しなければなりません。

特にサラダは病気によっては中の状態を見ることが出来ませんし、缶で販売されているものに関しては密閉性もあまり良くありません。必ず使う前にサラダ油の状態が悪くないかをしっかりと確認した上で使うようにしましょう。

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賞味期限切れのサラダ油の捨て方

食用油を排水溝に流してしまっている人はいませんか?実はそれは一番やってはいけないことなのです!理由としては排水溝の中で固まってしまい、水が流れにくくなることや水質の汚染につながるからです。

家庭から出る食用油を捨てる場合、「基本的には可燃ごみ」として処分するのが一般的です。しかし、各地方自治体によって捨て方が異なる場合もあるので、住んでいる地域のゴミ回収ルールを確認して捨てるようにしましょう。

自治体によっては資源ごみに?
自治体によっては油を「資源ごみ」としてリサイクル回収しているところがあります。これはリサイクル回収をすることで、燃えるごみとして出されるごみの量を減らすことや、資源の有効活用につながるというメリットあるので行っているとのこと。こう言った小さな努力ですが、資源の活用を試みる自治体があることは素晴らしいことです。

では簡単にできる油の廃棄方法を5つご紹介します!

① ペーパータオルや新聞紙に吸わせる

捨てる油が少しの場合はペーパータオルや新聞紙などの紙に吸わせてから処理するのが一番楽です。油が熱いままだとやけどする危険性があるので、冷めてから行いましょう。

②ポリ袋を使う

油の量が多く、新聞紙やキッチンペーパーで吸い取り切れない場合はポリ袋に入れて捨てる方法が良いでしょう。ポリ袋を2重にして新聞紙やペーパータオルなどをしきつめた上で、冷ました油を流し込みます。夏場の自然発火を防ぐために水も少し入れておく良いでしょう。最後にもれないようにしっかり口を結んだらOKです。

③牛乳パックを使う

牛乳パックを使うことで、よりごみを少なく廃棄することができます。牛乳パックの中に新聞紙やペーパータオルを詰め込み、そこに冷ました油を流し込んでいきます。この時も自然発火を防ぐために水を少ししみ込ませておきましょう。

④ 凝固剤で固める

たくさん油がある場合は、市販の凝固剤で固めると楽に処分ができます。メーカーによって使い方は様々ですが、基本的には油が熱いうちに凝固剤を入れて溶かしておいて、油が冷めると凝固剤によって油が固まる仕組みです。固まったらすくいとり、ポリ袋などに移して捨てましょう。凝固剤はドラッグストアやホームセンターなどで簡単に手に入ります。

⑤ 片栗粉で固める

凝固剤がなくても片栗粉を使えば、油をまとめられますよ!油が熱いうちに、油と同じくらいの量の片栗粉を入れて混ぜ合わせ溶かし、冷ますと固まります。凝固剤よりは強固に固まらないため、様子を見てポリ袋に入れて捨ててください。油の量によっては片栗粉の消費量がとんでもないことになりますので、油が多いときは凝固剤を使いましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 食用の油は酸化すると体に害を与える成分を発生させる可能性があるので注意が必要
  • サラダ油も賞味期限が切れた物は危険
  • 排水溝にそのまま捨てるのはNG
  • ペーパータオルや新聞紙に吸わせて可燃ゴミに捨てたり、牛乳パックを使ったり、片栗粉や凝固剤で固めて捨てるのがおすすめ 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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