三温糖が固まった時の対処法を紹介！固まる原因や保存のコツも |

料理によって砂糖の使い分けをしていますか？三温糖は、角煮に使用するとコクが出ておいしく仕上がります。でもそんなに使わないから、三温糖が容器の中で固まってしまったという経験はありませんか！今回は

三温糖の特徴
三温糖が固まる原因
三温糖の保存方法

について紹介をします。

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1 三温糖とは
- 1.1 三温糖の特徴
- 1.2 購入場所・価格は？
2 三温糖が固まった場合の対処法
- 2.1 少し水分を与える
- 2.2 グレープフルーツの皮を入れる
3 三温糖が固まる原因
- 3.1 湿度が原因
- 3.2 普通の砂糖との違い
4 三温糖を保存する際のコツ
- 4.1 常温の場合
- 4.2 冷蔵の場合
5 まとめ

三温糖とは

砂糖の原料は、サトウキビの茎とてん菜の根に貯えられた糖分です。それを煮詰めて結晶を作り出したものが砂糖になります。

では三温糖は、製造工程において何か特別な特徴があるのでしょうか？もし特別な製造工程で作られているとしたら、購入先や価格にも影響があるのでしょうか！

三温糖の特徴

実は、上白糖も三温糖も原料は同じであり、製造工程はほぼ同じになります。遠心分離機で「糖分」を取り出した後の「糖液」には糖分はまだ残っているので、それを再び煮詰めて結晶を取り出す工程を何度か繰り返します。

上白糖を煮詰めてプリンのカラメルを作る現象と同じで、繰り返す加熱により糖液に茶色い色がついてきます。

ただし、色を均一に仕上げるために添加物である茶色い色素の着色料「カラメル色素」を使用している製品もあります。健康に不安を抱えているようなら、できれば控えたい添加物です。

購入場所・価格は？

各製造元によりますが、350〜500円/1㎏です。上白糖より価格が高いのは、製造工程に時間がかかるためです。購入先は、スーパーマーケットや通販サイトです。砂糖の置いてある販売店舗であれば、大抵はおいてあります。

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三温糖が固まった場合の対処法

品質には特に問題はないとはいえ、三温糖が固まったままだと調理するときに扱いにくいです。では固まった場合は、どう対処したらよいでしょうか？

少し水分を与える

三温糖の結晶同士がくっついて固まった場合は、「適度な湿気」を与えればほぐれます。ただし、直接水をふきかけたり、水蒸気をあててる方法では、水分過多になるので避けましょう。

方法の一例としては、固まった三温糖と食パンを一緒に容器にいれ、一日密封状態にします。食パンの水分を三温糖が吸収してほぐれてきます。

グレープフルーツの皮を入れる

グレープフルーツの果皮と身の間の白い綿状の部分を「アルベド」といいます。「アルベド」には、水溶性食物繊維ペクチンが含まれており、果肉のみずみずしさを保つ働きがあります。

その性質は水分を一定にしようと働くので、白い綿状の部分を三温糖にふれるように置くだけで、固まりがなくなります。ただし、入れたまま置いておくと干からびて効果がなくなるので、不要な時は取り出すか、新たに入れ替えましょう！

三温糖が固まる原因

水分を一定に保てば、固まらないことが分かりました。では、三温糖が固まる原因はなんでしょうか？

湿度が原因

三温糖は、湿度が高いと固まります。特に調理中のキッチンは、空気中に水分が浮遊している割合が高くなります。密閉されていなければ、空気中に含まれている水分を吸い込んで、三温糖の結晶同士がくっついて固まりやすくなります。

逆に乾燥し過ぎても固まります。湿度や温度の変化が及ばない場所を選んで保管をしましょう。

普通の砂糖との違い

三温糖の原料は、上白糖やグラニュー糖と同じサトウキビの茎とてん菜の根に貯えられた糖分になります。上白糖やグラニュー糖は、不純物を取り除いたことで無色透明な結晶が光の反射によって白く見えているのです。三温糖は「三度温める砂糖」の名前のとおり、繰り返し加熱をします。そのため薄茶色になります。

どちらも栄養価においてもほとんど変わらないのですが、味の違いはあります。三温糖は上白糖やグラニュー糖より甘みが強くコクがあり、煮物や佃煮、魚の煮付けに使うと風味豊かな味わいになります。