サンドイッチで食中毒に?ブドウ球菌やサルモネラ菌やカンピロバクター

遠足のシーズンには欠かせないサンドイッチですが、サンドイッチには食中毒になるリスクが潜んでいる事をご存じですか?そこで今回は

  • サンドイッチにおすすめの具材
  • サンドイッチで食中毒になる理由
  • 食中毒を防ぐ方法
これらのテーマについて紹介していきたいと思います。

スポンサードリンク

サンドイッチは素早く簡単

ここでは、サンドイッチのおすすめポイントを紹介します。

持ち運び便利で、片手で食べられる

サンドイッチのメリットは何と言っても片手でも食べられる点ですよね。お皿や箸などを必要としないため、持ち運びにも便利です。

簡単に作れて、栄養も取れる

サンドイッチは具材によっては火を使わなくても調理する事ができます。使用する具材は様々な選択肢があるため、組み合わせ方を工夫すればサンドイッチだけでも栄養を十分に摂る事ができます。

おすすめの具材

「玉子サンド」「ハムサンド」「ツナサンド」は定番ですが、定番の玉子サンドを「厚焼き玉子サンド」に代えてみたり、ツナを鯖缶に代えて「鯖サンド」として食べるのもおすすめです。

その他、「アボカド」や「レタス」「トマト」を加えると彩りも栄養面も良くなります。「アジフライ」「照り焼きチキン」「ピリ辛牛肉」などを組み合わせるとボリュームも出て男性でも満足できる一品になります。

スポンサードリンク

サンドイッチで食中毒に?

ここでは、サンドイッチでなぜ食中毒になってしまうのかを紹介します。

手で触れる食べ物は黄色ブドウ球菌に注意

私たちの皮膚には「黄色ブドウ球菌」と呼ばれる食中毒の原因菌が存在しています。「黄色ブドウ球菌」は化膿性の傷に繁殖しやすい特徴があります。そのため、指に傷があるのに気づかないまま調理したり、食品に触れる事で高い確率で食品に混入するのです。

手に傷が無いからと言っても油断は禁物です。「黄色ブドウ球菌」は常在菌なため、サンドイッチやおにぎりなど、素手で触れる食品は常に食中毒になる可能性があります。

「黄色ブドウ球菌」による食中毒は、潜伏期間が短いのが特徴です。平均すると約3時間後に症状が現れ始めます。中には1時間で発症したというケースもあります。

症状は「急激な吐き気」「嘔吐」「腹痛」「下痢」等、消化器系が主です。基本的に1~2日で軽快しますが、子供や高齢者など抵抗力が弱い方は重症化しやすいので注意してください。

卵や肉はサルモネラ菌や腸管出血大腸菌に注意

「サルモネラ菌」も食中毒を引き起こす原因菌の一つです。「サルモネラ菌」は10度以上の環境で増殖し、発育至適温度は37度と言われています。「サルモネラ菌」に汚染されやすい食品は「卵」「食肉製品」「乳製品」等があります。

食中毒の症状は4~48時間後に発症するケースが多く、主な症状は「悪心」「嘔吐」「腹痛」「下痢」「発熱」が見られます。39度以上の発熱が特徴で、子供や高齢者の場合重症になってしまうと稀に死に至るケースもあります。

「サルモネラ菌」は熱性の抵抗が弱いため、十分な加熱を行なえば菌は死滅してしまいます。サンドイッチに使用する卵や肉類はしっかり加熱をして使用してください。

生野菜はカンピロバクターや腸管出血大腸菌に注意

生野菜にも食中毒のリスクがあり、「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌」が食中毒の原因菌となります。「カンピロバクター」は食後2~7日で発症し、症状には「腹痛」「下痢」「吐き気」「発熱」「筋肉痛」が挙げられます。

「腸管出血性大腸菌」は食後12~60時間で発症し、「激しい腹痛」「下痢」「血便」などの症状がみられ、重症化すると死に至るケースもあります。

スポンサードリンク

食中毒を防ぐために

オススメの料理は?

食中毒の原因菌の増殖スピードは、人間や動物の体温と同程度の温度で最も速くなります。また、日本は6月から8月にかけて高温多湿な気候になるため、細菌の増殖しやすい環境になります。

細菌が原因の食中毒は、この6月から8月にかけて多く発生しています。食中毒を引き起こさないためにも、予防が重要となります。ここでは、食中毒の予防方法をご紹介します。

清潔な体や食器

「黄色ブドウ球菌」は私たちの手に付着している常在菌です。「黄色ブドウ球菌」だけでなく、手には様々な細菌が付着しているので、「調理を始める前」「動物に触れた後」「オムツ交換をした後」「トイレに行った後」「鼻をかんだ後」など、様々な場面で手洗いを徹底してください。

食品を乗せる食器だけではなく、調理器具も清潔を保つ必要があります。加熱用と生食用の食品に使う調理器具は混合しないように注意してください。

適切な調理と保存

細菌は高温多湿な場所を好むので、常温保存はせず必ず10度以下で保存するようにしてください。菌は10度以下の環境では増殖のスピードが落ち、-15度以下では増殖がストップします。

また、細菌やウイルスは加熱によって死滅します。肉を使用する際には、中心までしっかり焼くようにしてください。加熱の目安は中心温度が75度で1分以上加熱する事です。

スポンサードリンク

まとめ

「サンドイッチにおすすめの具材、サンドイッチで食中毒になる理由、食中毒を防ぐ方法」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • サンドイッチは持ち運びに便利で、片手でも食べやすく、簡単に作れて栄養も取れるメリットの多い食品
  • 手には「黄色ブドウ球菌」が付着しており、手に触れる食品には食中毒のリスクがある
  • 「サルモネラ菌」や「腸管出血大腸菌」による食中毒に注意するために、サンドイッチで使用する卵や肉はしっかりと加熱する
  • 生野菜も「カンピロバクター」や「腸管出血大腸菌」による食中毒に注意する
  • 調理する手や、使用する食期は清潔に保ち、適切な温度で調理や保存を行なえば食中毒は予防できる

気軽に作れて、栄養面でも安心できるサンドイッチですが、食中毒になってしまうのは怖いですね。これからは調理の際にはしっかり清潔を保ち、食中毒にならないよう予防を行ってくださいね。

スポンサードリンク