塩や砂糖にダニはわく?食品を長く安全に保存する方法を紹介!

塩を振る

塩や砂糖は一般的に常温で保存しますよね。使い切るまでに時間がかかるものですが、その間常温に置いておいてダニがわいたりする心配はないのか?気になりますよね。そこで今回は

  • 塩にダニはわくの?
  • では砂糖にダニはわく?
  • ダニを食べてしまったらどうなる?
  • 塩や砂糖の正しい保存方法
について解説していきますよ。これを読んで、正しい保存方法を理解しましょう!

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塩にダニはわく?

塩は毎日使うものですが、意外と減りませんよね。それにダニがわくことってあるのでしょうか?

ダニが繁殖する条件とは

ダニは高温多湿の時期が発生のピークですが、暖房によって結露が生じる冬場にも発生します。

ダニが発生、繁殖しやすい条件

温度 20℃~30℃
湿度 60%以上
時期 6月~9月

出汁などの旨み成分が含まれる粉ものは、特にダニが発生しやすい環境にあります。またかつお節やわかめにも旨み成分は含まれているので、ダニの繁殖には注意が必要です。

また、ダニはとてもとても小さいものです。瓶の口をしっかり閉めていても隙間から侵入できるほどなので、その小ささは伝わると思います。

そんな小さなものが粉に混ざっていたとしても、気付かず使ってしまう可能性が高いです。まずはダニが発生しないように、正しい保存方法を守ることがなにより重要です。

塩にダニはわかない

塩は、当たり前なようですがそのほとんどがミネラルでできています。

ここにはダニが生きていけるだけのじゅうぶんな水分や栄養が含まれていません。そのため、塩にダニが発生することはまずないと言えます。

塩の天敵は湿気です。それさえ気をつけていれば、塩に害虫が発生する心配はないので安心ですね。

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砂糖にダニはわく?

では砂糖はどうなのでしょうか?甘いし虫が好きそうなので、心配になりますよね。

上白糖やグラニュー糖は大丈夫

実は砂糖も、ダニにとってはとても生きにくい環境なんです。

砂糖は糖分が高すぎるため、ダニが生きていくのに必要な水分や栄養を含んでいません。そのため真っ白に精製された上白糖やグラニュー糖では、ダニは繁殖できないのです。

三温糖や黒糖などは注意

三温糖や黒糖は精製されていないため、水分や不純物が多く含まれています。つまりダニの発生条件となる温度や湿度が揃うとダニが繁殖してしまう危険性があるのです。

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ダニを口にするとどうなる?

?では万が一粉などに繁殖したダニを飲み込んでしまった場合、どのようなことが起こるのでしょうか?

アレルギー症状が出る可能性

ダニを誤って食べてしまた場合には、ダニによるアレルギー反応が起こる可能性があります。

強いアレルギー反応をアナフィラキシーショックといい、その症状は様々です。

  • 激しい腹痛
  • じんましん
  • 呼吸困難
  • 全身のけいれん

アナフィラキシーとは、アレルゲンが体内に入り込むことで猛烈なアレルギー症状を引き起こすことを言います。

特に重篤なものをアナフィラキシーショックと言い、死に至る場合もあります。

大量に口にすればアレルギーが無くても症状が

食品に混入した虫を誤って食べてしまっても、通常なら胃液が勝つので体に大きな被害はありません

ただしダニの場合は目に見えないだけで大量発生している可能性が高く、相当の量を摂取することになりかねません。単純に量が多いとアレルギー症状も重くなりますので、じゅうぶん注意しましょう。

また万が一アナフィラキシーショックを起こした場合には早急な対処が必要です。一歩間違えば命に関わる危険性もありますので、食品は正しく保存するように心がけてくださいね。

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三温糖や黒糖の保存方法

ではそんな三温糖や黒糖は、どのように保存すればいいのでしようか?

冷蔵庫で保管

塩や白砂糖は常温保存で問題ありません。冷蔵庫に入れると逆に温度差で傷んでしまう可能性があります。直射日光と高温多湿を避け、冷暗所で保管するようにしてください。

三温糖や黒糖に関しては、ダニが発生しにくい冷蔵庫で保管することをおすすめします。冷蔵庫内は適度に乾燥していて、ダニの発生を抑えることができるためです。

専用の保存用袋で保管

密閉容器やジップの付いた保存袋などに入れて保存するのがよいでしょう。また乾燥剤を一緒に入れておくとより安心です。

三温糖や黒糖はダニだけでなくカビが生える危険性もあるため、ある程度乾燥させるのが正解ですよ。

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まとめ

一般的な砂糖や塩にはダニが発生しないことがわかって、ほっとしたのではないでしょうか。

この記事をまとめると

  • 塩や砂糖にダニはわかない!
  • ただし三温糖や黒糖にはわくこともあるので注意が必要
  • 塩と砂糖や常温保存、三温糖や黒糖は冷蔵庫へ

とはいえ温度や湿度が高すぎると溶けて状態が変わったり、カビが生える可能性もあります。保管場所は冷暗所で。コンロ周りには置かないなどの工夫は最低限必要ですよ。

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