鮭とばを柔らかくする方法・美味しい食べ方|塩分が体に悪い?

「鮭とば」という食べ物をご存知ですか?北海道や東北地方の冬の風物詩である鮭とば。地元民にはお茶うけやおつまみとして親しまれています。

ここではそんな鮭とばの魅力を徹底追求していきますよ。これを読んだら今すぐ鮭とばが食べたくなること間違いなしです!今回は

  • 鯖とばとは?
  • 鮭とばを柔らかくする方法
  • 鮭とばの食べ過ぎに注意
  • 鮭とばの美味しい食べ方
について解説していきます。

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鮭とばとはどんな食べ物?

一夜干し鮭とばとは、北海道の名産物である秋鮭を皮付きのまま細く切り海水で洗い、潮風に当てて干したものです。

もともとはアイヌ民族の保存食のひとつだったそう。乾燥した鮭とばはとても固く、スルメのように炙って柔らかくしてから食べるのが一般的です。

漢字で「鮭冬葉」

鮭とばは漢字で「鮭冬葉」と書きます。この「冬葉」とは、冬の冷たい風にゆらゆらと揺れている鮭が木の葉のように見えることからつけられたと言われています。

鮭とばは鮭の身だけで作られているためとても低カロリーです。さらに秋鮭は良質のたんぱく質が豊富で非常に栄養価が高く、皮の部分にはコラーゲンがたっぷり含まれています。

そのため健康面や美容面においても優れた効果があるとして注目を集めています。また鮭の赤い身にはアスタキサンチンが含まれています。

このアスタキサンチンは活性酸素や過酸化脂質を除去する効能があり、抗がん作用や生活習慣病、老化の原因を取り除いてくれるとされています。

どんな味?まずい?美味しい?

鮭とばは鮭の旨味が凝縮された珍味として知られています。噛めば噛むほど口の中に鮭の風味が広がります。ただ塩味が強いので一度にたくさん食べられるものではありません

乾燥してあるため非常に固く、少しずつカットして食べたり火で炙って食べるのが一般的です。そうすることでより一層風味や香ばしさが増します。

食べるのは北海道だけ?

鮭とばは北海道や東北の冬の風物詩とも言える名物です。起源はアイヌ人が秋鮭を塩水につけて乾燥させ、細く切って食べたものだとされています。

鮭とばの「とば」はアイヌ語の「トゥパ」が語源とも言われています。これは「鮭の身をおろし縦に細かく切って乾かしたもの」という意味です。

MEMO
近年では他の地域でも手に入れることができるようになり、少し身近なものになってきたのではないでしょうか。コンビニでも取り扱いがあるそうですよ。

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鮭とばの作り方

昔ながらの鮭とばの作り方はとってもシンプル。内蔵を取り除いて洗った秋鮭にたっぷりの塩をすりこみ、一晩おきます。鮭を縦に細長く切り、風通しのよい場所で3日から1週間ほど陰干ししたら完成!簡単なのでぜひ作ってみてくださいね。

ご家庭で作るときにはしっかり目に乾燥させるのがポイントですよ。

鮭とばを柔らかくする方法

レシピ鮭とばを食べた人の感想で一番多いのが、とにかく「固い」ということ。

そのままでは確かにとても固いのですが、キッチンはさみでカットしてフライパンで炙ることで鮭の脂が出て柔らかくなってきます。オーブントースターでもできなくはないですが、鮭の脂で発火するおそれがあるので十分に注意してくださいね。

また、封を開けて置いておいたら固くなってしまった場合には水分を足してあげれば食べられるようになります。軽く焼いてサラダにいれたりマリネにしたり。調味料の水分を吸うのに少し時間がかかりますが、とてもおいしいので試してみる価値ありですよ。

塩抜きはする?

完成した鮭とばを買って食べるときには、濃い塩味を楽しむものなので塩抜きは必要ありません。ですがご家庭で鮭とばを作る際に塩鮭を使うのであれば、塩抜きは必須です。

鮭とばの食べ過ぎは体に悪い?

鮭とばの元は鮭でしかも乾燥させてあるので、半分ほどがたんぱく質でできています。またその他の美容に嬉しい栄養素も含まれているため、体に良い食べ物と言われています。カロリーだけを見ても比較的低カロリーです。

塩分

ただし塩分は濃いので食べすぎには注意しましょう。ですが前述の通り非常に塩味が強いため、たくさん食べられるものではありません。気にしすぎるほどのこともないと思いますよ。

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鮭とばの美味しい食べ方

鮭とばは皮つきのものが多いです。皮なしで作ると製造時にくずれやすいため、添加物が必要になってきます。それを避けるためにあえて皮つきにしてあるそうです。

ですが焼かずにそのまま食べる場合には皮ははぎます。そのままでは固くて到底噛み切ることはできないからです。

そして皮は皮でフライパンで焼くと、香ばしくなってとてもおいしい!赤身とはまた違った旨味が楽しめますのでぜひすべて食べきってくださいね。

炙って食べるなら皮はそのまま。ただ焼き加減にはコツがあることを覚えておきましょう。フライパンに油はひかずに中火でじっくり焼きます。

このとき半生くらいの状態、焦げる手前でやめるのがポイント。焼きすぎると苦くなるのでご注意を。焼き魚とは随分イメージが違いますね。

味噌汁

味噌汁を作るときに鮭とばを一緒に入れて炊くと鮭とばから出汁が出て、鮭の濃厚な香りがいっぱいに広がる贅沢な味噌汁ができあがります。お寿司屋さんでいただくあら汁のような高級感が味わえますよ。

ただし出汁をとったあとの鮭とばからは旨味も味も抜けてしまっているため、身を食べると少しもったいなく感じるかも。試してみる場合は食材を捨てるのはよくないので、味の抜けた鮭とばの身もあわせて楽しんでみてくださいね。

まとめ

ほとんどの地域でまだまだ馴染みの薄い鮭とば。北海道や東北では贅沢なおつまみとして人気が高いです。

この記事をまとめると

  • 鮭とばは北海道の名産物である秋鮭を皮付きのまま細く切り海水で洗い潮風に当てて干したもの
  • とても固いのでカットしてフライパンで炙って食べる
  • 半分ほどがたんぱく質かつ低カロリー
  • 味噌汁に入れると出汁が出て美味しい

ストーブの上で炙って、熱々をかじりながらお酒を飲む、なんて最高ですね。この冬はぜひ鮭とばに挑戦してみてください。きっとやみつきになると思いますよ。

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