鮭は通年出回っている魚ですが、「銀鮭」と「紅鮭」があります。それぞれどんな特徴でどんな味なのでしょうか?そこで今回は、
- 銀鮭と紅鮭の特徴
- どっちが美味しい?
- 日持ちはどれくらい?
- ヒスタミン食中毒に注意?
こちらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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銀鮭・紅鮭とはどんな魚?
特徴
銀鮭と紅鮭を比較すると、銀鮭の方が脂がのっているのが特徴です。名前の通り銀白色で、身はオレンジがかった色をしています。適度に脂がのっているため味にコクがあり、とろけるような舌触りと言われています。
紅鮭は身がしまっているのが特徴で、名前の通り身が一番赤い鮭の種類です。旨味が強く味がしっかりしていて、ほどよく脂ものっています。
産地・旬の時期
銀鮭の生産地は鳥取県や宮城県で、養殖ものがメインとなります。養殖ものなので通年出回っているものの、4〜7月は生の銀鮭が美味しい時期として知られています。
養殖されている銀鮭に対し、紅鮭は天然もののみとなっています。産地はカナダやロシアなどの海外がメインとなり、6〜8月が旬の時期となります。
銀鮭と紅鮭はどっちが美味しい?
“銀鮭と紅鮭はどっちが美味しい?”というテーマについてですが、どちらも美味しい鮭の種類です。両者とも適度に脂がのっているので、焼き魚にしても美味しくいただくことができます。
見た目は紅鮭の方が色が強いので、料理に色味を出したい時は紅鮭がおすすめです。
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銀鮭・紅鮭の栄養成分と効果
鮭には、タンパク質やDHA・EPA、ビタミン類が多く含まれており高栄養の魚です。ほどよく脂質も含まれているので、しっとりとした食感が特徴です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
銀鮭・紅鮭の日持ちはどれくらい?
銀鮭・紅鮭の日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…1〜2日
- 冷凍保存…2〜3週間
鮭は冷蔵保存で1〜2日、冷凍保存で2〜3週間日持ちします。冷蔵保存中も劣化してしまうので、すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめです。
腐るとどうなる?
では、鮭などの魚が腐ると、どんな状態になるのでしょうか?見分け方の参考にしてみてください。
- ぬるぬるしてヌメリがある
- ねっとりしている
- 強烈に生臭いにおいがする
- 黒く変色している
- 身が溶けている
鮭が腐るとこのような状態になります。スーパーに販売されている状態で、傷んできた鮭を見分けるには「色」がポイントになります。黒っぽく変色している鮭は、傷んでいる証拠ですので選ばないようにしましょう。
購入後の見分け方ですが、ぬるぬる・ねっとりした鮭には注意が必要です!ヌメリは臭いの原因にもなりますので、臭いでもよく見極めましょう。
どろどろして身が溶けている鮭は、だいぶ腐敗が進んでいます。味も変わっている可能性があり、食中毒の原因となりますので廃棄しましょう。
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常温保存はヒスタミン食中毒に?
買ってきてから冷蔵庫に入れ忘れたものは、『ヒスタミン食中毒菌』が繁殖している可能性が高いです。
ヒスタミンは本来、魚の中には存在しないものなのですが、魚の肉に含まれる「ヒスチジン」というアミノ酸が外部から侵入した「ヒスタミン生成菌」によってヒスタミンへ変換されることで増えていきます。
常温で保存することでヒスタミン生成菌が増え、結果として魚にヒスタミンが溜まっていく
鮭をはじめとする生魚の常温保存は絶対にNGですが、涼しい時期の30分以内であれば冷蔵庫に入れれば食べられることが多いです。室温が暖かくなる夏の時期は、たった30分でも食中毒菌が繁殖してしまう可能性が高いので注意してください。
詳しくはこの記事をチェック!
まとめ
この記事をまとめると
- 銀鮭は銀白色で適度な脂、養殖がメインなのが特徴
- 紅鮭は天然ものがメインで一番身に赤身があるのが特徴
鮭には銀鮭や紅鮭などいくつか種類がありますが、どれもそれぞれに良い特徴があり美味しい魚です。旬の時期に是非一度食べ比べてみてください♩
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