サフランライスの味はまずい?美味しい?効果効能・副作用は?

初めてインド料理屋さんに入ったとき、普段食べているお米と違って驚いたという経験はありませんか?今回は、まだまだ日本では馴染みのない「サフランライス」について、

  • サフランライスとは?
  • サフランの成分と効能
  • サフランの食べ過ぎは体に悪い?副作用は?

こちらの内容で紹介していきます。

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サフランライスとは?


インド料理屋で提供されているサフランライスはもともと、インド洋に浮かぶ島セーシェルという国の料理です。まずは、その特徴や味、主な使い方について詳しく解説していきます。

特徴

サフランライスは、「サフラン」という香辛料を使って色付け・香り付けされた料理の1つです。

アヤメ科サフラン属に属する植物であるサフランは、主にスペインやイランで生産されています。

 暗い黄色味がかった赤色や赤褐色をしているサフランを使用することで、サフランライスは印象的で鮮やかな黄色をしている特徴があります。 

どんな味?まずい?美味しい?

 素朴で甘味のある日本の白いお米に比べ、サフランライスは苦味があります。 加えてやや刺激もありますので、インド料理と相性が良いのも納得です。

ですが、料理の味を大きく変えてしまうほどではありませんので、辛いものが苦手な人でも楽しめます。

どんな匂い(臭い)?

サフランライスの印象として大きいのは、味よりも香りです。日本には馴染みのないエキゾチックで独特な香りで、好き嫌いが分かれるものです。

「上品な香り」と言われたり、「漢方薬のような」「干草のような」など、人によって感じ方には違いがあります。

使い方

サフランライスに使われるサフランは、魚介類の風味と相性が良く、インド料理だけでなくヨーロッパ系の料理にも幅広く親しまれています。

サフランライスを使った料理

  • カレー
  • シチュー
  • トマト煮込み
  • パエリア
  • オッソブーコなど

オッソブーコとは・・・仔牛の骨付きすね肉を香味野菜と一緒に煮込んだイタリアの郷土料理

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サフランの成分と効能

レシピ
今では料理や観賞用としても使われるサフランですが、もともと「蕃紅花(ばんこうか)」という薬用の漢方としても使われてきました。サフランにはどのような効果があるのでしょうか。

鎮静

サフランには鎮静効果があります。ストレスを柔わらげたい、イライラする、落ち着かないという人におすすめです。また、ペルシャではうつ病の治療にサフランティーが使われいたとも言われています。

そのため、うつ病に見られるような、気分の落ち込みや不眠、集中力・思考力の低下などにも効果が期待できます。

生理誘発

サフランは、子宮に作用し女性特有の症状に効果があることも知られています。

生理不順に悩む人にとっては生理誘発を、生理痛やPMSに悩む人にとっては痛みを軽減してくれます。

PMSとは
月経前症候群とも呼ばれ、月経前の3~10日の間に起こる頭痛や不安などの精神的、身体的な症状

更年期障害

生理誘発や生理痛軽減効果があるサフランは、同じく多くの女性の悩みである更年期障害の症状にも効果があります。

更年期障害とは、閉経によって女性ホルモンの分泌が急激に減少することで起きる症状です。

詳しくはこの記事をチェック!

  • のぼせ、ほてり、発汗
  • 頭痛
  • 動悸
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 肩こり
  • 関節の痛み
  • 手足の冷え
  • 不眠
  • だるい・疲れやすい
  • 憂うつ
  • イライラ

アンチエイジング

女性特有の悩みがない人でもサフランには嬉しい効果があります。それはアンチエイジング効果です。

 サフランには抗酸化作用があり、老化の原因となる酸化の抑制に加え、しみそばかすの元となるメラニン色素を抑制する働きがあります。 

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サフランの食べ過ぎは体に悪い?副作用は?


サフランには心身ともに嬉しい効果があることが分かりましたが、健康リスクはないのでしょうか。最後にサフランを摂ることで注意すべき、副作用について紹介します。

皮膚が黄色くなる

サフランに限らず、食べ過ぎ取り過ぎはNGです。サフランの1日の摂取目安は1.5gとされていますので、必ず適量を守って摂取するようにしましょう。

もし、5g以上の大量摂取をしてしまった場合は、黄疸様症状(皮膚や強膜、粘膜が黄色くなる)を引き起こす可能性があります。

嘔吐やめまい

サフランを大量摂取することで、考えられる副作用はまだまだあります。その症状は、嘔吐や吐き気といった分かりやすいものから、まさかサフランが原因とは思えぬほど多岐に渡ります。

  • 血の混じった下痢
  • 血便・血尿
  • 鼻、唇、目の縁、子宮からの出血
  • しびれ感
  • 尿毒症による衰弱
  • 血小板減少性紫斑

妊娠しているときは避ける

サフランは子宮に働く特徴があるため、妊娠中の女性は特に大量摂取は危険です。子宮収縮作用や通経作用・堕胎作用により、早産や流産を誘発する可能性があります。

また、赤ちゃんへの影響については不明なため、授乳中も避けるようにしましょう。

まとめ

「サフランライスの味はまずい?美味しい?効果効能・副作用は?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • サフランライスとサフランを使った料理
  • サフランライスは苦味と刺激のある独特な風味が特徴
  • サフランは女性特有の悩みに効果がある
  • サフランは鎮静やアンチエイジング効果もある
  • サフランの食べ過ぎは皮膚や粘膜を黄色くする
  • サフランの食べ過ぎは嘔吐やめまいなども引き起こす

おいしいから、効果があるからといって食べ過ぎるのはとても危険です。この記事を参考に、サフランの良さを活かした安全な食べ方を心がけてくださいね。

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