鯖と梅干しの食べ合わせは大丈夫?NG?栄養や味の口コミも

「食べ合わせ」は食材のもつ栄養効果を最大限に活かこともできるし、逆に打ち消してしまうこともあります。また身体に異変を起こすこともあります。では栄養的にも味においても「鯖」と「梅干し」はどうなのでしょうか?そこで今回は

  • 鯖と梅干しの食べ合わせ
  • 鯖と梅干しの栄養素
  • 鯖と緑黄色野菜・キノコ類の食べ合わせ
について紹介をします。

 

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鯖と梅干の食べ合わせはNG?

食材の組み合わせ次第で得られる効果は、3つです。『①同じ栄養素の食材を組み合わせてより大きな効果を得る作用。②栄養の吸収を高めたり、引き出す効果がある作用。③栄養を壊したり吸収を妨げるなどどちらの食材の効果も得られない作用』になります。では、「鯖」と「梅干し」の食べ合わせはどうなのでしょうか?

むしろ良い組み合わせ

「鯖」と「梅干し」の食べ合わせは、②の栄養の吸収を高めたり、引き出す効果がある作用になります。梅干しに含まれるクエン酸は、魚の臭いの原因である「トリメチルアミン」を中和させて嫌な臭いを感じにくい状態にする働きがあります。

また栄養価的にもカルシウムの吸収を高める効果が「鯖」と「梅干し」にあるので、むしろ、良い組み合わせといえます。

鰻と梅干はNG

では、「鰻」と「梅干し」はどうでしょうか。それは、③の栄養を壊したり吸収を妨げるなどどちらの食材の効果も得られない作用となります。なぜなら、脂の多い鰻と酸味の強い梅干しは、消化不良を起こしやすいとされているからです。

ただし、栄養的な観点からも医学的な根拠も実はありません。むしろ梅干しのクエン酸と鰻のビタミンB群は夏バテ防止に効果的という考え方もあります。しかしそれは、脂と酸の食べ過ぎへの注意喚起ではないかという考え方が根底にあるようです。

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鯖と梅干の食べ合わせの口コミ

鯖と梅干しの料理なら何を作りますか?サバの梅煮でしょうか。あるいは、焼きサバに梅のソースを添えて程よい酸味を味わうのはいかがでしょうか。

「おいしい」意見の口コミ

  • 生臭を感じない梅の風味がいい
  • さっぱりとしておいしい
  • ちょうどい塩梅です
  • こんなに相性がいいと思はなかった

「好みではない」意見の口コミ

  • ごはんに合わない

今回は「好みでない」という意見は、あまり見つかりませんでした。それぞれ味を工夫して調理している様子が伺えました。

鯖と梅の栄養素は?

栄養鯖に期待できる栄養素は、EPA「エイコサペンタエン酸」・DHA「ドコサヘキサエン酸」やビタミン類です。そして、梅干しはクエン酸です。それぞれの栄養効果はどうなのでしょうか?

鯖はビタミンが豊富

鯖の主な健康効果は以下になります。

栄養素  効能
EPA「エイコサペンタエン酸」  :血液中の血小板が固まるのを抑える:血液の流れをよくする:HDL(善玉)コレステロールを増加:LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を減らす
DHA「ドコサヘキサエン酸」  :脳や神経細胞の発育の活性化:精神の安定やストレスの緩和
ビタミンB12  :赤血球の生成を助け、貧血予防:末梢神経の障害を回復させ、腰痛を克服
ビタミンD カルシウムの吸収を促進、丈夫な歯や骨をつくる:筋肉へのカルシウム供給、筋力維持を助ける
ビタミンE :抗酸化作用の働きで老化を防ぎ、若さを保つ:抗酸化の働きで生活習慣病を予防する:冷え性や肩こり改善

梅は疲労回復に効く

梅の疲労回復を促す成分はクエン酸です。

クエン酸の効能  効果
疲労回復  蓄積された乳酸を分解し、筋肉痛などの肉体的な疲労を回復させる。
血行促進  「ムメフラール」効果、梅干しを加熱することで血液の流動性を高める成分。動脈硬化や冷え性改善。
カルシウムの吸収率を高める  骨粗しょう症
食欲増進 夏バテや病中、病後の食欲減退の予防と改善
整腸作用・賦活(フカツ)作用 豊富な植物性乳酸菌の保持。腸の環境を整える他、免疫を活性化させる

鯖のその他おすすめの食べ合わせ2選

栄養鯖の栄養効果を高める食べ合わせを考えるなら、緑黄色野菜やキノコ類はどうでしょうか?

鯖+緑黄色野菜

緑黄色野菜とは、「原則として可食部100gあたりカロテン含量が600㎍以上の野菜」という基準が厚生労働省により決められています。ほうれん草やにんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、トマトなどにはカロテンが多く含まれています。

なぜ、鯖と緑黄色野菜の組み合わせが良いかというと、鯖の脂肪はカロテンの吸収率を高める働きがあり、生活習慣病の予防に効果があるとされているからです。

メニュー例
主菜:鯖の梅煮・副菜:ほうれん草とにんじんのお浸し・汁物:かぼちゃと油揚げの味噌汁

鯖+キノコ類

キノコ類には、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富に含まれています。同じように鯖にもビタミンDが含まれており、より大きな効果が期待できます。

メニュー例
鯖とキノコのピリ辛炒め・鯖のショウガ揚げ きのこあんかけ など

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まとめ

以上になります。いかがでしょうか。

この記事をまとめると

  • 鯖と梅干しの食べ合わせは、梅干しに含まれるクエン酸が鯖の生臭い原因である「トリメチルアミン」を中和させる働きがあるので相性がよいといえます
  • 鯖の栄養素は、貧血予防や筋肉へのカルシウムの供給を行なうビタミン類が豊富で、梅干しの疲労回復を促す成分は、クエン酸になります
  • 鯖と緑黄色野菜の組み合わせは、鯖の脂肪が緑黄色野菜に含まれるカロテンの吸収率を高める働きと生活習慣病の予防効果があるとされ、またカルシウムの吸収を促進するビタミンDが鯖にもキノコ類にも含まれているので良い組み合せになります

とても鯖が食べたくなりましたね!ぜひ日々の健康にお役立てください!

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