サバの塩焼きなどにアニサキスの危険性はある？正しい対処法も紹介！ |

アニサキス。ここ近年よく耳にする名前ですが、どんな生き物なのかあなたはご存知でしょうか？青魚に寄生するとされていますが、サバの塩焼きにもアニサキスが残っていることはないのでしょうか？今回は「アニサキスとサバの塩焼き」の関係について以下のような事を解説していきます。

アニサキスとはどんな生き物なのか？
アニサキスはサバにも生きているのか？
アニサキスはどうすれば死滅するのか？

こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、アニサキスとサバの塩焼きの関係を徹底的に理解してしまいましょう。

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1 アニサキスについて
2 サバにいるアニサキスについて
3 アニサキスへの対処！
4 まとめ

アニサキスについて

まずは、アニサキスとはどんな生き物なのかを見ていきましょう。

アニサキスとは？

アニサキスとは、青魚に寄生する寄生虫です。海の中にいる「オキアミ」というプランクトンを食べた魚に寄生し、その魚を食べた人間に寄生して生きています。つまり、アニサキスに寄生している魚を食べると、人間の体にも入ってきてしまうという事です。

とはいえ、人間の体では1週間程度しか生きることは出来ません。ただ、寄生している間に様々な中毒症状を引き起こすので、かなり厄介な寄生虫なのです。

なぜ食中毒がおきるの？

アニサキスが人間の体内に入ると、胃や腸などの消化器官にアニサキスが食いつきます。その時の痛みがアニサキスの食中毒になります。アニサキスそのものが毒を出すわけではありません。

どんな症状が？

アニサキスに食いつかれた場合「アニサキス症」と呼ばれる症状が発症します。症状は以下の通り。

激しい胃痛
吐き気
嘔吐
発熱
腸の痛み
アナフィラキシー

まず、アニサキスは主に胃や腸に食いつくので、食いつかれた際の痛みを強烈に感じます。さらに吐き気を催し、嘔吐もしてしまうでしょう。その他発熱してしまったり、アナフィラキシーショックを発症することもあります。

アナフィラキシーは、消化器官をやぶり体の内部にアニサキスが飛び出ることで発症し、アニサキスアレルギーの一種だとされています。

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サバにいるアニサキスについて

では、サバの塩焼きにアニサキスが残る事もあるのでしょうか？

生で食べるのは難しい？

まず、控えて欲しいのは「生のサバを食べること」です。生でサバを食べると高確率でアニサキス症になってしまいます。通常サバを生に近い状態で食べる際は、塩やお酢でしめてしめさばとして販売されているはずです。塩やお酢で15分程度しめただけで、アニサキスは死滅してしまうのです。

生のままだと、サバの内臓からアニサキスが身の方に移り、人間に感染してしまいます。

サバを安心して生で食べるには？

サバを安心して生で食べる方法は「ほぼありません」。というのも、そこまでのスピードでサバの内臓を取り除き鮮度の高い状態でお刺身にできる可能性は、かなり低いからです。必ず調理されたサバを食べるようにしてみてください。

塩焼きなどの場合アニサキスは大丈夫？

アニサキスは「90℃以上の温度で1分以上加熱すると」死滅します。なので、塩焼きのサバにアニサキスが残っている可能性はゼロです。サバの塩焼きを食べてアニサキス症になることはないので、安心して食べてしまいましょう。

とにかく、生のサバさえ食べなければ、アニサキスの危険性はほぼないのです。

アニサキスの死骸に害はある？

前述した通り、アニサキス自体が毒を発することはありません。あくまでも、人間の消化器官に食いつき、その刺激で、体に不調を与えるだけです。そのため、アニサキスの死骸を食べたからと言って、体に何かの異変が起こることがありません。

加熱してあるサバやスーパーで普通に売られているしめサバなどは、安心して食べて大丈夫です。さらにスーパーでは「サケのお刺身」も販売されていますが、こちらもアニサキスの心配はないでしょう。というのも、サケのお刺身は一度-30℃以下の温度で完全冷凍され、アニサキスを死滅させています。

なので、サケのお刺身からアニサキス症が出ることは考えにくいので、安心して食べてください。

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