みなさんは「竜眼(リュウガン)」と呼ばれるフルーツをご存じでしょうか?ロウガンとも呼ばれ、ライチにとても似ていることで有名です。とても甘味が強く、栄養素も豊富なため、薬膳として使用されることもよくあります。
今回は、リュウガンとライチの違いについて紹介していきます。ライチととても似ていると言われていますが、何か繋がりはあるのでしょうか?そこで今回は、
- 龍眼(竜眼)とは
- ライチとの違いは?
- 龍眼の食べ方は?
これらのテーマで竜眼について解説していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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龍眼(竜眼)とは
まずは竜眼とはどのようなフルーツなのか詳しく紹介していきます。どのようなフルーツか、食べた時の効能などについてまとめていきます。
どんなフルーツ?
竜眼は「ムクロジ科」に属しており、見た目が良く似ていると言われるライチとは、同科別属の植物にあたります。原産地はインドから中国南部にかけてといわれ、中国や台湾などではとても馴染みのあるフルーツです。
竜眼は20~28℃が理想的な栽培環境といわれており、日本でも宮崎県や鹿児島県などの温暖な地域で生産されています。
逆に11℃以下になると生育が止まると言われますが、同類で扱われるライチやランブータンなどよりも生産しやすいと言われており、日本でも大量生産されるのではないかと言われている注目のフルーツです。
効果効能
竜眼は栄養素がとても豊富で、中国などでは生薬としても使用されることが多いフルーツです。具体的な効能は、
- 滋養強壮効果
- 疲労回復効果
- 不眠症を軽減する
- 貧血予防
- 胃腸を整える効果
など様々です。中国では乾燥させた竜眼を料理で使用することも多く、スープやアイスの原料としても使用されています。様々な効能が期待でき、栄養価も豊富な竜眼ですが、成分が強いため子どもは食べない方がよいとされています。
また、体に炎症などが出ている方や下痢をされている方も、食べることで逆に症状が悪化してしまう可能性があるため控えた方がよいとされています。
体が元気で健康体である!という方にとってはとてもメリットのあるフルーツであると言えます。
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ライチとの違いは?
先ほども少し紹介しましたが、ライチと竜眼は同科別属の親戚のような関係で、共通点がいくつかあります。ライチと竜眼は、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
形
竜眼の形はつるっとした表面で、まん丸の形です。表皮は梨のような茶色をしており、大きさはライチより一回り小さいです。
一方ライチは、ごつごつとした表面が特徴的ですよね。色合いも赤色に近く、竜眼とは色も見た目もかなり違いがあります。ただし皮をむいてみるとどちらもそっくりで、乳白色の果肉が見え、真ん中に黒い種が入っています。
味
竜眼の味は、よく「メロンのような芳醇な香り」と揶揄されます。ライチよりも果汁は少ないですが、その分甘味が詰まっているため濃厚な味が楽しめます。
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龍眼の食べ方は?
日本ではまだまだマイナーなフルーツのため、たまに見かけたとしてもなかなか手を出し辛いですよね。食べ方もわからないですし、口に合わなかったらどうしようといった具合です。竜眼はどのような食べ方をするのでしょうか?
生食
生のまま粒で販売されている場合は、そのまま生食する方法がよいでしょう。皮をむくと乳白色の果肉部分が見えますから、パクっとかじりつきましょう。とても風味がよく、甘味も強いためとても美味しいですよ。
ジュース
日本では大量の竜眼が手に入るということは稀でしょうが、生産が盛んな地域であれば生絞りジュースなども販売されているでしょう。ライチジュースを美味しいと感じるようでしたら、竜眼ジュースも美味しく飲むことができるでしょう。
やはり生のまま食べたり、果汁を飲んだ方が栄養素も取り入れやすく、体にも良いでしょう。
乾燥させてもOK
竜眼は生食以外で食べることもポピュラーで、ドライフルーツとして販売されていることも多いです。日本ではドライフルーツの方が多く流通しているかもしれませんね。
中国では竜眼のドライフルーツを、ナツメや白きくらげなどと煮込み、薬膳スープとして食べる文化もあります。ドライフルーツにした竜眼はより栄養価が凝縮されるため、効率的に栄養を摂取できます。
まとめ
今回は、竜眼と呼ばれるライチの仲間のフルーツについて詳しく紹介していきました。
この記事をまとめると
- 竜眼はライチと同科別属の親戚のような関係で、皮をむくとライチにそっくり!
- 風味はメロンのような味わいで、果汁はライチより少なめだが甘味は強い
- 食べ方は生食や生絞りジュース、ドライフルーツなど様々で、薬膳として使用される場合もある
いかがでしたか?近年は輸入フルーツもたくさん種類が増え、見たこともないような名前の果物がたくさん販売されています。食べてみたい気持ちにはなりますが、自分の知らない果物は手が出し辛いというのも本音です。
今回の記事で竜眼について詳しく知った方は、是非見かけた際に実際に購入してみてくださいね。甘くてとても美味しいですよ♪
竜眼について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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