陵山古墳(日葉酢媛陵)を解説！アクセス・周辺おすすめランチまとめ

奈良県奈良市山陵町、古墳が数多くあることから古墳の別称でも「山陵(みささぎ)」という名前が付けられたほど、古墳と関連が深い街です。

今回、お話する『陵山古墳(日葉酢媛陵)』はそんな山陵町にある佐紀盾列古墳群のひとつを構成しています。

今回はそんな『陵山古墳(日葉酢媛陵)』を一緒に見ていきましょう！

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陵山古墳(日葉酢媛陵)とは

『陵山古墳(日葉酢媛陵)』は日本書紀にも記されている古墳ではないかと考えられています。

殉死のかわりに初めて埴輪を御陵に立てたという説話が『陵山古墳』であると言われています。

宮内庁の管理下に置かれており、被葬者は第11代垂仁天皇皇后の日葉酢媛命の陵に治定されています。

しかし、実際の被葬者は明らかにされていません。

『陵山古墳』の大きさは全長207メートル、前方部幅約87メートル、後円部径131メートル、前方部高さ12.3メートル、後円部高さ約20メートルの大きさを誇り、全国で32番目に大きい古墳です。

『陵山古墳』の形状は前方後円墳となっており、三段構成となっています。

また、古墳の周りを周濠で囲んでいることも確認しています。

後円部の頂上に堅穴式の石室があり、広さが長さ8.55メートル、幅1.09メートルと全国的にもかなり広い石室となっています。

さらに石室の南北は一枚石によって貼り付けられており、一枚石で作られた石室の古墳は松岳古墳に類似が見られるだけのとてもめずらしい例となっています。

1915年、大規模な盗掘に会いましたが、盗掘をきっかけに本格的な調査が行われ、石室の情報や出土品について、綿密な調査が行われました。

調査と出土品から『陵山古墳』の築造時期は4世紀末頃と推定されています。

陵山古墳(日葉酢媛陵)の基本情報

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出土品

出土品は流雲文縁変形方格規矩鏡仿製鏡、唐草文縁変形方格規矩鏡、直弧文縁変形内行花文鏡などの銅鏡が出土しており、32~34センチメートルとかなりの大きさを誇っています。

また、石製腕飾りや斧や菅玉も出土しています。

加えて、先述したように初めて埴輪を御陵に立てたという説話がありますので埴輪も出土しています。

丁寧に作られたキヌガサ形埴輪と盾形埴輪です。キヌガサ形埴輪は大きさ高さ1.5メートル、横幅2メートルを誇り、盾形埴輪は高さ108センチメートル、最大幅80センチメートルの大きさを誇ります。

丁寧に作られた埴輪の一部が東京国立博物館に納められています。

陵山古墳(日葉酢媛陵)周辺の観光スポット

ここからは『陵山古墳(日葉酢媛陵)』周辺の観光スポットを紹介します。

ぜひ、古墳と一緒に楽しんでください！

見どころ1：子安地蔵寺の藤

子安地蔵寺には4月下旬に見所になる藤が有名です。

お寺の内部には藤の花が可憐に咲き誇っているので、一度見ておくことをオススメします。この藤を見るためにゴールデンウィークには人で賑わいます。

見どころ2：杉村公園

四季折々の自然に囲まれた杉村公園には、大きなつり橋をはじめアスレチック遊具や芝生の公園などがあります。

家族でのんびりと過ごすには良い場所ですのでぜひどうぞ。

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陵山古墳(日葉酢媛陵)へのアクセス

車

駐車場などはないため、公共交通機関での移動をオススメします。

電車・バス

近鉄 平城駅 徒歩10分

陵山古墳(日葉酢媛陵)周辺のランチおすすめ3選

キッチン それいゆ

洋食を中心に家庭的でホッとする味わいの料理をいただけます。ランチだけでなくディナーを楽しむこともできます。

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魚源

美味しい魚をはじめとして唐揚げなどの揚げ物も楽しむことができます。年末にはお鍋を楽しむこともできます。

志希

お昼御膳が人気のお店です。リーズナブルなお値段でお刺身などを楽しむことができます。

まとめ

いかがでしたか？

今回は日本書紀にも記されていると考えられている『陵山古墳(日葉酢媛陵)』のお話でした。

日葉酢媛の陵にも指定されている通り、大きな石室にはまだまだ魅力が眠っていそうですね。

そんな『陵山古墳(日葉酢媛陵)』にぜひ、行ってみてください！

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