緑茶は喉が乾く原因になるって本当?気付かないうちに脱水症状に?おすすめ補給方法

皆さんは毎日水分補給を行っていますよね。人間が健康に生きていくためには適切な水分補給は必ず必要になります。厚生労働省によると1日に必要な水の量は体重60kgの成人で2.5Lと言われています。そのうち直接水分を飲むことで補うべき量は1.2L程度と言われています。この1.2Lは何を飲んでも良いかと言うとそうではないということをご存知ですか?今回の記事では何が水分補給に向いた飲み物で、何が水分補給に向かない飲み物なのかについて紹介していきたいと思います。

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ほとんどの人がお茶で水分を補給している!

2020年にある研究を行った会社があり、水分補給としてお茶を飲んでいる人の割合を出した結果があります。水分補給としてお茶を飲んでいる人の割合は約48%ほとんどの人がお茶で水分補給をしているということがわかりました。

お茶で水分補給をしていいの?

ここで一つ質問があります。皆さんはお茶を飲んだ後に喉が渇いたり異様にトイレに行きたくなったりしたことはありませんか?

ほとんどのお茶にはたくさんのカフェインが含まれています。カフェインには利尿作用があるので、 水分補給したつもりでも、排出される方が多くなってしまい気づかないうちに脱水症状になってしまう可能性が少なくないのです。

またカフェインを過剰に摂取してしまうと中枢神経が刺激されてしまい心拍数の増加や、めまいなども出てくると言われています。健康な成人が1日にとっていいカフェインの量は約300mgと言われています。最大でも400mgです。これはコーヒー約3杯分の量と言われています。

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カフェインが多く含まれているお茶って?

ではカフェインが多く含まれるお茶はどのような種類があるのかについて紹介していきます。

緑茶

緑茶はカテキンという非常に健康効果の高いポリフェノールをたくさん含む飲み物なので、どちらかと言うと健康なイメージがあると思います。しかしこの緑茶にもたくさんのカフェインが含まれているので、飲み過ぎには注意しなければなりません。

一般的にせん茶のカフェイン量はコーヒーの約1/3と言われています。そして新茶であればあるほどカフェイン量は高くなり、一番カフェイン量の高い玉露はコーヒーをも超えるカフェイン量とも言われています。

緑茶で水分補給をする人はかなり多い印象があります。そういった方々も知らず知らずに水分不足に陥っている可能性があるので、体の様子を見ながら水分補給をするようにしましょう。

ウーロン茶

ウーロン茶の原料となる茶葉は緑茶と同様のものを使っています。緑茶の茶葉を発酵させてから作るものがウーロン茶なのです。ウーロン茶は緑茶と同じくコーヒーの1/3程度のカフェインを含んでいます。

ウーロン茶の場合は緑茶よりもゴクゴク飲めてしまうのでつい飲み過ぎてしまいますが、カフェイン量には注意した方が良さそうです。

紅茶

紅茶は茶葉を一度乾燥させてから完全に発酵させた後に、また乾燥させて作ります。ペットボトルに入った紅茶や紙パックに入った紅茶はスーパーやコンビニでも大人気の商品ですよね。農林水産省のデータによれば紅茶は緑茶や烏龍茶に比べ約1.5倍の量のカフェインを含んでいると言われています。緑茶や烏龍茶よりも飲み過ぎに注意な飲み物なのです。

紅茶で水分補給をしている人も少なくありませんので、この機会に体の方を気にしてみると良いかもしれませんね。 

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ノンカフェインのお茶ってなにがあるの?

ルイボスティー

最近になって非常に有名になってきたルイボスという植物を使ったルイボスティー。こちらのルイボスティーにはカフェインは含まれていません。かといって栄養素が少ないわけではなく、抗酸化作用の強いフラボノイドというポリフェノールを豊富に含みます。

若干味に癖があるので飲みづらい人もいるかもしれませんが、慣れれば美味しく飲むこともできます。最近ではスーパーでティーバッグも購入できるようになったので家庭でも手軽につくることができます。

麦茶

夏になると冷たい麦茶が飲みたくなりますよね。独特の香ばしい香りや風味を楽しめる麦茶は大麦を使用しているためカフェインは含まれていません。これでわかる通りお茶の葉にはカフェインが含まれていますが、それ以外のハーブやルイボス、麦といったものから抽出したお茶はカフェインが含まれていないので水分補給しても、脱水症状に注意することは基本的にはありません。

麦茶の注意点としてあげるなら、体を冷やしすぎてしまう点でしょうか。夏のような体が熱く火照るような時期にはとても良いのですが、冬のような体の冷えが気になる時に麦茶を飲んでしまうと余計に体を冷やしてしまい、免疫力を下げてしまうこともあるのです。このような体の冷えにだけ注意すれば、水分補給にとても適した飲料であることは間違いないのでうまく活用してみてください。

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水分補給のベストタイミング

入浴後や起きた後

入浴中や就寝中は通常よりも多く汗をかくと言われています。なので入浴後や起きたときは体がカラカラな状態になっているということです。このタイミングは水分補給をするのにとても良いタイミングなので、しっかりと水分補給を行ってください。

ちなみに水分補給する際にアルコールで水分を補給しようとする人がいますが、アルコールはカフェインよりも多くの尿を排出してしまうので水分補給には向きません。

喉が乾く前に飲もう!

仕事や勉強などで余裕がない時はつい水分補給を忘れてしまいがちですが、喉が渇いたタイミングではもう脱水症状になりかけていると言った状態なのです。喉が渇く前に水分補給をするのが一番良いといわれており、大体に1~2時間に1回はコップ一杯の水を飲むようにしましょう。

ちなみに水分補給用の飲み物は常温がおすすめです。特に気温が高い日は冷蔵庫で冷やした飲み物が好まれがちです、急激な温度の変化は胃に負担をかけてしまい、消化不良などのトラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?水分補給に良いと思ってお茶を飲んでいても、実はより多くの水分を体から排出していたかもしれないということを理解していただけたでしょうか。今後は飲むものや飲むタイミングを意識して生活するように心がけてみてください!

この記事をまとめると

  • お茶は水分補給にはあまり適していない!
  • お茶や紅茶を飲むならば、ルイボスティーや麦茶を飲もう!
  • 喉が渇いたタイミングでは水分補給は遅い!習慣づけをしよう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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