緑茶はアレルギーを抑える?花粉症の症状を抑える飲み物と酷くする飲み物について

皆さんは身近な飲み物の中に、花粉症のつらい症状を改善してくれる効果がある飲み物があるということをご存知ですか?そんな効果があると言われている飲み物について今回は紹介していきたいと思います。

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症状が緩和できると期待されている飲み物

緑茶

アレルギー症状を抑制させる効果があると有名なのが緑茶です。緑茶に含まれるカテキンには強いアレルギー抑制効果があるとされています。カテキンは植物の色素成分であるポリフェノールの一種で、抗酸化作用があることが知られています。

ポリフェノールは他にもアレルギー情報を伝達する物質を抑えてくれる働きが確認されており、これが働くとアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑えてくれると言われています。ヒスタミンは体を治す働きがあるのですが、同時に炎症症状を引き起こす物質です。目が痒くなったり鼻水が止まらなくなったりなど花粉症の症状を出してしまうのがこのヒスタミンです。

緑茶の中でも「べにふうき」や「べにふじ」「べにほまれ」といった緑茶の品種には強い抗アレルギー作用のある「メチル化カテキン」 というポリフェノールが豊富に含まれているのです。

抗酸化ってどういうこと?
私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作りだしています。酸素を利用すると同時に「活性酸素」というものが常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。

 

活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことです。

 

一般的に活性酸素は体内の酵素によって分解されていきますが、分解できる量が決まっており大抵は分解できずに体に残ってしまいます。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです。

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甜茶(てんちゃ)

甜茶とはほのかな甘みのある薬草茶全般の事を言います。甜茶の甜という字には甘いという意味が含まれています。

甜茶の中にもアレルギーに特に効果があるものがあります。それが甜葉懸鈎子と呼ばれる葉で作られるお茶です。甜茶のポリフェノールがアレルギー症状を引き起こすヒスタミンに抑えてくれます。

ルイボスティー

ルイボスティーにはフラボノイドというポリフェノールが非常に多く含まれていると言われています。フラボノイドは他のポリフェノールに比べてより強い抗酸化作用を持っています。抗酸化作用を持つことで免疫力を上げてくれアレルギー疾患の改善が期待できるほど強い作用なのです。

アレルギーの症状を抑える効果は他の飲み物に比べて比較的マイルドなのですが、飲み続けることでアレルギー自体を抑えることができる素晴らしい飲み物なんですよ!

ルイボスティーにはカフェインが含まれていないので、夜でも飲めるし妊娠中の方も飲むことができるのがおすすめのポイントです!

紅茶

紅茶と緑茶の違いは発酵させているかどうかの違いなので、紅茶は緑茶と同じような効果が期待できます。さらに烏龍茶も緑茶と同じ茶葉を使っているので、同様の効果を期待できますよ!

ハーブティー

今若い女性の間で非常にポピュラーになってきているハーブティーにもアレルギー症状を抑える働きがあります。ハーブには強い抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれているものが多いのです。その中でもレモンバームというハーブに含まれるロズマリン酸というポリフェノールがアレルギー症状に対して非常に優秀で、強い抗酸化作用や抗炎症作用をもつといわれています。

ハーブティーは、ルイボスティーに多く含まれるフラボノイドも含まれており、緑茶とルイボスティーのいいとこどりをしたような効果があります。ハーブの種類によっても効果が違うので使い分けるとより効果的でしょう!

  • 鼻の通りを良くしたい→ペパーミントティー
  • 喉の中のヒリヒリを抑えたい→ローズヒップティー
  • くしゃみや鼻水、目のかゆみを和らげたい→エルダーフラワーティー
  • 鼻づまり涙目を抑えたい→ネトルティー

コーヒー

コーヒーにもクロロゲン酸というポリフェノールが含まれており、鼻炎症状の中でもくしゃみに対して効果が高いといわれています。コーヒーに関しては即効性あるという報告がないため、すぐに効果を期待することはできません。しかし辛いくしゃみを治してくれる効果はお墨付きなので、くしゃみに困っている人は活用してみましょう。

乳酸菌飲料

乳酸菌飲料は善玉菌である乳酸菌を多く含んだ飲み物のこと。善玉菌は腸内細菌のバランスを整えてくれる働きを持ちますが、同時に免疫機能にも深くかかわりをもつといわれています。乳酸菌飲料を花粉のシーズンの一か月前くらいから飲み始めると、高い効果を実感することができるといわれていますよ!

乳酸菌とは?
乳酸菌とは、炭水化物などの糖を消費して乳酸をつくる細菌たちの総称のことです。腸内にすんでいる細菌のバランスを整えてくれる効果があり様々な場所で利用されています。

 

乳酸菌の種類はとても多く、腸内を酸性側に傾け腸内の腐敗を抑えたり、腸のぜん動運動を助けて便秘を改善する効果が確認されています。また、最近の研究によって、免疫能力の向上や、血中コレステロール、中性脂肪などを低下させる作用もあることがわかっています。

 

腸内の環境が良いと、メンタルヘルスにもかかりにくくなるという研究があり、精神科の治療にも用いられたり、腸内の環境を整える治療が開発されています。このようなことから、近年では乳酸菌はプロバイオティクス(腸内細菌のバランスを改善することによってたくさんの健康効果を与えてくれる微生物)として注目されているのです。

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逆にアレルギーの症状をひどくしてしまう飲み物!

アルコール類

ダメ

先ほどまではアレルギー症状を緩和してくれる飲み物を紹介しましたが、逆にアレルギー症状をひどくしてしまう飲み物も存在します。その飲み物の代表的なものが「アルコール飲料」です。

アルコールには血管を広げる作用があります。炎症を引き起こしている時に血管を広げてしまうとより炎症症状を広げてしまう恐れがあります。またお酒を飲んだ人ならわかると思いますが、お酒を飲んだ後から鼻が詰まってしまったり目や顔が充血したりするなど、様々な症状が出てきてしまうので花粉症やアレルギー症状で辛い人がアルコールを飲むとより悪化させてしまうのです。

さらにアルコールは体内で分解される時にアセトアルデヒドという物質になります。このアセトアルデヒドという物質にはアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を促してしまう作用があるのです。アレルギーを抑えたい人はアルコールも一緒に抑えることをお勧めします。

牛乳

アルコール類ほど危険視する必要はないのですが、牛乳もアレルギー疾患を悪化させることがあるという報告がされています。科学的根拠は未だにないのですが、牛乳を毎日飲んでいる人が牛乳や乳製品を辞めると花粉症が改善することがあるようです。 

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飲み物をうまく活用して花粉症などのアレルギー症状を抑えよう!

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いかがでしたでしょうか?私たちの身近にある飲み物でアレルギーの症状を抑えることができるということがご理解いただけたでしょうか?

アレルギーの症状を抑える以外にも上記で説明した飲料は、アンチエイジング効果を持っていたり、リラックス効果を持っていたりなど身体に嬉しい作用がたくさん詰まっています。健康に良い飲み物を活用することで、毎日をより楽しく過ごすことができるようになりますよ!

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まとめ

この記事をまとめると

  • アレルギー症状を抑えてくれる飲み物は私たちに身近にあった!
  • アルコール類を飲んでしまうと花粉症やアレルギー症状を悪化させてしまう!
  • アレルギーに悩んでいる人は乳製品をやめてみると直る可能性がある!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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