腐ったジャムの特徴は?カビが生えたジャムを食べたらどうなる?

朝はパン派という方には、ジャムは欠かせない存在ではないでしょうか。

ジャムは長期保存ができるので、フルーツなど食べきれない時に作る方も多いと思います。

市販品は種類も豊富なので、いくつか買っておくこともあると思いますが、いつの間にか賞味期限が切れていることはありませんか?

いつ開けたのかわからないし、傷んだ状態がわからないから食べるか迷うなんてこともあると思います。そこで今回は、

  • 腐ったジャムの特徴は?
  • 食べたら危険なカビの見分け方や特徴
  • カビが生えたジャムを食べたらどうなる?
  • ジャムにカビが生えたらどうすればいい?
  • ジャムを長持ちさせる保存方法とは?

 

についてご紹介します。

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腐ったジャムの特徴は?

まずは腐ったジャムの特徴について解説します。

ジャムが腐ったときの3つの特徴

  1. 水分が分離している
  2. カビが生えている、カビ臭い
  3. 糸を引いている

見た目でわかりやすいのは、カビが生えていることだと思います。

ジャムに生えるのは白カビが多いですが、青や緑っぽいカビが生えることもあります。

蓋を開けたときにカビ臭いことも。

また、水分が分離している、すくうと糸を引くなども腐っている特徴です。

ジャムが腐る原因は?

一番の原因は、 雑菌の繁殖 です。

瓶の殺菌不足であったり、開けたときに雑菌が入ると腐りやすくなります。

その他、蓋を開けたままにして、空気中のカビが瓶に入ることも原因の一つです。

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食べたら危険なカビの見分け方や特徴

食べると危険なカビの見分け方や特徴について解説します。

ジャムにカビが生える原因は?

カビが生える原因は、主に「 結露 」です。

水分があると雑菌が繁殖しやすくなりますので、冷蔵庫内で保存するときも、温度変化が少ない場所に置きましょう。

白いカビ

ジャムによく生えるのが 白カビ です。

表面に白いふわふわしたものが生えるので、開けたときに気づくと思います。

発酵食品にも使われるので、食べると必ず害になるというわけではありませんが、種類によっては消化器症状がでることがあります。

青や緑っぽいカビ

青や緑っぽいカビは「 青カビ 」です。

青カビと言えばペニシリンが有名ですが、白カビに比べて毒性が強いと言われています。

こちらも種類によって、害になるものとならないものがあります。

素人目では判断できませんので、青カビが生えていたら食べないようにしましょう

黒カビや赤カビ

 水回りなどに多いのが黒カビ、高温多湿で繁殖するのが赤カビ です。

黒カビは食品に生えていることが少ないのですが、赤カビは土壌や汚水に多く、穀物を通して人の口に入ることがあります。

どちらも水分が少ないジャムには生えにくいですが、赤カビは毒性が強いため、絶対に口にしないようにしてください。

ブルーベリージャムの白い点はカビじゃない?

ブルーベリージャムを開封すると、白い点々がついていることがあります。

これは、「 果粉(ブルーム) 」といい、ブルーベリーの表面が乾燥しないように分泌されているものです。

ブルーベリー系のジャムにはよくあることですので、品質には問題ありません。

しかし、ブルーベリージャムでもカビは生えますので、開封後に白い点々がある場合は臭いや見た目などを含めて判断しましょう。

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カビが生えたジャムを食べたらどうなる?

カビが生えたことに気づかずに食べてしまったという場合、どんな症状は出るのでしょうか?

すぐに健康被害が起こるとは限らない

ジャムに生えやすい白カビや青カビは、食べたからと言って、必ず何か症状が出るというわけではありません。

もし症状があるなら、

  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢

などの症状が主です。

カビが生えた部分を取り除いても、菌糸が広がっている可能性がありますので、一度カビが生えたジャムは全部カビが付着していると考え食べずに処分しましょう。

食中毒菌がある可能性が

食中毒を引き起こす「カビ毒」を作るものが発生している可能性があります。

この カビ毒は、熱に強く、加熱しても除去するのが難しい です。

長期間連続で摂取しなければ、食中毒症状は起こしませんが、発がん性が強いため注意が必要です。

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ジャムにカビが生えたらどうすればいい?

ジャムにカビが生えた場合、どう処理をすればいいのでしょうか?

処分の際は塩素系漂白剤を

カビが生えた食品をそのまま捨てると、空気中に胞子が舞って他の食品に付着するかもしれません。

処分する際は、下記のように処分しましょう。

処分のしかた
  1. 塩素系漂白剤を瓶の中にいれて数回振る

  2. 5~10分ほど置いておく

  3. 中身をビニール袋に移し、口を縛って自治体の指定に従って処分する


カビが生えたら再加熱しても安心できない

 カビ自体は加熱すれば死滅しますが、菌糸や胞子など見えないカビは対処しきれません。 

また、前述したとおり、 カビ毒は加熱しても完全に除去できません。 

どうしても食べたいという場合は、食後の体調を観察して異常があれば医療機関を受診してください。

ただし、カビが生えたジャムは食べないのが一番です

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ジャムを長持ちさせる保存方法とは?

開封後は賞味期限に関係なく早めに食べるとされていますが、少しでも長く保存できればうれしいですよね。

ジャムを長持ちさせるためのポイントをご紹介します。

すぐに蓋を閉める

空気中に浮遊するカビや雑菌が入らないように、必要分を取ったら すぐに蓋を閉めて冷蔵庫に入れましょう 

早めに使い切る

長持ちさせるとは少し違うかもしれませんが、味や安全面から 開封後はなるべく早く使いきる のも大切です。

清潔なスプーンを使う

必要分は 清潔なスプーンで取りましょう 

パンに塗った後、同じスプーンですくったり、一度口に入れたものでまたすくったりすると、雑菌が繁殖してすぐに腐ってしまいます。

冷蔵庫で保存

開封前なら常温保存できるジャムですが、 開封後は冷蔵庫 で保存しましょう。

使いきれない場合は冷凍保存

使い切れない場合は 冷凍保存 がおすすめです。

瓶のままだと割れると言われていますが、中身が半分~8割程度ならそのまま冷凍しても大丈夫です。

不安な場合は、製氷機やタッパー、ラップで小分けに包んで冷凍すると便利です。

まとめ

今回は、腐ったジャムの特徴や食べた場合どうなるかなどについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 腐ると水分・カビ・糸を引くなどの変化がある
  • ジャムが腐る原因は雑菌
  • ブルーベリーの白い点々は「果粉(ブルーム)」
  • カビが生えたら塩素系漂白剤で処理する
  • 使い切れない場合は冷凍保存が◎

保存食でもあるジャムですが、一度開封すると傷みやすいので、保存方法には気を付けましょう。

すぐに使わない場合は早めの冷凍がよさそうですね。

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