ローズマリーには毒性があるの?高血圧の治療中や妊娠中は注意?

ローズマリーは主に地中海料理で使われるハーブのことですが、私たちの生活の中でもいたるところに存在します。例えばハーブソルトなどを使っている料理や、色々なハーブが組み合わされているハーブティーなどにもローズマリーが入ってる時があります。

ローズマリーはとても栄養価に優れた食材なのですが、一方で少し気をつけなければならないポイントもあります。

今回の記事ではローズマリーとはどのようなハーブなのか、栄養価、ローズマリーには毒性があるのか、ローズマリーの摂りすぎに注意しなければならない人について解説していきたいと思います。

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ローズマリーってどんなハーブ?

ローズマリーとは地中海沿岸原産のハーブで、和名では「マンネンロウ」とも呼ばれています。ハーブなので、料理への香り付けをすることが出来ますが、ヨーロッパ地方では古くから「魔よけの薬草」としても親しまれています。

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ローズマリーは老化予防成分がすごい!

ローズマリーは古くから世界中で親しまれてきたハーブでトップクラスの「抗酸化作用」があると言われているんです。抗酸化作用とは体の中に発生する老化の原因である活性酸素の効果を無力化する作用のことを言います。

  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • クロロゲン酸:クロロゲン酸は抗酸化作用で活性酸素を除去し、がん細胞の発生の抑制や、体内に入ると脂肪の吸収を抑えてくれます。そのため、ダイエット効果が高く、摂った後に運動することでより効果を上げることができます。血糖値の上昇を抑制する栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。

ローズマリーの効能

ローズマリーに含まれるポリフェノールには強い抗酸化作用があるため、 がん予防 に効果があることがわかっています。また抗菌作用も強く、 細菌の侵入を防いだり免疫力を上げて風邪を予防する効果もあります。

  • 脳神経を正常に働かせる
  • 利尿作用
  • デトックス効果
  • 高血圧予防・改善
  • 疲労回復
  • 抗菌作用

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ローズマリーには毒性があるの?

結論からいうと「ローズマリーに毒性はありません」。

しかし気を付けなければいけないひともいます。体質によっては副作用が出ることがあります。

  • 高血圧 / 血圧の薬を飲んでいる人
  • 血液をサラサラにする薬を飲んでいる人
  • 妊娠中の方

血液循環を改善する薬を飲んでいる人

まず血圧の薬を飲んでいる人に関してですが、ローズマリーには心臓に作用して血圧を上げる働きがあります。そのため高血圧の人には向いていません。

逆の効果もあり、ローズマリーには血液をサラサラにして血圧を下げる効果もあります。血圧関連の病気で薬を飲んでいる方は注意してください。

妊娠中の方も注意

ローズマリーは色々な栄養素が含まれているハーブですが、実は『妊娠中にはあまり食べない方が良い』とされています。その理由は、ローズマリーには”子宮収縮作用“があるためです。

ローズマリーは料理のトッピングとして用いられることがほとんどなので、一度にたくさん食べるものではありません。ですので体に影響が出るほど食べてしまうことはないかと思いますが、流産率の高い妊娠初期は特に控えた方が良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ローズマリーは地中海原産のハーブで食事の風味漬けやトッピングなどに使われる
  • 非常に高い抗酸化作用を持っておりアンチエイジング効果が期待できる
  • その他にも脳神経正常に働かせたり血圧の改善効果も期待できる
  • 血液循環を促進する働きがあるので血液循環を改善する薬などを飲んでいる方は注意が必要
  • 妊娠中の方も子宮収縮作用があるため取り過ぎは注意 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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