冷凍ライチの味はまずい？美味しい？口コミや成分・カロリーも紹介

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私が子供の頃、輸入ライチが入ってきた記憶があります。そんなライチも今では冷凍になってスーパーの冷凍食品売り場などに自然な形で並ぶようになりましたが、皆様、冷凍ライチを食べたことはあるでしょうか。

売り場に並ぶようにはなりましたが、未だ果物としての認知度や人気がいまいちでどうしてもなじみが薄い冷凍ライチ。消費者の口コミなども賛否両論です。

そこで今回は下記の四点についてまとめました。

  • 冷凍ライチの味の口コミ
  • 冷凍ライチの栄養素について
  • 冷凍ライチの食べ過ぎによる副作用について
  • 冷凍ライチの活用アレンジ

この記事を読んで冷凍ライチについて知って頂けたらと思います。

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冷凍ライチの味の口コミ

意外と冷凍ライチを口にしたことがないという方も多いのではないかと思います。筆者は勤め先の老健施設での昼食デザートとして提供されたのを検食として頂いたのが初めての冷凍ライチだったと記憶しています。

では、消費者の口コミはどうなのでしょうか。

おいしいという意見の口コミ

好みではないという意見の口コミ

おいしいという意見もあり、好みではないという意見もありやはり賛否両論のようです。中には冷凍ライチの中に虫が入っていたという報告もありましたので、味だけでなく品質の問題もあったのかもしれません。

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冷凍ライチの栄養素

まず、ライチについて簡単に説明しようと思います。

ライチについて

ライチはムクロジ科と呼ばれる双子葉植物に属する科の植物で、ムクロジ科の花ならフウセンカズラ、ライチの他にランブータンやリュウガンがムクロジ科の果物になります。ライチは漢字で「茘枝」と書き、別名「れいし」と呼ばれています。

中国南部からベトナム北部を原産として栽培されているトロピカルフルーツで中国では紀元前から栽培されていたとても歴史のある果物といわれています。ライチは世界三大美女の一人である中国の楊貴妃が大変好んで食べたとされ、華南から都の長安まで早馬で運ばせたという逸話があるほどです。

栄養素としましては、ライチは100ｇ当たり63kcal、ビタミンCは36mg。1個およそ30ｇ、可食部は14～15gほどなので1個当たりのエネルギー量は19kcal、ビタミンCは10.8mg含まれています。他にも葉酸、カリウム、ポリフェノール、マグネシウムなどの栄養素で構成されています。

妊婦への葉酸の効果

「妊産婦のための食生活指針」が2021年、15年ぶりに改定になり、名称も「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」に変更になりました。葉酸の項目については改定後も大きな変化はありませんでしたが、厚生労働省は引き続き妊娠前から葉酸の接種を推奨しています。

葉酸は接種してもすぐに効果を発揮するものではなく、継続的に接種し続けることで効果が徐々に出てきます。妊娠4～12週と言われる妊娠初期の時期は胎児の脳や脊髄などの中枢神経系が作られる大事な時期で、この時期に葉酸を接種していることによって胎児の二分脊椎症や無脳症などの神経管閉鎖障害の発生リスクが減らせるのです。

また妊娠中期以降は母体が胎児を育む過程で貧血傾向に陥りやすく、葉酸が貧血予防の効果を発揮します。こうしたことから、女性は妊娠前より葉酸の接種を定期的に行って頂きたいのです。

そして冷凍ライチと葉酸がどのように関係するのかと言えば、ライチは100ｇ中になんと100μgの葉酸を含んでいるのです！果物で葉酸が多い代表格と言えばイチゴですがそのイチゴでさえ、100g中に90μgです。冷凍ライチは葉酸の多い果物ということから、日頃より食生活に取り入れて頂けたらと思います。

ビタミン豊富で美容効果

上記でも述べた通り、三大美女の一人楊貴妃が好んで食べたほどのライチですが、実は美容効果も抜群な果物として有名です。

ライチ100g当たり36mgものビタミンCが含まれており、ビタミンCの代表格であるレモンは100g当たり100mgなので可食部15gの冷凍ライチを4個程食べればレモンと同等量のビタミンCが接種出来るのです。ビタミンCは強い抗酸化作用があり、シミの原因とされるメラニン色素を抑制する働きがあるので美肌効果が期待できます。

他にもむくみや高血圧を軽減する作用のあるカリウムや、骨や歯の健康維持に深く関わっているマグネシウム、ロイコシアニジンと呼ばれるアンチエイジング効果があるポリフェノールを含んでいます。いずれも美容効果は抜群の栄養素ですので冷凍ライチは肌に良い果物として挙げられるのです。

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冷凍ライチの食べ過ぎによる副作用

上記で肌に良い果物として挙げました冷凍ライチですが、実は食べ過ぎてはいけないのをご存じでしょうか？

ライチ病とも呼ばれる

「ライチ病」というのをご存じですか？実はライチには「体に熱をこもらせる作用」というものがあり、食べ過ぎによって、鼻血やのぼせの症状が出たり、吹き出物や口内炎などといった粘膜症状を引き起こすことがあります。

ライチの産地である中国広州では「一粒茘枝三把火（一粒の ライチは３つの火と同じ）」ということわざがあるほど、身体を温める効果があると昔から実証されていました。また大量のライチを食べたことでめまい、動悸、血色不良、全身の倦怠感、口の渇き、空腹感といった低血糖症状を呈することをあります。

深刻な場合は全身が痙攣し、脈が弱まり、脈拍数が上がり、血圧が低下し、心拍が乱れ…最悪の場合もありえます。冷凍ライチも生のライチの美味しい季節が近づいてきましたが何事もほどほどがよろしいかと思います。

ライチの適量は？

ほどほどと書きはしましたが実際どのくらいまでが適量とされているのでしょうか。

日本にはライチに対するガイドラインは無いのですが、原産国中国では「熟したライチを食べることとされ、次に食べる量をコントロールし、一度に食べ過ぎないようにすること」とした上で、中国人食事ガイドブックによると、「毎日の果物摂取量は200～350gの範囲内」と記されています。

また「成人は毎回ライチを300g以上摂取してはならず約10個以下、子供の場合基本的にその半分の約5個以下」とされています。

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冷凍ライチの活用アレンジ

何事もほどほどにとされた冷凍ライチですが皮を剥いて食べる以外にも美味しい食べ方がありますのでご紹介したいと思います。

ジャムにする

冷凍にしたフルーツはジャムに最適なものが多く、もともと水分が多い冷凍ライチもジャムに適した材料です。皮を剥いた冷凍ライチを鍋に入れ、砂糖と一緒にコトコトと煮るだけです。実から水分が出ますので特に水分を必要ありません。程よくとろみがついたら完成です。

他のフルーツとスムージーにする

冷凍ライチは他のフルーツとも非常に相性が良いのでミキサーなどでスムージーにして飲むのもオススメです。夏の果物として同じ時期に流通するパイナップルと冷凍ライチのスムージーは程よい酸味と南国フルーツ特有のトロピカルな味わいに虜になる人も多いのではないでしょうか。

まとめ

この記事をまとめると

  • 冷凍ライチの味の口コミについては好き嫌いの好みが分かれ賛否両論
  • 葉酸が他の果物に比べ多く、接種もしやすいことから女性や妊婦さんにおすすめ！肌にも良いビタミン類も多く含むので肌トラブルがある方も食べてみて下さい
  • 副作用については突然沢山のライチを食べることによる低血糖を引き起こす「ライチ病」があり、大人は10個以下、子供は5個以下が望ましい量とされています
  • 冷凍ライチはジャムや他の果物と一緒にスムージーにするなど加工しても美味しく食べられますので是非試してみて下さい

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