ラー油とごま油の違いとは?原材料や作り方、味についても解説!

ピリッとした辛さが欲しい時に欲しくなるラー油、香ばしいゴマのゴマの香りが食欲をそそるごま油ですが、どちらも中華料理などに使うことが多く、頻繁に使う油として利用している人も多いです。しかし、ラー油とごま油は同じようなものだと思ってはいませんか。

  • ラー油とは
  • ごま油とは
  • ラー油とごま油の違いとは

ラー油とごま油、似ているようで本当は違う?それとも同じものを指しているのか?詳しく紹介していきます。

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ラー油について

ラー油といわれると、餃子のタレやラーメンなどに入れる印象が強く、辛味や刺激が欲しい時に使うことが多いです。調味料として使われることがほとんどです。

中国で誕生した調味料

ラー油発祥の地は中国とされており、中華料理などに使われることが多いのもうなづけます。中国語では「辣油」と書き、唐辛子の辛味とごま油などの香りが特徴の液体香辛料です。

市販のラー油を見ると、唐辛子などが底に沈んでいるもの、ラー油の商品名ですが辛さを感じないラー油、辛味はあるけど唐辛子などが底に沈んでいないものと種類があります。

ラー油の違いは辛さの違いに繋がりますが、通常のラー油(唐辛子のないもの)と唐辛子入りのラー油は辛さが異なり、1.5~2倍ほど辛さが違います。辛味があるものがラー油だと思ってしまいますが、辛くないラー油もあることを覚えておきましょう。

中国と日本で使われ方が違う

中国発祥のラー油ではありますが、日本と中国では見た目や使い方が多少異なるようです。日本のラー油はかけたり混ぜたりすることが多いですが、中国のラー油は炒め物や冷菜、調味料やもちろん餃子のタレにも使われます。

日本でも一時ブームになった「食べるラー油」のような具沢山のラー油も人気です。四川料理の定番であり、唐辛子や豆鼓、にんにくなどいろいろな物が入っています

つけダレもよいですが、牛丼などに入れてもおいしいです。

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ごま油について

ごま油はもちろん、ゴマを絞ってできた油になりますが、ごま油の歴史と、その使い方について紹介します。

古代インダス文明からある!?

日本にごま油が伝わったのは、仏教の伝来と一緒だといわれています。仏教の伝来と共にごま油も中国から伝わっています。

しかし、その起源は中国ではなく、北アフリカ・乾燥地帯だとされており、ナイル川流域で5000年以上前から栽培されていたという記録が残っているのです。5000年以上昔、古代インダス文明の頃からゴマがあり、ごま油を人々は利用していたということになります。

高級品であったため、神への祈りに捧げたり、権力者が使用することが多かったといわれています。

マッサージ用としても使われる

ごま油は食用として使われるだけではなく、マッサージにも利用されます。

エステなどで全身や顔などをごま油でマッサージするアーユルヴェーダ」といわれるインドの伝統医学です。ごま油でマッサージすることで、デトックス効果やリラックス効果、肌が潤いハリツヤが生まれます

マッサージに使われるごま油は、透明な臭いのないものを使用することで、粘度が適切で皮膚が消化しやすくなるといわれています。

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ラー油とごま油の違いは?

ラー油とごま油の特性について紹介しましたが、ラー油とごま油の違いはどのようなものなのでしょうか?

ごま油はラー油に含まれる

ごま油とラー油は、異なるものではありません。ごま油はラー油に含まれており、同じものとして扱われています。そして、ラー油もごま油も同じごま油から作ることも可能です

原材料や作り方が違う

しかし、ごま油はゴマから作られますが、ラー油はごま油ばかりではなく、違う油からも作られることがあります。サラダ油などでも作られることがありますが、色や味も違ってしまうのです。

ごま油とラー油は作り方も異なります。ごま油はゴマの実を搾ったものです。ラー油は搾ったゴマの実やサラダ油に香辛料を入れるため、辛さが生まれます。

味が違う

ラー油は油と香辛料を入れ、辛さと風味などがある調味料です。ごま油はゴマを搾ったものになるので、ゴマの風味がします。

マッサージ用に使われるごま油などは匂いもが少ないものを使われるので、ゴマの香りも種類によって異なるようです。

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まとめ

ラー油とごま油の違いと、原材料や作り方などについて紹介しました。

この記事をまとめると

  • ラー油とはごま油などにとうがらしや香辛料を合わせた調味料
  • ごま油とはゴマの実を搾って抽出した油
  • ラー油とごま油の違いとは、ラー油は搾ったゴマの実やサラダ油に香辛料を入れてあり、ごま油はごまの実を移出した油

ラー油は辛味があり、調味料として使われ、ごま油はフライパンにひいたりする違いがあります。油は摂り過ぎに注意が必要ですが、料理のアクセントやうま味を引き出すことや、美容と健康に利用することもできます。