開封後のらっきょうの賞味期限・保存期間|塩漬けは常温だと腐る?

らっきょうは夏前に旬を迎える野菜ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?生らっきょうと塩漬けの賞味期限について着目しました。今回は、

  • らっきょうの賞味期限
  • 腐るとどうなる?
  • らっきょうの保存方法
  • 食べ過ぎは下痢・腹痛に?

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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らっきょうとはどんな野菜?

分類 ヒガンバナ科ネギ属
原産地 中国ヒマラヤ山脈
由来 辛辣なニラ→辣韮(らっきょう)
日本への伝来 9世紀頃
英語で言うと Japanese leek
漢字で書くと 辣薤・薤・辣薑・辣韮

らっきょうの原産地は中国のヒマラヤ山脈とされています。日本でに伝来したのは平安時代の9世紀頃で、初めは便秘薬や冷えの痛みに効く生薬として用いられていました。

らっきょうの食べる部分は「鱗茎(りんけい)」と言い、「辛くて辛辣な韮(ニラ)」ということから「辣韮(らっきょう)」の名が付いたと言われています。

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らっきょうの賞味期限はどれくらい?

らっきょうの日持ち日数の目安は、生らっきょうと加工後のらっきょうそれぞれ下記の日数となっています。

らっきょうの日持ち
  • 生らっきょう…2〜3日
  • 加工済みらっきょう(未開封)…約1年
  • 加工済みらっきょう(開封後)…約1ヶ月

生らっきょうは常温だと芽が生えてしまい、らっきょうの栄養を奪ってしまうのでNGです。保存は冷蔵庫か野菜室にしましょう。

また、加工後のらっきょうに関しては未開封であれば1年も日持ちしますが、開封後は傷みやすいので1ヶ月を目安に消費するのが望ましいです。

賞味期限切れはいつまで食べられる?

らっきょうは未開封であれば、1〜2ヶ月なら賞味期限切れでも食べられることが多いです。しかし、保存方法が悪いと未開封でも中身が腐ってしまうこともあるので注意しましょう。

らっきょう漬け(塩漬け)の賞味期限は?

“らっきょうの塩漬け”は、生のらっきょうを塩に漬けた保存が効く料理です。常温保存も可能で、常温・冷蔵共に1年ほど日持ちします。

塩の殺菌効果により長期保存が可能で、更に長持ちさせたい時は冷凍保存もOKです。冷凍すれば10年ほど日持ちすると言われています。使用する塩の量はらっきょうの約10%で、塩の殺菌効果により長期保存が可能です。

らっきょうは腐るとどうなる?

らっきょうは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったらっきょうの特徴まだ食べられるらっきょうの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…
  • 黒く変色している
  • ぬるぬるとしたぬめりがある
  • 腐敗臭がする
  • 白カビが生えている

らっきょうは元々真っ白な色をしていますが、傷み始めると 白カビが生えて きます。部分的にカビていれも、中などに カビの胞子が浸透している場合もある ので廃棄しましょう。

また、らっきょう特有のねぎのような香りの他に 変な臭いがする こともあります。そして 真っ黒に変色したらアウト です。

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まだ食べられるらっきょう

らっきょうが腐っているのかどうなのか、わかりにくいらっきょうを見分けるポイントを見てみましょう。

 緑色・青色に変色している

 茶色く変色している

緑や青・茶色といった変色のみが見られる場合は、腐っていない可能性が大です。特にらっきょうを漬けていたら緑・青に変わった!という場合がありますが、これは お酢の成分とらっきょうに元から含まれていた成分が反応し合った結果 です。

植物中に自然と含まれている物質ですので体に害は無く、問題なく食べることができます。また、甘酢漬けのらっきょうをしばらく放置していたら茶色くなった!という場合もあると思います。

基本的にらっきょうの賞味期限は長く、年単位で日持ちするため「茶色く変色した=腐った!」ではありません

らっきょうが腐る原因

らっきょうが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 生のまま保存している

 漬ける際の容器が殺菌不足だった

漬ける際の塩分不足だった

らっきょうは基本的に生のままの保存が向きません。成長が早いので芽が生えて栄養をどんどん吸い取ってしまいます。腐るスピードが早いので、生でキープしておくのはNGです。

漬けらっきょうにする時は、❶容器の殺菌を徹底する ❷十分な塩分を加える ことが大切です。塩分は殺菌効果があるので、どちらかが欠けていると容器の中でカビが生えてしまいます。

らっきょうの保存方法

らっきょうは生のままだと日持ちがしにくいのが特徴です。らっきょうは成長スピードが早く、芽が生えて可食部の栄養まで吸い取ってしまいます!鮮度が落ちるのももの凄く早いので、保存には漬物にして保存しておくのが一番です。

冷蔵保存

らっきょうは生でも加工後のものでも、冷蔵保存が基本です。生のらっきょうは、 冷蔵庫に入れた方がシャキシャキ感が持続しやすい です。

保存のコツ
  • らっきょうを取り出す時は乾いた清潔な箸を使う
  • ふたを開けっぱなしにしない

らっきょうを入れる容器をしっかり消毒しておくことが、長持ちさせるポイントの一つです。容器が汚れていると、漬けている間に菌が繁殖してしまいます。

冷凍保存

生のらっきょうは冷凍に向いていませんが、塩漬けは冷凍保存することで10年近く日持ちすると言われています!

冷凍保存
  • 密閉袋に入れて空気をしっかり抜くこと!

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らっきょうは食べ過ぎると下痢・腹痛に?

らっきょうには食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎると下痢や腹痛などの症状が出ることがあります。食物繊維は適量であれば腸内環境を整えて便秘解消効果を発揮しますが、過剰摂取すると逆効果となってしまうのです。

しかし、らっきょうには体にうれしい健康効果も複数あります。らっきょうに含まれる栄養成分やそれによる効果、食べ過ぎた時のデメリットについて下記記事で紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

妊娠中(妊婦)でも食べられる?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“らっきょう”は妊婦さんにもオススメの野菜なんです!その理由は、らっきょうに含まれる栄養素の“食物繊維”“カリウム“、“ビタミンC”にあります。

 

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まとめ

この記事をまとめると

  • 生らっきょうの日持ち日数は、冷蔵:2〜3日 / 冷凍:約1ヶ月
  • 生らっきょうは常温保存ができないので、長期保存するには漬けるのがオススメ

らっきょうは漬けてあれば長期保存も可能ですが、生は日持ちしないので上手く保存して美味しく食べましょう♩

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