らっきょうはおならが多くなる?効果・効能や一日の摂取量について

皆さんはらっきょうはお好きですか?らっきょうといえばカレーの付け合わせとして食べることの多い食材で、独特の風味と味がとても美味しい野菜ですよね。らっきょうは美味しいだけでなく栄養価も高いということで、小さい頃からよく食卓に出てくることがありました。

そんならっきょうですが、実際にどのような野菜でどんな栄養素があるかということはあまり知られていませんよね。今回の記事ではらっきょうはどんな野菜なのか、栄養素、効果、食べ過ぎるとどうなるのかについて解説していきたいと思います。 

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らっきょうってどんな食材?

らっきょうの原産地は中国のヒマラヤ山脈とされています。日本に伝来したのは平安時代の9世紀頃で、初めは便秘薬や冷えの痛みに効く生薬として用いられていました。らっきょうの食べる部分は「鱗茎(りんけい)」と言い、「辛くて辛辣な韮(ニラ)」ということから「辣韮(らっきょう)」の名が付いたと言われています。

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らっきょうに多く含まれる主な3つの栄養素

らっきょうに含まれる食物繊維の含有量はトップクラス、刺激成分である硫化アリルも豊富に含み、薬理効果を持ちます。

  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • 硫化アリル:硫化アリルは、抗酸化作用や抗がん作用があるにんにくやねぎ類のツンとする香り成分です。抗菌作用も持ち体内に入った細菌の駆除効果だけではなく、血中のコレステロールの低下や肝臓の解毒補助を担う栄養素です。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

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らっきょうを食べると得られる効果

らっきょうには上記で説明した以外にもたくさんの栄養素が含まれています。らっきょうを食べることによって得られる効果について代表的なものを解説していきますね。

糖や脂肪の吸収を穏やかにする

らっきょうには水溶性食物繊維のフラクタンというものが豊富に含まれています。このフラクタンは糖や脂肪の吸収を穏やかにしてくれるという作用があることが分かっています。

脂肪や糖の吸収を穏やかにすることで、食後の急激な血糖値の上昇やコレステロールの上昇などを抑える事ができ生活習慣病の予防につながります。ダイエット中の方や血糖値・血圧が気になる方はらっきょうがおすすめです。

強い抗酸化作用を持つ

らっきょうにはビタミンが豊富に含まれています。その中でも豊富に含まれているのがビタミンCで、ビタミンCには強い抗酸化作用があり動脈硬化やがん、免疫力の低下、老化の一因となる活性酸素という成分を体内から除去してくれる働きがあります。

らっきょうには100gあたり23mgものビタミンCが含まれており、ニンニクと比べて2倍の量が含まれていると言われています。抗酸化作用があるだけでなくビタミンCはお肌のハリとツヤを出すコラーゲンの生成に欠かせない栄養素です。

むくみを予防してくれる

らっきょうに含まれるカリウムは余分な水分とナトリウムを体外に排出してくれるという働きがあります。ナトリウムはいわゆる塩分のことです。日本人はどうしても塩分が過剰になってしまいますので、体に水分が溜まりすぎてむくみに悩まされている人が多いと言います。

らっきょう100gには230mgものカリウムが含まれており、体の中の水分の量を調節することによってむくみや高血圧の予防に役立ちます。

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らっきょうは食べ過ぎると良くないの?

らっきょうの1日の摂取量は「5粒」までと言われています。毎日5粒食べる事で、血液をサラサラにしてくれたり、しっかりとしたアンチエイジング効果を期待することができます。

ただしらっきょうは少し刺激の強い食材なので、胃腸に負担がかかると言われています。その他にも「下痢になる」「おならが多くなる」などの様々な影響を及ぼす可能性があります。

らっきょうを食べると下痢になったりおならが多くなるの? 

らっきょうには食物繊維が豊富に含まれているという説明を行いましたね。食物繊維は私たちの腸内に存在している細菌のエサになってくれる非常に優秀な成分です。ただ食物繊維を摂りすぎてしまうと腸内の細菌の活動が活発になりすぎて、沢山のガスを作り出してしまうと言われています。

その他にもらっきょうは腸内動きを刺激する働きもありますので、食べ過ぎてしまうと下痢になってしまうこともあります。先ほども紹介しましたが、1日の摂取量「5粒」を守れば、元々お腹を壊しやすい人でない限り影響がありませんので安心してください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • らっきょうはもともと生薬として輸入された
  • 非常に優秀な栄養素を豊富に含む
  • 生活習慣病の予防に効果的
  • 血液をサラサラにしてくれる効果やむくみを改善してくれる効果がある
  • 一度にたくさんのらっきょうを食べてしまうと下痢になったりおならが多くなったりする
  • 一日の摂取量は5粒まで 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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