皆さんはピーナッツアレルギーという言葉を聞いたことはありませんか?食物アレルギーというのは様々な食品で起こり得る可能性があり、その中でもピーナッツアレルギーは特に気を付けるべき者だという話を聞きます。今回の記事では、ピーナッツ(落花生)アレルギーとはいったいどういうものなのか、どんなものにピーナッツは含まれているのか、アレルギーが出た際はどうすればよいのかについて紹介していきたいと思います。
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目次
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落花生(ピーナッツ)アレルギーは危険
重篤な症状がでやすい
落花生(ピーナッツ)アレルギーは、そばアレルギーと同じくらい「重篤な症状が出やすい」という食物アレルギーなので、広く認知されています。アナフィラキシーを引き起こす可能性が高く、酷い場合だとアナフィラキシーショックとなるケースがあります。少量でもじんましんや呼吸困難などの症状につながる危険性があるため、食品表示では「落花生」と表示する事が義務付けられています。
たとえば全身のじんましんとぜん鳴が起こったときや、繰り返し吐いて同時に動悸がするときなどがアナフィラキシーにあたります。さらに血圧が下がって、意識がもうろうとした症状もみられたときはアナフィラキシーショックといって、起こったらできるだけ早く適切な処置や治療をしないと生命に危険が生じます。アナフィラキシーショックのことを単に「アナフィラキシー」と省略して呼ぶこともあります。※引用:アレルギー支援ネットワークホームページより
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落花生(ピーナッツ)アレルギーの人が気を付けるべき食品
落花生(ピーナッツ)アレルギーのひとは、それだけに注意しなければいけないわけではありません。落花生は様々な料理に使われることが多く、知らないうちに口にしてしまっている場合があるからです。いくつか代表的なものを紹介していきます。
ドレッシング
ピーナッツが含まれているもので代表的なのは「胡麻ドレッシング」です。食感や香りがゴマと似ているため、使用されることが多いのですが、形がピーナッツと分からなくなってしまうので誤って口にしてしまうケースが多いのです。この場合も必ず食品表示には「落花生」と書いてあるので、見落とさないようにすることが大事です。
カレールーなどの調味料
こちらもピーナッツアレルギーの当事者やその家族しかほとんど知らないのでは?とおもう食品ですが、カレールーなどの調味料には「ピーナッツバター」が含まれているケースが多いのです。ピーナッツバターはピーナッツを細かく砕いて植物油と混ぜたもの。もちろんアレルギーの人は食べることができません。このように一見かたちや風味がピーナッツっぽくないものの原材料として隠されている場合の多い食材なのでより注意して購入する必要があるのです。
スナック菓子や和菓子、アイス
私たちの身近にあるお菓子も注意が必要です。例を挙げるならキャラメルコーン、柿の種、南部せんべいなどはピーナッツがそのまま入っていますよね。それ以外でも和菓子、アイスクリームなども形を変えてピーナッツが入っている可能性が高いのです。
ジーマーミ豆腐
沖縄県や鹿児島県の郷土料理であるジーマーミ豆腐も原材料はピーナッツです。そもそもジーマーミという語源が「地豆」で、その土地でとれた豆=ピーナッツという意味です。例えば沖縄料理屋でピーナッツが原料と知らずに食べてしまって、アレルギー症状が出てしまった、というケースも考えられるのです。
これまで様々な食品を紹介してきましたが、これでもまだまだ一部です。それくらいピーナッツというのは私たちの暮らしに深く関係している食材です。絶対に入っていないと感じたときでも食品表示をしっかり確認して安全かどうかチェックしてから口にするようにしてくださいね。
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ナッツアレルギーの人も注意
ナッツ類アレルギーの人も症状が出る場合がある
ピーナッツはその名前から、他のナッツ類と同じと思いがちですが、ナッツ類とは分類が別です。ピーナッツは「豆類」に分類されます。しかしナッツ類アレルギーを持つ人の場合、ピーナッツに反応してしまうケースもあるようです。特にカシューナッツアレルギーの人はピーナッツでも反応しやすいので注意しなければなりません。
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アレルギーの診察は何科に行くと良いの?
アレルギーの影響を疑った場合は、何科に行けばいいのか分かりづらいですよね。基本的には症状に合わせた診療科の受診を行えばよいのですが、それぞれの特徴をお伝えしますね!
〇耳鼻科/耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科は、鼻、耳、のどを専門的に診る診療科です。食べ物を食べた後に「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」という鼻炎症状がとくに気になる場合は、耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。症状を伝えると、基本的にアレルギーの検査を受けることができます。
〇小児科
子どものアレルギー症状、花粉症なら小児科で診てもらうのがベストです。薬の選び方や、対応の方法、緊急時の対応も大人と異なる場合が多いので、子どもの場合は専門医に診てもらいましょう。長く診てくれているかかりつけの小児科があるなら、まずそこに相談してみましょう。
〇内科
内科は15歳以上の人が対象で、「ケガの治療や手術などの外科的な治療が必要ない病気のほとんど」を診療します。内科、外科という言葉ななんとも分かりづらさがありますよね。体を切ったり縫ったりせずに治してくれそうだなぁと思ったら、内科でOKです。風邪や体内の不調の治療などが内科の領域ですが、アレルギーの一種である花粉症も範囲内なので、内科でアレルギー症や花粉症の治療を行っている人はたくさんいます。
〇眼科
眼科は目とその周辺のまぶた、目の筋肉、涙に関する器官を専門的に治療します。食物アレルギーで、「目」に異常が出てきた方は眼科での受診がおすすめです。例を挙げるとしたら「目のかゆみ、充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど」の症状がある場合ですね。
アレルギーの処方薬でステロイド点眼薬を使用する場合は、眼圧が弱くなってしまうケースもあるようです。定期的に眼科に受診し眼圧検査をおこなってチェックしてもらいながら治療していくのが良いでしょう。
〇アレルギー科
あまり聞き馴染みのない診療科目ですが、「重篤な場合」はアレルギー科の受診がおすすめです。文字通りアレルギー性疾患を専門的に盛る診療科なので、アレルギー専門医が常駐しているのが特徴です。クリニックの名前に「~アレルギークリニック」とあったり、診療科目に「アレルギー科」と掲げているところの多くはアレルギー専門医が診療を行っています。
アレルギーや花粉症に対する治療は、「診療ガイドライン」という、治療の流れややり方のルールブックがありますので、どの診療科でも大きく変わることはありませんが、症状が重い場合などは、アレルギー専門医がいるアレルギー科を受診するという選択もあります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 落花生(ピーナッツ)アレルギーは重症化しやすい
- 形が残っていなくても含まれている可能性があるので必ず食品表示は確認しよう
- アレルギーかなと思ったらすぐに医療機関に相談しよう。
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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