落花生の殻は食べることができる?茹でれば食べられる?栄養価は?

皆さんは落花生はお好きですか?落花生といえばあのピーナッツのことですが、落花生は硬い殻に覆われていて一つ一つむいて食べるのが一般的ですよね。

ですがある情報によると落花生を殻ごとたべる人もいるようです。それはいったい本当なのでしょうか?

今回の記事では、

  • 落花生とは?
  • ピーナッツとの違いとは?
  • 殻ごと食べられるの?
  • どんな栄養素があるの?

これらについて解説していきたいと思います。 

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落花生とは

落花生の原産地は、南アメリカやアンデス山脈と言われています。徐々にアメリカ中に伝わり、その後1574年に欧州に伝来しました。日本には明治時代初期に中国人から入手した種から栽培が始まったとされていますが、沖縄県では古くから栽培されていたという話もあります。

現在、落花生の日本国内の生産量NO.1は千葉県です。落花生は栄養豊富で、ビタミンE・ビタミンB1・B3・ミネラルのほか、体内では生成することのできない「オレイン酸」や「リノール酸」と呼ばれる脂質が含まれています。これらには、血液や血管を守る働きがあります。

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ピーナッツとの違いは?

落花生は別名ピーナッツという名前があるというような認識を持っている方が多いと思いますが、実は植物としてみた場合は落花生といい、そこからとれる種子を食品として扱う場合にはピーナッツという名前になるという分類があります。

ちなみに殻付きの場合の状態はピーナッツよりも落花生という言葉が一般的です。さらに薄皮付きの状態も落花生と呼ぶことがほとんどです。ピーナッツというのは全て皮を剥き終わった後の、食べる直前の状態を言うということなんですね!

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落花生の殻は食べられる?

落花生は硬い殻に覆われているのが特徴的ですよね。ある情報によるとドイツでは落花生を殻ごと茹でて食べることがあるようです。しかし様々なサイトを調べてみましたがそのような明確な情報は一切ありませんでした。

殻ごと食べるというよりかは殻ごと茹でて、茹でた後に殻を剥いて食べるというのが一般的なようです殻ごと食べるというのはおそらく、「薄皮ごと」たべるという情報が何かのきっかけで変わってしまったのではないかと考えられます。

ちなみに落花生の薄皮はとても栄養価が高く優秀な食材ですのでそのまま食べるのがおすすめです。 

ピーナッツの薄皮にはポリフェノールが豊富!

ピーナッツの薄皮には「ポリフェノール」が豊富に含まれています。後ほど詳しく紹介しますが、ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます。

抗酸化ってどういうこと?
私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作りだしています。酸素を利用すると同時に「活性酸素」というものが常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。

活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことです。

一般的に活性酸素は体内の酵素によって分解されていきますが、分解できる量が決まっており大抵は分解できずに体に残ってしまいます。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです。

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落花生を食べるメリット  

落花生には5大栄養素のうち4種の栄養素が豊富に含まれています。

  • たんぱく質
  • 脂質
  • ビタミン
  • ミネラル

そのため健康や美容への意識の高い方に重宝されている食材でもあります。

美容効果

落花生のピーナッツには

  • ビタミンE 
  • レスベラトロール(ポリフェノールの一種) 
  • マグネシウム

などが含まれており、強い抗酸化作用・アンチエイジング・老化抑制・冷え症改善・貧血予防などの様々な効果に期待でき、健康的に美しくなりたい方に支持されています。

糖尿病の防止  

落花生は低GI食品として知られ食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きのある食材です。

そのため、健康な方の糖尿病リスクを減らす、2型糖尿病の方の1日血糖の維持、血糖値を下げる「インスリン」の分泌に必要なマグネシウムの供給源など糖尿病に関するリスクを下げる・糖尿病の悪化を防ぐ働きに期待されています。

抗がん作用

落花生のピーナッツに含まれるレスベラトロールと呼ばれるポリフェノールの一種には

  • 抗炎症効果
  • 浸潤癌(血管やリンパ管などから全身に移行するタイプの癌)の際に起こる、血管新生(腫傷血管を作る働き)を抑制する効果
  • がん細胞の増殖を抑制し、細胞死(アポトーシス)の誘発をする働き

などの効果に期待できると注目されています。現在もレスベラトロールの効果に関する検証は積極的に行われており

  • 乳がん
  • 前立腺癌
  • 胃がん
  • 大腸がん
  • すい臓癌
  • 甲状腺癌

 

などのガン細胞株の増殖抑制効果があることがわかっています。

ダイエット効果

皆さんは「ピーナッツダイエット」をご存知ですか?ピーナッツには

  • 少量でも満腹感を得やすい
  • 低GI食品であるため、腹持ちが良い
  • ダイエットに有効とされる栄養素が含まれている

などのダイエットに効果的な特徴があり、ダイエット中に選ばれる食材としても知られています。ピーナッツにはダイエットの際に有効な栄養素であるアミノ酸、抗酸化物質、カリウム、食物繊維が豊富なため脂質の燃焼作用・カロリーの効率的な消費・むくみ解消・腸内環境を整え便通改善などの効果に期待できます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 落花生は南アメリカやアンデス山脈が発祥
  • 植物としてみた場合は落花生といい、そこからとれる種子を食品として扱う場合にはピーナッツという名前になる
  • 落花生の殻は食べられないが、薄皮は食べた方が良い
  • がん予防になったり美容効果が高いのでお勧めの食材 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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