ライチはなぜ冷凍する？理由や食べる方法・食べ過ぎの危険性も紹介

6～8月に実を実らせ、初夏の時期に旬を迎えるライチ、みなさんは好きですか？独特な甘味と酸味が暑い時期にぴったりのライチですが、食べ方や食べる量には十分気をつけなければなりません。

そこで今回は、

こちらについて紹介していきます。

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ライチが冷凍が多い理由

ライチを買おうを思ったとき、冷凍や缶詰ばかりだなと感じたことはありませんか？せっかくならフレッシュな生のライチが食べたい！と思うかもしれませんが、冷凍が多いのには大切な理由があるんです。

生はすぐに虫が湧く

生のライチがお目にかかれないのは、生のライチには寄生虫がいる可能性があるためです。生のライチはすぐ寄生虫が沸いてしまい、さらに毒性があることが分かっています。

インドでは、生の未成熟のライチを食べたことによる複数の子どもの死亡事故が発生した例も確認されています。

傷みが激しく生では売れない

ライチに限らず、そもそも生の実(み)は傷みやすいものです。そのためそのままの状態ではあまり日持ちせず、少しでも長持ちさせるために、農薬が使用されることも多いです。

 また、海外では生の状態で販売されているライチですが、日本では安全を考慮し、新鮮でないものは冷凍して販売することが食品基準法で定められています。 

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ライチの賞味期限

ライチに冷凍が多いのは、寄生虫の危険性と傷みの早さが理由であることが分かりました。続いては生の状態と冷凍のライチでは賞味期限にどの程度差があるのかを、詳しく見ていきます。

冷凍の物で1週間

生の物は数日も持たない

既述の通り、生のライチはとても傷みやすいです。生の状態では数日も持ちませんので、賞味期限は1〜2日程度と覚えておきましょう。

またライチは常温保存に向いていませんので、必ず冷蔵保存するようにしてください。

どうしても生のライチが食べたい場合は、購入してすぐに新鮮なうちに食べる必要があります。

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ライチを食べ過ぎるとどうなる？

「寄生虫」と聞くと非常に恐ろしいですが、ライチに住む寄生虫は食中毒を起こすまでの危険性はないことが分かっています。ですがライチを楽しむためには、食べる量にも注意が必要です。

風邪のような症状になる

トロピカルフルーツには体を冷やす性質を持つという特徴があります。ライチはそんなトロピカルフルーツの仲間ですが、その反対で「体を温める」効果があるのが特徴です。

それだけ聞くと、一見問題はないように思えますが、過剰摂取してしまうと体の中に熱がこもり、風邪のような症状を引き起こす可能性があるのです。

• 体がほてりのぼせているような感覚
• 慢性的に風邪のような症状が出る
• 鼻血
• 吹き出物・口内炎
• 下痢・腹痛

低血糖になる

ライチにはヒポグリシンという成分が含まれています。

ライチを食べ過ぎると、このヒポグリシンを過剰に摂取することになり、低血糖になってしまう場合があります。未熟な実は特に注意が必要です。

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ライチの栄養素

生食や食べ過ぎには注意しなければなりませんが、ライチはデメリットばかりではありません。正しい食べ方や保存方法、適量を守れば、次のような嬉しい栄養を摂取することができますよ。

葉酸が豊富

ライチには葉酸が豊富に含まれています。葉酸はビタミンB12とともに赤血球を作る非常に重要なビタミンです。

特に、胎児が正常に発育するのを助ける効果があり、妊娠を望む女性や妊娠初期・授乳中には欠かせない栄養となっています。

カリウムやビタミンCも含まれる

ライチにはカリウムやビタミンCなどの栄養素も含まれています。

 カリウムには細胞の状態や血圧を調節し一定した体の状態を維持する働きが、ビタミンCにはコラーゲンの生成補助をするなど肌環境を整える働きがあります。 

その他、ライチには強い抗酸化作用を持つポリフェノールや骨や歯の健康維持効果があるマグネシウムなどさまざまな栄養が含まれています。

まとめ

「ライチはなぜ冷凍する？理由や食べる方法・食べ過ぎの危険性も紹介」について紹介してきましたが、いかがでしたか？

一見可愛らしい見た目でも、食べ物には私たちの知らない一面がたくさん隠れています。生ライチに出会ったら新鮮さを確認し、細心の注意を払って安全に楽しんでくださいね。

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